蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

インサイドマン

2007年02月18日 | 映画の感想
ニューヨークの銀行に強盗団が押し入り、従業員と多数の客を人質に立て籠もり、脱出用の飛行機などを要求する。銀行のオーナーから依頼された女弁護士が介入したりするが、解決には近づかない。人質の処刑場面が公開され、警察は強行突入するが、犯人は人質全員に自分たちと同じユニフォームを着させていて誰が犯人なのかわからなくなる。

印象的な場面で伏線が張られているし、展開が直線的に進むので、ストーリーがわかりやすく楽しめる。犯人、刑事、弁護士といった主役級のみならず、チョイ役もふくめてスタイリッシュでおしゃれな雰囲気をまとっていて、都会的な映画という印象を与える。

中盤で、犯人が人質の子供が興じる携帯型ゲームをのぞきこみ、その残虐な内容に顔をしかめ「オレはこんなことはしない」という旨のセリフをいう。この映画全体を象徴する場面で印象に残った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする