老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

あれから2年

2013-03-11 20:33:48 | 災害
もう二年、あれから去った。
 
このように書くこと自体、憚られる「止まったままの時間」の中に、まだ居られる多くの方々。再び「止まった時間」が動き出しても、「戻らぬ時間」という、いかんともし難い重いものを背負って、「動いていく時間」の中にい続けなければならない多くの方々が居られる。

感傷一色と言っていい「報道」。「報道」は、「リード」とは一線を画しての「提言と検証」に、その意義を見出さずして何とする。

この国には、つくづく「政治・行政」と言いうるものがないなあと、思う。全ては「建前」を都合よく使い分けて、「不作為・責任放棄」の隠れ蓑にして恥じぬ。「建前」を、人智の及ばぬ箴言の如く祀り上げて、手を拱く。

住民の暮らしに密着するものは「地方」の守備範囲とする「建前」。「財産権不可侵」の建前。2項・3項の弾力的規定は無きが如く、「公金使途の制約」を持ち出して、個々人の「最低限度の生活を営む権利」を封じ込める。

為すべきは、大規模自然災害+思い上がりが招いた人為災害に対する大方針の速やかな策定であったろう。災害発生時にその任にあった政府・国会は何をなしたか。ヘリでの遊覧飛行なぞ、首相の器の者が為すことではない。その後の二代、共に言葉は踊るが実質はゼロに近い。

全町移転の地域がある。その地域に帰って震災前の「時間・空間」を取り戻すことが、指折る間に、本当に可能になるのか。不謹慎と言われようが、その町の「町長選挙」が行われる不思議。

「除染」という。まるで「神の手」で撫でるが如しの扱いだが、その全体像は全然不明である。狭い国土と言えども広い山野。どのようにして「神の手」は、それを撫で尽くしてくれると言うのか。「除染」が唯一の手段だとしても、それで出たものの「仮設・最終処分場」すら決められない現状を何とするのだろう。これに類して気になるのは、機能破壊された原発・燃料棒のとめどなく続く冷却水の放出。これまた、いかに?である。

大規模災害からの復興に際して、建物の建築確認を一定期間不受理とする規定を、特例で更に三ヶ月延長して、行政側に余裕を持たせたが、それを活かし得たのか。この間、「霞ヶ関から最前線」まで、「建前」を乗り越えるどのような「算段」があったというのだろうか。今でもなお、「最前線は人手不足」の声。何をかいわんやであろう。

「復興」ではダメなのである。目指すは「新生」であろう。どのようにその地域を活かすか。「生活」を根底に置いて、一次~三次産業の再構築を図るの荷は、一市町村の手に余る大事業である。まさに、各界挙げての、オールジャパンでの取り組みなくして為しえぬ大ごとである。

「時」は「人」を待たぬ。無為に過ぎる間にも、天命を終える人たち数多に思いを馳せての「人智集約・結集」。「世界一」を始めとする「掛け声連発」は棚上げしての「知恵」を発揮して頂きたいの「三月十一日」である。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
百山

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「こころ」 (通りがけ)
2013-03-12 02:39:10
今日311で亡くなられた多くの我が正直勤勉勤労納税同朋国民のかたがたの三回忌にあたってつぎのようにお祈り申し上げました。

>>「日本はアメリカの属国である理由・・・M資金は、」いかりや爆氏さま
> そのビル・トッテンさんは、「日本はアメリカの属国ではない」(ごま書房1998年8月出版)のなかで、戦後のアメリカの対日支配を厳しく警告している。
>・・・中略・・・
>7.日本よ、早くマッカーサーのマインド・コントロールから目覚めろ

http://blog.goo.ne.jp/ikariyax/e/9a84469f884cf6df334394bccef5d186

これはマインドコントロールではない。

憲法破壊テロリストによるクーデターコントロールである。

1.地位協定治外法権米軍支配は合衆国軍法交戦規定であり合衆国憲法及び国際法に違反した宣戦布告無き軍事侵攻そのものである。米軍の日本駐留には二国間においても国際法においても一片の法的正当性もなく、まさに米軍が犯す人類が恥ずべき戦争犯罪そのものである。

2,日本国内でこの米軍の恥ずべき戦争犯罪の手先となって日本国憲法を破壊するテロ行為を実行しているのがオウム真理教と同じ政教一致のポアカルト創価学会公明党である。
人類の恥麻原オウム真理教は教団政府を造り国政に進出しようと画策して日本国を支配下に置こうと常時憲法違反のテロ活動を繰り返していたが、それはすべて人類の恥米軍スパイ池田大作創価学会を忠実に模倣した二番煎じであった。
CIAスパイテロリスト池田大作は死去したが創価学会ポアカルトテロ組織は池田大作の隠し子前原誠司が二代目カルト教祖として継承し、日本政府の中枢をあらゆる破廉恥犯罪の限りを尽くして今この瞬間も毒しつづけているのである。

3.戦争と原発事故は人類の恥米軍が地球にもたらした最悪最低の人災の極致である。

「じゃぁどうするか」?

これに対して世界平和実現に尽くす慈悲道徳善良日本人常民は、

1.「日米地位協定を直ちに破棄」し在日米軍をすべて国外へ追放するとともに、

2.「憲法違反ポアカルト米軍スパイテロ組織首領犯罪者前原誠司を国外へ追放」退去させ、

3.世界に冠たる日本人民間技術の粋を「得手に帆あげて」結集し「福一石棺桶化を速やかに達成」しよう。

これが人類史上至高の国の親今上陛下の悠久のおおみこころにしたがう日本人常民の大和魂が身を捨てて求めるところであり、釈尊が教え示した菩薩行の勧めにかなう「帰依仏法僧」の不退転の実践である。

それこそが扶桑の菩薩国が万余年親の心から子の心へ拈華微笑代々伝えつづけて来た「躾け」である。

阿耨多羅三藐三菩提心
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