とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

全国初の病院統合

2007年10月21日 | インポート

Photo  19日に17回目の県政報告会を開催した。講師に、市立酒田病院の栗谷院長にお願いした。栗谷先生は、統合する日本海総合病院の理事長に就任される事が決まっている。先生の講演は、サンルート酒田の会場一杯になった後援会の皆さんに少なからぬ感動を与えた。先生は、外科の名医の他に、もうひとつの顔がある。それは、経営者としての卓越した知識だ。複雑な病院経営の決算書を一目見ただけで、ここが妖しい。ここは無駄。こうすれば改善できると瞬時に見抜く力には、度肝を抜かされる。日本中の自治体病院が赤字経営の中で、市立酒田病院は院長就任するや否や黒字化され、現在は相当のの基金を積み立てられていると言う。先生の本当の気持ちは、病院統合ではなく、新しい市立酒田病院を建設したかったのだろうと思うが、医療環境の悪化が今日の結論に至ったのだと思っている。
 しかし、ここまで来るに大変だった。県立の壁は、半端ではない高さだった。北庄内の医療過疎化を防ぐ為には、先生も私も必死だった。これから先生の真骨頂が発揮される腕の見せ所だ。
 講演では、大事なポイントが三つあった。「酒田は庄内のお産の三分の一だ。周産期医療に力をいれたい。」「統合で、医師や看護師の動揺があるかも知れないが心配しないで欲しい。志の高い医師が必要なのだ」「120床の増築は、地元企業に頑張って欲しい
 あっという間の40分だった。日本で初めての県と市の自治体病院の統合は、全国の関係者が固唾を飲んで見守っている。失敗は許されない。先生の緊張も極限かなと案じている。

コメント
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