蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

隠し剣 鬼の爪

2007年10月01日 | 映画の感想
海坂藩の藩士である主人公は、長年自家の家事手伝いをしてきた娘に惚れているが、言い出せないうちに娘は商家に嫁いでしまう。しかし商家でこきつかわれた娘は体をこわす。それを知った主人公は、娘をむりやり連れ戻す。
主人公の同僚が謀反を企てたカドで牢に入れられるが、脱獄する。主人公は家老と目付から捕縛を命じられ、これを果たす。

冒頭から終盤まで暗い感じの調子が続くが、最後になって一点の曇りもないハッピーエンドになってしまうので「いいのか、これで」と思ってしまった。

主人公の同僚の討伐を命じる家老と目付役は緒形拳と小林稔侍なのだが、この二人なら「悪役に見えて実はいい人」という役どころかと思ったら、終始一貫して(わりとせこい)悪役だったので驚いた。
コメント
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