蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

県庁の星

2007年04月14日 | 映画の感想
県庁のエリート職員(主人公)が民間交流のためにさえない地方スーパーの支店に派遣される。社員もパートタイマもやる気がなく、マニュアル・書類万能の世界にいた主人公はあきれるが、積極的に関与しようとはしなかった。
ある日主人公は、自分がコースから外されていることに気づき、建設会社社長の令嬢との婚約も破談となって自暴自棄となるが、行政の検査で厳しい指摘を受け支店の閉鎖の危機にあったスーパーのパートタイマに頼まれてその再建に協力しはじめる。

と、筋を書くとおもしろくもなんともなさそうですが、脚本や編集が良く出来ているし、織田裕二さんが落ち込み、立ち直るプロセスの演技もなかなか良いものでした。

織田裕二さんの映画というと、某大ヒットシリーズ、ホワイトアウト、トライ、と、かなり?な作品(別に彼のせいばかりではないとは思いますが)が続いましたが、それらに比べると格段に良く、おすすめできます。

ただし、主人公がスーパーから県庁に戻った後の部分は不要でしょう。とってつけたような感じで、主人公の演説は不自然で赤面モノでした。

ヒロイン役は柴咲コウさんなのですが、どうして彼女はどんな役でも怒った顔なのでしょう。何かキャラ作りで無理矢理そうさせられているような気もします。
美しい人なのですから、にっこり笑っていてもらいたいですね。
コメント
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