蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

シャッターアイランド

2010年12月12日 | 映画の感想
シャッターアイランド

精神病に冒された犯罪者を収容する施設が離島に設けられており、そこで起こった受刑者の行方不明事件を捜索するために、二人の保安官が派遣されます。
彼らに対して施設の警護者や医者はどこか敵対的。
保安官の一人(ディカプリオ)は本来の捜索とは別の目的を持っていました。
島を暴風雨が襲う中、保安官は島の施設の真相を語る医師と偶然めぐりあいますが・・・という話。

原作を読んだことはないのですが、映画から推測するに、それは叙述ミステリなのかな、と思われました。
しかもかなりテクニカル(というかアンフェアすれすれ?)系なトリックなのですが、かなりうまく映像化されているのではないかと感じられました。

映画でのドンデン返しの場面は、私としてはかなりびっくりできて「あれ、どうなってんの?どっちが正解?」みたいに揺さぶられてしまったのでした。

主人公の回想(妄想)シーンが繰り返し出てきて、それは、まあ伏線ではあるものの、ちょっとしつこいかなあ、と思えました。

ディカプリオは役柄(ちょっと神経質な刑事(保安官))にぴったりはまっていましたし、夜中にDVDを見始めたのですが、最後までとめられなくなるくらい、とても楽しめる映画でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おとうと

2010年12月12日 | 映画の感想
おとうと

吉永小百合さんのファン向けの映画でしょうか?

その年代の人たちが「世の中および世の女性方はこうあってほしい」と思う願望を絵にした感じ。

弟役の鶴瓶さんを寅さんにすれば、もろに設定や展開がシリーズと同じなのですが、その弟が亡くなってしまうので、寅さんシリーズのような陽気さがなくて、見ていて気分が落ち込んていくような気がしました。

演出なのでしょうが、登場する人の動きやセリフがみんなぎくしゃくしているようなイメージがありました。(特に、鶴瓶さんのネイティブ関西弁に比べて、時々でてくる吉永さんのそれは、外人がしゃべってるみたいでした)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MILK

2010年12月12日 | 映画の感想
MILK

同姓愛者の基本的人権を主張してアメリカのサンフランシスコ市の市会議員に当選したハーヴェイ・ミルク(ショーン・ペン)の政治活動を描いた作品。

ショーン・ペンが生々しく男と絡むシーンが、なんというか、ショッキングだった。
「オレにその気はないな」とあらためて確認できた気がした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする