蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

エリザベスタウン

2006年08月26日 | 映画の感想
オーランド・ブルーム演じる主人公は、シューズメイカーの花形デザイナーだったが、自らデザインした社運をかけたシューズは大失敗。会社を追われる身となってしまった。自殺まで企てるが、父親が死去したとの知らせを聞いて故郷に帰ることにする。帰路の飛行機のスチュアデスと知り合い、携帯電話で意気投合してやがて二人は・・・という話。

筋を読むと暗い話に思えるが、コメディタッチなので笑いながら見られる。しかし、(他のDVDに収録されていた予告編をみて)もう少ししっとりした、落ち着いた話を期待していたのでちょっとあてが外れた感じ。オーランド・ブルームはこういう話よりシリアス路線に向いていると思うんだが。(関係ないのですが、何と彼は熱心な仏教徒で、最近来日した際もその宗派の指導者に会いにいったそうです。)

何度か出てくるドライブシーンがいかにもアメリカっぽくって魅力的。ラストで父親の散骨をしながら主人公がドライブをするシーンが特に印象に残る。
しかし何と言っても他の役者を圧倒しているのは未亡人役のスーザン・サランドン。夫の葬式でのスピーチシーンが素晴らしい。
コメント
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