老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

不当な東京高裁「日の丸・君が代」判決

2011-01-30 11:08:54 | 社会問題
朝日新聞が報道している06年の東京地裁の判決要旨に賛成し、東京高裁の不当判決については1月29の朝日新聞の社説を支持したい。

東京地裁判決要旨(朝日新聞報道)
http://www.asahi.com/national/update/0128/TKY201101280209.html

『06年9月の一審判決は、君が代・日の丸について「皇国思想や軍国主義思想の精神的支柱として用いられ、今も国民の間で宗教的、政治的に価値中立的なものとは認められていない」と言及。都教委の通達は「教育の自主性を侵害し、教職員に一方的な一定の観念を生徒に教え込むことを強制するに等しい」として、教育基本法が禁止する「不当な支配」にあたり、違法だと判断した。さらに、国旗国歌をめぐる訴訟で初めて、処分を前提とした起立や斉唱の強制は憲法19条が保障する思想・良心の自由の侵害にあたると明確に認めた。』

1月29日の朝日の社説
http://www.asahi.com/paper/editorial20110129.html#Edit2

『数々の演劇賞を受賞した永井愛さん作・演出の喜劇「歌わせたい男たち」(2005年初演)は、卒業式の日を迎えた都立高校が舞台だ。
 教育委員会の指示通りに式を進めようと必死の校長。君が代斉唱の時、起立しないと決めている教師。そんな葛藤があることを知らぬまま、ピアノ伴奏を命じられた音楽講師……。
 私たちは、式典で国旗を掲げ、国歌を歌うことに反対するものではない。ただ、処分を科してまでそれを強いるのは行き過ぎだと主張してきた。
 最後は数の力で決まる立法や行政と異なり、少数者の人権を保護することにこそ民主社会における司法の最も重要な役割がある。最高裁、高裁とも、その使命を放棄し、存在意義を自らおとしめていると言うほかない。
 近年、この問題で都の処分を受ける教職員は減っている。違反すると、罰は戒告、減給、停職と回を追って重くなるうえ、定年後の再雇用が一切認められなくなるからだ。そんな脅しと損得勘定の上に粛々と行われる式典とは何なのか。いま一度、立ち止まって考える必要があるように思う。……』

それにしても東京高裁の判決では判決文を書いた裁判官は既に定年退官したのか、別な裁判官がそれを代読〔都築弘裁判長(三輪和雄裁判長代読)〕したと報じられているが、いかなる理由があろうが代読では裁判の公開の原則を冒涜するものであろう。

ところで余談であるが、個人的には国歌の斉唱については、題名「君が代」と歌詞を変えれば、いかなる場所での国歌斉唱にも賛成である。題名・歌詞の変更を望む理由は、明治憲法の天皇主権時代の天皇を崇める歌詞「君が代」が現行憲法の国民主権時代にも同じであるのはそぐはないとの思いと、昭和天皇時代には太平洋戦争の戦争責任のある天皇を崇める君が代の歌詞に違和感があったからである。

「護憲+BBS」「裁判・司法行政ウォッチング」より
厚顔の美少年
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政治色の濃いS&Pの国債格下げ発表

2011-01-29 16:16:05 | 民主党政権
先日米国の格付け会社S&Pが日本の長期国債の格付けを1ランク下げてAA-にしたと報じられ、今何故だとの疑念が生じた。以前から日本の財政赤字は900兆円超で世界一であると言われながら、その国債は95%が国内で消化され、しかも国民の預貯金総額は1400兆円あるということを担保にして、欧米とは内容が違うということが世界の通念となっていたので寝耳に水の思いであった。事実昨日ガイドナー米財務長官もS&Pの格下げ後、「日本は貯蓄率も高い」と述べているとおりである。
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C9381959FE0EAE2E7E68DE0EAE
2E3E0E2E3E39494E0E2E2E2  

何故この時期にS&Pはこのような発表をしたのであろうか、一方同じ米国の格付け会社のムーディーズはこれまでどうり「Aa」の格付けを維持し、「安定的」との評価である。そしてS&Pの格下げ発表後の円:ドル相場は一時的に82円前半から83円前半まで約1円円安に振れたが、深夜には再び82円台に戻っていた。83円台は1月13日にもつけているので驚くに当たらない。本当に日本の財政が南欧州諸国のように危機的な状況であれば今回の格下げを機に一気に90円台の円安になっても不思議ではない。一夜明けて28日の東京市場も終始82円60銭前後で推移し、昨日のS&Pの格下げ発表前の水準で、その影響は無かったも同然である。

要はS&Pの発表は為替市場の実態を反映したものではなく、市場は依然として1400兆の国民の総貯蓄額を信認して「安定的」との見方が大勢ということであろう。しかし日本政府がいつまでもこれに胡座をかいて赤字国債を発行し続けて良いはずはない。それは既に小泉政権時代から福田政権までにも国債発行に上限を設定していたことでも分かる。

そして08年のリーマンショックによる世界同時不況で一気に歳入が落ち込み、麻生政権がその掟を破らざるをえなくなり、今の民主党政権までも歳入不足が尾を引き、来年度予算案は国債発行が歳入を上回っているのが現状である。それを踏まえての警鐘であれば分かるが、正式な格下げ発表は一体何だとの疑念を抱かざるを得ない。事実市場ではS&Pの格下げ発表に為替も長期金利も殆ど反応していないことを見ても分かるとおりである。

それではS&P格下げの背景は何か。推察するに、菅首相は支持率回復のために平成の開国をぶち挙げ、6月までに税と社会保障の一体改革を唱え、野党からわざわざその推進論者の与謝野氏を経済財政相に抜擢し起死回生を期して通常国会に臨んだ。しかし、その唐突な政策と与謝野人事は野党からだけでなく与党からの批判にも晒され、このままでは税と社会保障の一体改革は頓挫しかねない状況に置かれている。一方消費税をアップして財政再建に踏み込みたい財務省もこの機会を逃しては成らないとの利害では菅-与謝野-野田ラインと一致していることは間違いない。そこで主務官庁である財務省が独自の人脈を使って一か八かの賭けに出て、米国の格付け会社を動かしたとの見立てである。昨年も日銀の利下げに際しそのような噂があったような気がする。

S&Pが格下げを発信してから、先週末の国会では菅首相もその対応で野党からいろいろと追求されたが、結果的にマスコミも日本の国家財政の状況を取り上げ始め、消費税アップ止む無しのムードづくりの報道がなされ始めたように見える。一見S&Pの格下げ発表は菅政権には逆風に見えるが、税と社会保障の一体改革は大手メディアも含めた旧政官業も望むところであり、メディアは今後総力を挙げて世論を操作して消費税増税のムードを盛り上げ、菅政権が国会の内外で税と社会保証の一体改革の議論に入りやすいようにしていくことは目に見えている。

与謝野経済財政相も野田財務大臣も記者会見ではS&Pの発表は寝耳に水だと言わんばかりで白を切り、菅首相もぶら下がりの記者質問に笑いながら「このようなことは疎い・・」と言って逃げていたが、実態は「やらせ」のように思う。その疎さの反動で国会では野党からも危機感が足りないと追求され、メディアも菅首相の鈍感(菅)振りを掛詞で報じているが、まさか本当のことを言えるはずもなく、それに耐えて、菅首相は「してやったり」とばかり、ダボス会議に飛び立ったと見ている。なぜならS&Pの格下げ発表が「税と社会保障の一体改革」議論を盛り上げる追い風に成ることは間違いないからである。それをわざと知らぬ振りをして見ているメディアに、国民は騙されてはいけないと思う次第である。

こうなったら菅首相には「税と社会保障の一体改革」にプラスして、独立行政法人とその関連組織の一体解体を望むしかない。

「護憲+BBS」「政権ウォッチング」より
厚顔の美少年
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フィクション「私の病気は何なのでしょうか?」

2011-01-27 17:15:08 | 民主党政権
最近、咳が止まらなくなって、微熱もあるし、食欲もない。何をするにもやる気が出なくて、近所の「藪駄目医院」に行きました。そうしたら、藪駄目先生ったら、パソコンの画面ばかり見ていて、全然私の顔見ないんですよ。

「あなたの病気は治ります、大丈夫、私が治してあげます」って胸をはって言うんですけれど、「やる気が出ない?それはストレスですね、ほら見てご覧なさい、ストレス数値が高くなっているでしょう」と、パソコンの画面見てばかり。

「仕事がない?それが原因ですね、雇用!雇用!雇用!です」って、いきなり立ち上がって拳を振り上げて叫ぶんですもの、ビックリしました。で、にっこり笑って(パソコン見たまま)「ハローワークに行きなさい、それであなたの病気は解決しますよ。その前に注射をしましょうか?少し痛いけれど患者さんにもご負担いただかいないと‥。この注射は痛いだけで、たいして効き目もない‥じゃなかった、よく効きますよ。」

仕事がないのも本当に困っているのですが、やりたい仕事がない‥というのも原因です。この先生、何だか信用出来そうにないなので他の病院を訪ねてみました。

そうしたら今度は恐い顔の女医さんが出てきて、私を睨みつけて「何、やる気が出ない?食欲もない?そういうのを『平和ボケ病』というのよ外の様子をご覧なさい。あの男性は戦争で片足吹き飛ばされたのよ。食欲がないなんて、こっちの子は食べる物がなくて、栄養失調で死にそうなのよ、あなたの病気は『甘え病』ね。生きる目的がないんじゃないの?私?私は高名な女医になることが目的だったわ、若い頃『誰のために女医をするか』なんて本も出したりしてね、え、誰のため?そりや勿論、自分のためよ」と、お説教されただけで全然話になりません。

次の病院の先生はメガネをかけていて、見た目は一番まともなのですが、藪駄目医院の名前を出したら「あいつは、私がいた病院をのっとったんだ。酷い奴だ、あんな医院廃業させてやる!解散だ!」と怒りだしてしまいました。

その他、病院の先生だと思ったら宗教の勧誘の人だったり、女性カウンセラーは、「育った環境が悪かったんじゃないですか?だいたい今の治療法は間違っていますよ。子ども手当で空母が買えるのに、何考えているんですかね」と、分けの分からない事言ってばかりで、、、。益々具合が悪くなって、もし、重い病気だったらどうしようと不安は益々つのるばかりです。

え、私の名前?「迷える主婦」?違いますよ、そんなんじゃないですよ。私はあなたですよ。この国で生きている国民全部ですよ。

※ この物語はフィクションですが、あなたがご存知の実在の人物の顔を思い浮かべて 読んで見てください。尚、実在の人物とは何の関係もありません。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
パンドラ 
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菅首相の施政方針演説を聞いて

2011-01-25 17:41:20 | 民主党政権
菅首相の23年度予算の所信表明演説を聞いたが、平成の開国、社会保障と税の一体改革、最小不幸社会の実現、不条理の是正等に関して、小沢氏を支持するグループを敵に廻してどこまで党内で議論が尽くされ合意形成されているのか疑わしい。これでは党内不一致で、単なる国民受けを狙った空論の実施はむつかしい。すでに野党にも見透かされ、そっぽを向かれているようである。

例えば平成の開国であるが、現在40%と言われる日本の食糧自給率がどこまで上がり、雇用がどれほど増えるのか、また社会保障と税の一体改革と称して消費税増税を臭わしているが、無駄の削減をを鼻血が出なくなるまでやったのか、仕分け作業でお茶を濁し、十分だというのであればとんでもない思い違いである。更に最小不幸社会と国民生活第一とどう違うのか、違うとすればそれによって09年マニフェストの内容と工程表がどう変わるのか、党内でコンセンサスが採れているとは思われない。

また不条理を言うので在れば、普天間基地の辺野古移転は名護市長選、名護市議会選、沖縄県議会選、直近の沖縄県知事選ですべて県民・市民はノーを突きつけたはずである。これを無視すること以上の不条理は無いはずであり、昨年5月の米国との協議を県民の意思に沿って改めることが最大の条理なはずである。これを改めずして首相に不条理を語る資格があるとは思えない。その不条理を正せば社民党も態度を軟化させ衆議院での三分の二の多数も見えてこようというものである。

更に民主党打倒を叫び著書まで出した与謝野氏を大臣に据え、一方で民主党政権樹立に功績のあった小沢氏を追い出そうとすることも条理を逸脱している。まるでスターリン粛正のまねでもしようとしているようである。そこまでして野党の歓心を買いたいのであれば菅支持グループは民主党から出て野党と連立政権を樹立し、解散総選挙で信を問うたら良い。そうすることが最も条理にかなっているはずである。

「護憲+BBS」「国会ウォッチング」より
厚顔の美少年



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「イマジン」・・・菅内閣に捧げる

2011-01-24 10:49:36 | 民主党政権
想像してごらん かつて民主党を支持した人たちがいたことを
ほら、簡単でしょう?
私たちの暮らしは 不安で一杯だったけれど
誰もが安心して空を見上げられる日を 一緒に作って行くつもりだった
想像してごらん みんなが
希望を捨てていなかった時期があったって...

想像してごらん 抑止力なんて虚構だということを
そんなに難しくないでしょう?
どの国に対しても 敵視することも言いなりになることもない
戦争し続ける国に わざわざ手を貸す必要などあるはずがない
想像してごらん アジアの国同士が互いに工夫して
平和な関係を築いていけるって...

私のことを夢想家だと言うかもしれない
でもそう考えているのは私一人じゃない
今は沖縄の人も本土の人も 仲間になって
自分たちの国のことは自分たちで決めると 心に決めたんだ

想像してごらん 権力にしがみつく自分の姿を
あなたたちには無理かもしれないけれど
仲間を切り捨てたり 脅したりするやり方を
私たちは 自分がそうされているように感じながら見ている
想像してごらん 日本中の人たちが
あなたたちへの失望と怒りをつのらせているって...

私のことを夢想家だと言うかもしれない
でもそう考えているのは私一人じゃない
今は沢山の人たちが あなたたちが去って
人を大切にする政治が芽生え育っていくことを 待ち望んでいるんだ

Imagine-John Lennon (YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=-b7qaSxuZUg


「護憲+コラム」より
笹井明子
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1・22の朝日新聞の社説「小沢氏の姿勢―国会を台なしにするのか」に一言

2011-01-24 09:58:56 | マスコミ報道
1月22日の社説は「小沢氏の姿勢―国会を台なしにするのか」と題して、小沢氏が政倫審出席を引き延ばしたことを捉えての小沢パッシングである。
http://www.asahi.com/paper/editorial20110122.html#Edit1

朝日の小沢批判は何も今に始まったことではない。小沢憎しで陸山会秘書の大久保氏が逮捕されてから連綿と続いてる。その大久保秘書の突然の逮捕については、村木事件捏造で逮捕された前田元検事が作成した供述調書を、東京地検特捜部はつい先日取り下げたと報じられたが、何と無様なことであろうか。当時メディアは検察からその供述内容が一部リークされるや「関係者に依れば・・」の冠をつけて大々的に報じたが、その最右翼は朝日ではなかったか。22日の社説の前に、そのようないい加減な報道に対する反省がまず先であろう。

さて余談はそれぐらいにして、小沢氏は「自分の政治と金の問題が通常国会開催の妨げになれば出席する」と言っていた筈である。ところがどの野党も問責決議された仙谷官房長官と馬淵国交相の更迭は国会開催の条件に挙げていたが、小沢氏の政倫審出席を条件にはしてなかった。それもその筈、先の臨時国会開催にも応じているのであるから、今更通常国会の開催の条件に小沢氏の政倫審出席を持ち出しても筋が通らない。

その結果民主党の要求通り24日からの通常国会開催にも全ての野党が応じ無事開催される段取りである。そのような意味で1・22社説の「小沢氏の姿勢―国会を台なしにするのか」との題名は的はずれであることは明らかである。また国会が「台なし」となるとすれば、菅首相の政策のぶれと民主党の政治理念と全く違う与謝野氏の抜擢による弊害であろう。むしろ自民党にいた与謝野氏に政治と金の問題はないのか、そちらの方が心配である。

また社説は小沢氏のこれまでの言質をもとに政倫審出席を有言実行すべきだと言うが、小沢氏は起訴され被告人にされることは時間の問題である。被告人には憲法で防御権が認められ、公判においても黙秘権が認められている。何より憲法に基づく基本的人権の擁護が優先されるべきであるが、朝日は被告人の基本的人権をどのように考えているのか。まして小沢氏は検察に起訴されたのではなく、検察審査会の起訴である。それは検察という行政機関の不起訴処分と言う行為に対する不服であって、同じ起訴でも検察の起訴とは本質が違うことは巷間でも言われているとおりである。

一方でメディアは世論調査を小沢氏の国会での説明を求めるよりどころにしているように見えるが、それはメディアによる自作自演であり、メディアの世論操作に依るところも大きい。メディアは先ず、被告人には防御権という基本的人権があることをどれだけ国民が理解しているか世論調査してみるべきである。被告人の防御権という基本的人権が世論に十分理解されていないことにつけ込んだ世論調査は、正義に欠けると言うべきであろう。

「護憲+BBS」「マスコミ報道を批評する」より
厚顔の美少年
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『「思いやり予算」と言いません』前原外相

2011-01-22 17:09:56 | 民主党政権
1月22日の朝日新聞朝刊に『「思いやり予算」と言いません』と前原外相が宣言したと報じられている(アサヒコムも参照)。
http://www.asahi.com/politics/update/0121/TKY201101210535.html

昨年12月の投稿『思いやり予算」の呼称を表現封殺』で、次のような指摘をしたことがある。

>5日のNHKの日曜討論を途中からラジオで聞いていたが、その中でNHKの司会者が防衛省予算に計上されている在日米軍駐留経費負担の通称となっている「思いやり予算」という呼称について、この呼称は正式なものでないのでこの番組では使用しないようにお願いしますと言う趣旨の司会をしていた。

上記のことと今回の前原外相の発言趣旨は全く同じである。偶然の一致にしてはおかしいと、誰もが思うはずである。と言うことは、前原外相がNHKへ「思いやり予算」という呼称の変更を要請したのではないかと、勘ぐられてもやむをえないであろう。さらに今日の記事ではアメリカ政府高官から「もっと相応しい呼称」をとの声があったように報じられている。

仮に前原外相がNHKテレビに出演して直接呼称の変更を言ったのであれば構わないが、現職の外相や行政が公共放送に直接要望したり、NHKが外相の要望を受けて日曜討論番組で司会したのであれば、放送法に照らして明らかにおかしい。

NHKは日曜討論の司会者の発言と今回の前原外相の発言の偶然の一致について放送法第1条2項の「不偏不党」及び3項の「放送に携わる者の職責」に照らして説明責任を果たしてほしいものである。

一方国会では今の野党自民党は外交防衛与党であり、民主党政権の米国絡みのことは国会で余り追求しない。そのため国民のチェック機能がはたらかないのは困ったものである。

☆放送法
第1条 この法律は、左に掲げる原則に従つて、放送を公共の福祉に適合するように規律し、その健全な発達を図ることを目的とする。

1.放送が国民に最大限に普及されて、その効用をもたらすことを保障すること。
2.放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによつて、放送による表現の自由を確保すること。
3.放送に携わる者の職責を明らかにすることによつて、放送が健全な民主主義の発達に資するようにすること。
http://www.houko.com/00/01/S25/132.HTM


「護憲+BBS」「マスコミ報道を批評する」より
厚顔の美少年
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取り調べの「全面可視化」は急務

2011-01-21 15:12:32 | 民主主義・人権
1月20日の朝日新聞1面トップは「自白調書、誘導で確認 大阪地検支部、知的障害者に」との見出しで詳細をつぎのように報じている。

『大阪府警に現住建造物等放火などの容疑で逮捕・送検された男性(29)に知的障害があり、物事をうまく説明できないのに、男性が取り調べで詳細な犯行状況や謝罪の言葉を述べたとする「自白調書」を大阪地検堺支部の男性検事(41)=当時=が作成していたことがわかった。朝日新聞が事件関係者を通じ、同支部が取り調べの様子を撮影・録画したDVDを分析。何度も説明に詰まる男性に対し、検事が調書の内容に沿うように事実上誘導しながら確認する場面が残されていた。(後略)』
http://www.asahi.com/national/update/0119/OSK201101190170.html
http://www.asahi.com/national/update/0119/OSK201101190170_01.html

その他NHKをはじめ各メディアもこのことを報じているが、それに対して大阪地検次席検事は反省の弁もなく、「捜査自体は違法ではなく、起訴当時の判断には問題はなかった」と述べている。

また北海道警察本部でも「警部補 うその調書作成の疑い」があったとNHKは報じている。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110119/k10013506311000.html

更に、今日は以下の報道もあった。

・1月21日NHKニュース及びアサヒコムより「元特捜検事作成の調書 申請撤回」、「前田元検事が作った大久保元秘書の調書撤回 陸山会事件」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110121/k10013536481000.html
http://www.asahi.com/national/update/0121/TKY201101200606.html

・1月21日アサヒコム・朝日新聞1面トップ記事より「取り調べで暴行、大阪府に賠償命令 地裁所長襲撃で無罪」
http://www.asahi.com/national/update/0120/OSK201101200063.html

今この時間にもどこかの警察や検察でこのような取り調べや嘘の調書が作成されていることを思えば、全面可視化は待ったなしである。

「護憲+BBS」「裁判・司法行政ウォッチング」より
厚顔の美少年
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菅首相の外交防衛指針とは

2011-01-20 09:42:34 | 民主党政権
メディアによれば菅首相は近々公開の場で外交防衛について指針を述べるらしい。尖閣問題に端を発した日中関係の悪化、ロシア大統領国後訪問の誤算、これらは何れも前原外交の失敗の結果であるが、前原外相以上に外交に疎いと言われる菅首相が一体何を表明するのであろうか。おそらく前原外相の外交防衛論のオウム返しで、基本は中国・北朝鮮・ロシアを警戒して日米韓ひいてはオーストラリア、ニュージランド と連携してアジア太平洋の外交・防衛を展開するというものであろう。

そもそも前原外相は民主党が野党だった時代から自民党の外交防衛会議に顔を出していたのだから、現在の彼の外交防衛論は当然の結果であろう。しかしこれは基本的に米中ソ冷戦時代の日米の中ソ封じ込め外交と何ら変わりはない。下記ブログ「世に倦む日日」氏は菅政権の外交防衛戦略を自民党麻生首相がかつて唱えていた「自由と繁栄の孤」を思い出すと述べているが全く同感である。http://critic6.blog63.fc2.com/blog-entry-427.html

ところで自民党は民主党政権になって鳩山前首相の普天間基地の「最低でも県外移設」案には猛烈に反対して、ついに鳩山前首相にそれを断念させたが、菅政権になって前原・北澤両大臣の外交防衛方針や言動については全く異議も唱えなくなり、もっぱら内政問題で異を唱え対峙している。その原因は菅首相には鳩山氏や小沢氏のように確たる外交理念が無く、米国従属外交を展開する前原・北澤の意のままであり、自民党も反対する理由がないからである。

むしろ最大野党の自民党が何も反対しないことを良いことにして、前原・北澤両大臣は自民党政権以上に日米韓の軍事協調路線を進めようとしていることは明らかである。おそらく今の状態で在れば、米国の対イラクやアフガン戦争を支援するために海上自衛隊を使った各国艦船への給油艦派遣にも反対しないであろう。あのころ非米の立場をとっていた民主党はどこに行ったのだろうか。おそらく鳩山・小沢・輿石氏等には未だその意思は残っているであろうが、実権がないだけに封じ込められている感じである。

このように今や民主党の外交防衛政策は自民党政権時代の踏襲であり、二大政党間に違いが無くなっている。よって本来共産党や社民党が追求すべきであるが衆参の議席も少ないため、国会での質問時間も短く外交防衛問題まで追求する時間が採れないのが実態であろう。一方メディアも、菅政権の外交防衛路線を黙認して全くと言っていいほど論評していない。果たしてこれで日本の外交防衛はいいのであろうか、こと外交防衛に関する限り戦前の大政翼賛会の二の舞に成りやしないかと心配である。

「護憲+BBS」「政権ウォッチング」より
厚顔の美少年
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菅内閣の不発弾

2011-01-19 07:13:08 | 民主党政権
菅内閣は与謝野という不発弾を抱え込んだようなものである。与謝野氏が通常国会中に与党民主党や野党から何らかの衝撃を受けて経済財政相を辞任するか、自ら自爆して辞任すれば菅内閣は吹っ飛ぶであろう。

特に辞任の理由として、「自分の財政再建の理念と民主党の09マニフェストや社会政策の理念の違いは埋めようがない」ことを大義名分にできるだけに、何時それが爆発するか不気味である。

それだけに、与謝野氏には民主党内閣を潰そうとするあらゆる勢力や大物から夜の宴席のお誘いが頻繁にあることだろう。最大の政局は夜の赤坂・六本木で作られそうである。

「護憲+BBS」「政党ウォッチング」より
厚顔の美少年
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