とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

伝統の民俗芸能

2007年10月08日 | インポート

009  今日遊佐町で、民俗芸能公演会が芸術祭参加として開催された。48回目だと言う。遊佐町は、6000年前の縄文時代から山麓に住んでいたと言われている。信仰の山「鳥海山」の豊かな自然の恵みに育まれて、多様な生活が送れたのではと、わくわくするロマンが伝統民俗芸能に感ずる事ができた。
 近頃、民俗芸能が見直されて、その復活に取り組む地域がたくさん出てきた。小中学校や高校生もその行事に加わり一役を担っている。これは大切なことで、芸能は幼児期の体験が後で大きく物をいう。芸能発表を見る時間は楽しい。それは、日常生活とは次元の違う刺激に触れるからだ。昔の人はそれを「かぶく」と言って喜んだ。歌舞伎の語源である。民俗芸能は、予備知識なしに誰でもわかるものではない。それを創り上げてきた背景と、それを理解する観衆が一体となって継承されて来たものだ。
 今日の公演は、宮城県と秋田県からの出演も含めて10演目で、休憩時間も含めて4時間の大公演会だった。国の重要無形民族文化財である杉沢比山連中の「曽我」が印象に残った。「おかめ神楽」「道化神楽」や「ひょとこ獅子あやし」には楽しませてもらった。
 こんな伝統民俗芸能を、県として何も支援しないで良いのか。農地・水・環境対策事業で救えそうな気もするが。役所は固い。

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