5月27日、蓮舫参議院議員が、7月7日に投開票の都知事選への立候補を表明。記者会見を開いた。
冒頭蓮舫氏は、『今自分が身を置いている国政で起きている「裏金議員」「政治とカネの問題」への対応を岸田総理に何度も問いただしたが、本当に改革しようという本気度が感じられず、怒りと失望を覚えてきた。
直近の衆院補選や静岡県知事選では、立憲民主党候補や野党候補が選ばれ、「裏金議員」「政治とカネの自民党」、そして、その自民党の延命に手を貸す小池都政をリセットして欲しい、という国民の声ははっきりした。今は、その先頭に立つのが自分の使命だと感じている』と今回の立候補の動機を説明。
その上で、『8年前、都議会自民党の伏魔殿、都庁のブラックボックスを壊すといって都知事選に立候補した小池さんだが、8年たった今、小池さんの七つのゼロ公約は、どこに行ったのか。
選挙前年に決めた18歳以下の子供への五千円支給、都庁のプロジェクションマッピング、全都民に配られた小池知事の顔写真入り東京防災ブック、顔写真とメッセージ・サイン入り防災ポスターなど、今は公金を使った事前の選挙活動とも思える予算の使い方をしている』と小池都政を批判。
『こうした予算を見直して、格差で光があたらない、困っている人たちに政策を届けたい、仕事を、食べ物を、安心を届けたい、子供たちに教育の充実を届けたい』と、自らが都知事として目指す基本理念を語った。
https://www.youtube.com/watch?v=XFZEye3jI8Y
その後蓮舫氏は、記者から投げかけられた質問に呼応する形で、6月1日に都庁下の炊き出し(主催:新宿ごはんプラス、もやい)を視察。
その上で、「プロジェクションマッピングは期間限定で集中して予算を削減し、余剰を食料配布への援助等、足りない部分に付け足していく(中略)それは知事になってすぐ考えたい」と語ったという。
https://tanakaryusaku.jp/2024/06/00030770
ちなみに、上記の田中龍作氏の記事によれば、小池都知事は10年続いている都庁下の食料配布に、一度も視察に来たことがないそうだ。
現場に足を運び、日々の暮らしを営む人たちと直接対話しようとはせず、どこか上の方で作り上げた、利権がらみと思われる政策を、トップダウンで下におろすという小池知事の姿勢は一貫しているようにみえる。
そんな利権と自己保身の体質を引きずった小池都政を今も手放したくない人たちが、「反自民」「非小池都政」を掲げるリベラル勢力「オール東京」に後押しされて立候補する蓮舫氏を当選させるわけにはいかないことは、容易に想像できる。
現に、蓮舫氏にたいするネガティブキャンペーンと、小池知事出馬待望論が、テレビやSNS上で、さっそく繰り広げられている。
しかし、2020オリンピックや、神宮外苑や日比谷公園の木々を伐採する都市再開発計画、都庁のプロジェクションマッピング等々、一見華やかそうに見えて、その実中身のない空疎な光景を、私たちの多くがもはや望んでいないことは、直近の衆院補欠選挙やいくつかの首長選、区議選の選挙結果を見ても明らかだ。
蓮舫氏が都知事選に勝利して、東京に本当の豊かさを取り戻し、東京、ひいては日本に暮らす人々に、『仕事を、食べ物を、安心を届け、子供たちに教育の充実を届ける』政策を展開する第一歩を踏み出し、都民と共に育てていくことを、心から期待したいと思う。
「護憲+コラム」より
笹井明子
冒頭蓮舫氏は、『今自分が身を置いている国政で起きている「裏金議員」「政治とカネの問題」への対応を岸田総理に何度も問いただしたが、本当に改革しようという本気度が感じられず、怒りと失望を覚えてきた。
直近の衆院補選や静岡県知事選では、立憲民主党候補や野党候補が選ばれ、「裏金議員」「政治とカネの自民党」、そして、その自民党の延命に手を貸す小池都政をリセットして欲しい、という国民の声ははっきりした。今は、その先頭に立つのが自分の使命だと感じている』と今回の立候補の動機を説明。
その上で、『8年前、都議会自民党の伏魔殿、都庁のブラックボックスを壊すといって都知事選に立候補した小池さんだが、8年たった今、小池さんの七つのゼロ公約は、どこに行ったのか。
選挙前年に決めた18歳以下の子供への五千円支給、都庁のプロジェクションマッピング、全都民に配られた小池知事の顔写真入り東京防災ブック、顔写真とメッセージ・サイン入り防災ポスターなど、今は公金を使った事前の選挙活動とも思える予算の使い方をしている』と小池都政を批判。
『こうした予算を見直して、格差で光があたらない、困っている人たちに政策を届けたい、仕事を、食べ物を、安心を届けたい、子供たちに教育の充実を届けたい』と、自らが都知事として目指す基本理念を語った。
https://www.youtube.com/watch?v=XFZEye3jI8Y
その後蓮舫氏は、記者から投げかけられた質問に呼応する形で、6月1日に都庁下の炊き出し(主催:新宿ごはんプラス、もやい)を視察。
その上で、「プロジェクションマッピングは期間限定で集中して予算を削減し、余剰を食料配布への援助等、足りない部分に付け足していく(中略)それは知事になってすぐ考えたい」と語ったという。
https://tanakaryusaku.jp/2024/06/00030770
ちなみに、上記の田中龍作氏の記事によれば、小池都知事は10年続いている都庁下の食料配布に、一度も視察に来たことがないそうだ。
現場に足を運び、日々の暮らしを営む人たちと直接対話しようとはせず、どこか上の方で作り上げた、利権がらみと思われる政策を、トップダウンで下におろすという小池知事の姿勢は一貫しているようにみえる。
そんな利権と自己保身の体質を引きずった小池都政を今も手放したくない人たちが、「反自民」「非小池都政」を掲げるリベラル勢力「オール東京」に後押しされて立候補する蓮舫氏を当選させるわけにはいかないことは、容易に想像できる。
現に、蓮舫氏にたいするネガティブキャンペーンと、小池知事出馬待望論が、テレビやSNS上で、さっそく繰り広げられている。
しかし、2020オリンピックや、神宮外苑や日比谷公園の木々を伐採する都市再開発計画、都庁のプロジェクションマッピング等々、一見華やかそうに見えて、その実中身のない空疎な光景を、私たちの多くがもはや望んでいないことは、直近の衆院補欠選挙やいくつかの首長選、区議選の選挙結果を見ても明らかだ。
蓮舫氏が都知事選に勝利して、東京に本当の豊かさを取り戻し、東京、ひいては日本に暮らす人々に、『仕事を、食べ物を、安心を届け、子供たちに教育の充実を届ける』政策を展開する第一歩を踏み出し、都民と共に育てていくことを、心から期待したいと思う。
「護憲+コラム」より
笹井明子