Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

原田直次郎展

2016-03-20 22:14:42 | Weblog
埼玉県立近代美術館 2016年2月11日~3月27日
この後神奈川会場、岡山会場、島根会場に巡回

 没後10年後に森鴎外が開催して以来100年ぶりの回顧展らしい。なるほど。兄ともども留学して優秀なのに30代で結核で死んでしまうという悲しい兄弟。留学して本格的に上手になって帰ってきてしばらくしたらお亡くなりになったので作品もそもそも少ないのだな。留学したときに着いた先生の作品とか交遊のあった画家の作品とか海外からも借りている(ので四会場も巡回しないとペイしないのだろう。それにしては図録が高いけど)。丁寧ないい展覧会である。しかし明治の洋画ってここまで根掘り葉掘り寄ってたかって研究するのね、江戸絵画とは違うなあ。田能村竹田「山中人饒舌」をもじった寄稿をしてたのが面白かった。
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ファンタスティック 江戸絵画の夢と空想(前期)

2016-03-20 01:01:52 | Weblog
府中市美術館 2016年3月12日~5月8日

 この場合のファンタスティックには江戸絵画面白いですよ的な意味なんでしょうか?そういうくくりの新出作品をメインにした江戸絵画の展覧会。よく知られてるものにもファンタスティックなものはありそうです。仙台市博物館、敦賀市立博物館、徳島市立徳島城博物館からの出品あり。殿様絵画は面白い。前期では原鵬雲、東東洋とか狩野永岳とか巨野泉祐が印象に残った。原在中はファンタスティックのくくりでなくても面白いと思う。No.108は役者の似顔で描かれている。
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国芳イズム―歌川国芳とその系脈

2016-03-20 00:44:47 | Weblog
練馬区立美術館 2016年2月19日~4月10日

 ご本人が洋画家のコレクター悳俊彦氏のコレクションによる、歌川国芳とその系脈の展覧会。コレクションと悳先生の作品には直接的な関係はないようだ。国芳の代表作的な図柄も含まれている。国芳の門人の、名前は事典にのってるけどあんまり作品を見ないような人とかもあって珍しい。あと小林永濯とか尾形月耕とか山本昇雲とか国芳イズムに入るかどうかよくわからないけど浮世絵の流れではある人の作品がけっこうあって面白かった。
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