とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

具体的に進んだ商談会

2008年06月22日 | インポート

Img_1326 中国は、体面や原則を重視する国だと言われている。今回の訪中にも良くそれが現れていると実感した。もっとも、東方水上シルクロード開設者の新田会長が団長での訪問であるからでもある。16日に行われた黒龍江省の栗戦書省長との会談は、ものものしいものだった。大きなゲストルームに、ゆったりした椅子。分厚いじゅうたんの模様や調度品には、気品が漂っている。それに、ずらりと並んだ省幹部。この雰囲気でいろんな要求を出すのは、さすがにおじけそうだ。
 新田団長は、用意されていた四つの要望にひとつを付け加えてくれた。1、やまがた米の輸出入を受け入れて欲しい。2、観光交流、修学旅行生を山形県に送り出して欲しい。3、トウモロコシの安定的供給を図って欲しい。4、相互経済交流の促進。特に、山形県に企業の進出を検討願いたい。要望のエキスだけを取り出すと以上の4点である。それに、「隣県に自動車産業の集積が進んでおり、酒田港を使って、完成車及び関連部品の輸出入をお願いしたい」と結んだ。
 17日にハルビン市と初めての商談会がもたれた。張 桂華ハルビン市(共産党)委員会常任委員 統一戦線部長をトップにした面談会でも、同様の要望を新田団長がしてくれた。全ての事柄について、前向きの返答があり、報道されたように具体的に話が進んだものもある。何度か私も訪中団に加わったことがあるが、こんなにはっきりした回答がでた記憶はない。新しい一ページが始まろうとしている。

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