蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

マイレフトフット

2006年12月17日 | 映画の感想
主人公(クリスティ)は脳性小児マヒのため左足を除いて手足を自由に動かすことができない。言葉も十分にしゃべれないが、熱心な女医の治療により四肢の機能がかなり回復し会話も可能になった。左足の指で筆を持って描く絵が魅力的で個展を開くまでになるが、女医が結婚することを知って激しく動揺する。クリスティの苦しみと、貧しいながらも彼を支え続けた家族を描く。

私の息子(8)が見ていて、クリスティの役の人の演技があまりにリアルで、初めのうちはおびえていたが、最後まで見終わった後は(ハッピーエンドということもあって)「クリスティ良かったね」と言っていた。

この手の映画だと主人公を美化しすぎるキライがあるが、クリスティは善人や天使のような人として描かれているわけではなく、エゴや欲望や不満がむきだしの場面もあります。特に女医が結婚することがわかった時の場面がすごい。

コメント
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