中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

沖縄の心は我が心

2024年08月08日 09時13分55秒 | 活動日誌
私は正直、今日の新聞記事の「焦点・論点」を読んで、衝撃を受け認識を新たにしたところです。
 
 
「事件多発の根底に安保体制」の見出しで、「基地・軍隊を許さない行動をする女たちの会」の共同代表の高里鈴代さんが報告していました。
 
 
今までも、沖縄における米軍兵の性暴力についての記事を読むたびに、怒りで一杯だった。
 
 
しかし、高里さんの報告は今まで私が知る範囲での実態を遙かに超えて、すざまじいものだった。
 
 
例えば、ベトナム戦争で最前線になった沖縄で、米軍を相手に売春をする女性たちの多くが首を絞められる経験をし、実際、毎年のように数人の女性が絞め殺されたという。
 
9ヶ月の乳児までも、陰部裂傷で死亡したなど、凄惨をを極める事実に読むのが辛くなたった。
 
 
高里さんはいます。
 
 
「軍隊による性暴力には、命がけの戦闘によるストレスの発散、敵を完全に打ちのめした証としてのレイプによる征服感の両方がある」と。
 
 
こうした犯罪にもかかわらず、日本には裁判権がない。
 
 
日本の面積の0.6パーセントの沖縄に在日米軍基地の7割と駐留米軍の7割以上が置かれているのだから、犯罪は起き続けている。
日本の歴史が誤った方向に進んだ異常さが、沖縄に集中して現れています。
 
 
特に、長野は沖縄戦と縁が深い。
 
天皇の御座所や戦闘の司令部を、岩盤の堅い長野県の松代に大本営として作る計画が進んでいた。
 
その完成のための時間稼ぎで、沖縄を本土決戦まで持ち込んでしまったのだ。
 
観光地沖縄も素晴らしいが、「基地の島 沖縄」もみて欲しいと思う。
 
私が初めて沖縄に行ったとき、米軍キャンプには川中島のバス会社ほどのバスが停まっていた。
 
米軍兵の子どもの通学バスだった。
 
「養護学校の子たちは、一台しかないバスに乗ってぐるぐる回り一時間以上もかかって通学している。特に体の不自由な子はどれだけしんどいだろう」と、バスの増設の願いが吹き出ていたときだった。
 
思いやり予算でここまでサービスを・・・と嘆かわしかった。
 
アメリカとも、安保条約ではなくて平和友好条約を結べる時代にしたいものだ。
 
沖縄の心は我が心。
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