仲間の中での自分を見つめる10才ごろの子。
10才ごろの年令は、仲間との暮らしの中で自分の良さとともに弱点も発見し、自分を見つめ悩みを抱えるけなげな時期なのです。
おふろでお孫ちゃん1。
「バァバ、Mちゃんとケンカした。だってMちゃんは・・・(どうたこうたら・・・・)
だからさ、私は言ってやったの。そしたらね、泣いてしまったんだよ。
私の言い方がきつかったかもしれないけど・・・でも、がまんできなかったんだもの」
彼女は、自分の言いたいことは比較的はっきりと言う、自己主張の強い子だと思います。
それは彼女の優れた点でもあり、時には欠点ともなって出てくる。
そんな時彼女は「自分はいやな人間だなあ。やさしくないなあ」と悩むのです。
もっと素敵な自分になりたいのに・・・・と。
私は、お孫ちゃんの話を聞きながら、彼女が心痛めているところはそこなんだなと察しました。
「Mちゃんとはすぐに仲直りできたんでしょ。よかったね。Aちゃんの言ったことは間違っていないものね。
誰だって、がまんできなくて怒って、止められなくて、きつくものを言ってしまうことはあるんだよ。
でも、『きつかったかな』って、相手の気持ちを考えられるAちゃんはすごいなあって、バァバは思った。バァバも気をつけます」
ずいぶん前によんだ、日本作文の会の先生が指導した、お孫ちゃんくらいの年令の子の作文を思いだしました。
こんなような内容でした。
ぼくは、また怒って暴れてしまった。
なんで、こうなってしまうんだろう。
ぼくは困った子がいれば助けてあげたいし、忘れ物をした
友達には、貸しても上げられる。
だのに・・・
保健室の先生が「〇ちゃんは本当はやさしいこなんだよ
ね」といった。
涙がぽたぽたでた。
保健室から教室に戻ると、△ちゃんが「〇ちゃん、登
場!!」
といってくれた。
ぼくは、本当にやさしい子になりたい。
「〇ちゃん、登場!!」の一言。
この一言がすべてを物語っている。
このクラスが、仲間を大切にしているクラスであること、仲間に支えられて子どもは成長してゆくんだ、ということが。
作文の彼と、お孫ちゃんが重なりました。
さて、いまから、行動に出ます。
雪もやみました。
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