Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

ユートピア 描かれし夢と楽園

2009-12-10 01:11:00 | Weblog
出光美術館 2009年10月31日~12月20日

 所蔵品を主に一部よそからも借りた、テーマで掘り下げた展示。タイトルからは今一つ何の展覧会なのかわかりにくい気がする。珍しいものがみられます。永納が半分なのがちょっと不満。杏所、この人は何がしたいんだろう。もはや中国ごっこという感じでもない。林和靖は梅・鶴から吉祥画題に組み込まれていくんですな。淵上旭江は『名数画譜』でも三星図だった。仙の百寿老の中に口が×の寿老がいる。ミッフィーか?
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江戸の粋・明治の技 柴田是真の漆×絵

2009-12-10 00:38:28 | Weblog
三井記念美術館 2009年12月5日~2010年2月7日
相国寺承天閣美術館 2010年4月3日~6月6日
富山県水墨美術館 2010年6月25日~8月22日

 アメリカのコレクターエドソンさんのコレクションと国内の作品で構成した柴田是真の展覧会。是真の漆工芸品は幕末明治の工芸品にありがちな素材を超越というか、超絶技巧で別の素材のように見せることをしている。持ったら軽いのでびっくり、なんて萌え~。絵画は集めようと思えばもっとあるような感じ。実はお金をかけて手間を惜しまなければ大回顧展もできるような質、量の作品を残している。漆絵なんてわざわざ難しいことするし。すごいわ。絵の感じとかモチーフの選び方とかときどき河鍋暁斎と似てる。蛙の戯画ぽいのは鳥獣戯画ですね。
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