老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

能登半島地震

2024-01-29 23:09:53 | 災害
2024年元旦、誰もが心穏やかに過ごすはずのこの日の夕方、能登半島に大地震が発生し大きな被害が出ているというニュースが流れ、日本中が衝撃と不安に包まれました。

我が家でも午前中に近くの神社で「世界の平和」と「家族の健康」を祈願し、夕方には我が家を訪れた娘家族と共に祝い膳を囲み始めた矢先にこのニュースを知ることになり、高校時代の親友が石川県(志賀町)に住んでいる娘が心配して先方に電話をかけ、「家が壊れてもう住めないかもしれない、猫が心配」と聞いて、「何か手助けできないか」とオロオロして、お正月気分は吹き飛んでしまいました。

その後ニュースで伝わってくるのは、死者236名(災害関連死を含む)、安否不明者19名、住宅被害4万棟超という甚大な被害状況と、避難生活をしている人たちの健康状態の悪化等、一刻を争う状況改善の必要性でした。

しかし、それに対する岸田総理をはじめとする政府の反応は鈍く(裏金問題で頭がいっぱい?)、対応は非常に遅く感じられ、こんな調子では助かる命も助からないと、強い苛立ちと焦燥感を覚えました。

地震発生から間もなく一か月。最近ようやく他の自治体からの助けも入り、少しずつインフラも整備され始めたようです。またボランティアの受け入れも開始され、現地に支局を持つ東京新聞等、メディアからの「リアルな今の状況」「早急に改善が必要なもの」の具体的な情報発信も増えて、それに応えようとする動きも見えてきて、事態が少しずつ改善されていることが感じられ、政府がトンチンカンでも生活を続けていくしかない人々の持つ底力は頼もしいと、少しホッとしています。

ちなみに、娘の友人は当初は自分の車に毛布を運び入れて猫と一緒に寝泊まりし、近くの食堂が提供してくれる食事を摂り、ストックしていた水を使って過ごしていましたが、1月4日には電気が通り、給水車も来るようになって、今は何とか自宅で暮らせるようになったそうです。

厳しい寒さと相俟って、能登地震被災地の皆さんにはまだまだ辛い日々が続きますが、日本全国の人々が被災地に向き合い、ささやかでも自分にできることをしたいと願っていることを信じて、どうか、今何が必要か、遠慮なく声を上げ、無事に生き抜いてください。私も状況がもう少し落ち着いたら、是非能登の地を訪れたいと思います。(『応援割』は要りません!そのお金があったら直接被災者支援に回してください!)

「護憲+コラム」より
笹井明子

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