老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

名護市に「ふるさと納税」を

2010-12-30 14:55:42 | 民主主義・人権
12月27日の池田香代子さんのブログは、「辺野古への米軍の新基地受け入れを拒んでいる名護市に、(米軍再編交付金)16億円を交付しない」ことを決めた政府への対抗措置として、市民の間に名護市への「ふるさと納税」運動が起きていることを紹介しています。
http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51621264.html

『政府は、防衛省は、私たちの税金をなんという使い方するのでしょう。おもいやり予算は、自公政権の時は少しずつでも減らしていたのに、減らさず、聖域などないはずの事業仕分けにももちろん掛けず、しかも向こう5年間今のままの額を約束してしまったのに。名護市民をふくむ私たち納税者つまりこのくにのオーナーとアメリカ、政府はどっちに顔を向けているのか、と思います。
(略)
とにかく私は、雀の涙、貧者の一灯、焼け石に水、蟷螂の斧、ごまめの歯ぎしり、なんでもいいのですが、名護市に「ふるさと納税」します。一覧にたくさんの名前が「誇りに満ちた表情」で「長い列をつく」ることを念じて。』

私も、沖縄に心を寄せ続けることを決意したものとして、現政権のやり方に強い憤りを感じるものとして、ごまめの歯ぎしりかもしれませんが「ふるさと納税」の仲間に加わりたいと思います。皆さんはいかがですか?

「名護市ふるさと納税のご案内」は以下にあります。
http://www.city.nago.okinawa.jp/5/4969.html

また、辺野古の日々の動きが克明に分かる下記「辺野古浜通信」も今後注視していきたいと思います。
http://henoko.ti-da.net/

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
笹井明子
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政倫審開催時期について

2010-12-30 14:46:06 | 民主党政権
先日小沢氏は通常国会での政倫審出席を表明したが、これに対して菅・岡田執行部は通常国会前での政倫審開催を主張し、新たな対立が表面化している。しかし小沢氏にしてみれば政倫審に出席するとした以上、その時期は大きな問題ではなくどちらでも構わないはずである。

あえて通常国会という条件をつけたのは、菅・岡田執行部が政倫審の開催を通常国会開催前で野党を説得できないと見立てた上でのことで、岡田幹事長のお手並み拝見ということであろう。

なぜなら自民・公明は23年度政府予算案に反対しており、通常国会での菅内閣の総辞職か解散条件付きの予算案審議を狙っており、そのためには国会対策上政倫審の開催を通常国会前より通常国会での審議とした方が野党にとっても有利である。小沢氏は参院で与党が少数である以上そうならざるを得ないと洞察して、先取り提案したのであろう。今は野党も小沢氏の意図を計りかねているようであるが、結局小沢案は野党には渡りに船で同調せざるを得ないのではなかろうか。

逆に菅・岡田執行部も野党不在の政倫審では野党の力を借りて小沢氏を追い詰めることはできない。通常国会前にするか否かは内閣総辞職を賭けた吉凶のおみくじである。

参考までに、現在の政倫審の党別構成議員は次のようである。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_iinkai.nsf/html/iinkai/rinri_f.htm


「護憲+BBS」「政党ウォッチング」より
厚顔の美少年
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仲井真知事の訪米、ええじゃないか

2010-12-29 14:26:31 | 民主主義・人権
先般菅首相は沖縄を訪問して、「辺野古はベストではないが、ベターではないか」と発言し仲井真知事の顰蹙を買い、その後前原外相が訪沖して、あろうことか普天間米軍基地の固定化を前提に基地周辺の小学校移転に言及し県民感情を逆撫でした。この前原発言は北澤防衛大臣からも顰蹙を買っていたことは周知の通りである。

仲井真沖縄県知事は首相と外相の二人の言動に埒があかぬと見たのか、それとも業を煮やしたのか、あの物静かな知事が来年3月末までに自ら訪米して普天間の県外移転を訴えると読売ニュースは報じている。。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101228-OYT1T00902.htm?from=any

知事の選挙公約を護ろうとする真摯な政治姿勢には好感が持てる。是非訪米を実行して欲しい。全県会議員も稲嶺名護市長も伊波前宜野湾市長も同行すればええじゃないか、ええじゃないか。

「護憲+BBS」「政権ウォッチング」より
厚顔の美少年
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民主党役員会での主要議題はどちらか?

2010-12-27 10:09:09 | 民主党政権
先週末に菅首相と岡田幹事長が「たちあがれ日本」と平沼代表の拉致担当大臣での入閣を条件に連立政権交渉をしているとの報道がなされ、それに対して早速読売ニュースは「与野党に不快感・戸惑い・批判…首相の連立打診」と与野党議員の賛否両論を報じている。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100806-849918/news/20101225-OYT1T00345.htm

ところで連立騒動で思い出されるのは、民主党がまだ野党時代に当時の小沢代表が福田首相と自民党との連立政権協議を独断で行い、党内に持ち帰り役員会議に諮ったところ圧倒的的多数で反対され、小沢氏は自ら責任をとって代表辞任届けを出し、結局慰留されその職に留まった事件である。

一方今回の菅首相・岡田幹事長の「たちあがれ日本」との連立協議は党内の事前協議を経ているのであろうか、党内からも連立に異論が出ているところを見ると、どうもそうではない様子である。奇しくも今日27日は民主党の役員会が予定され小沢氏の政倫審出席の議決が菅首相も出席の上審議されると報道されている。

しかし予定どおり今日役員会が開催されるのであれば、いま党にとっては小沢問題より「たちあがれ日本」との連立問題が遙かに重要なはずである。かつて小沢氏が自民党との連立協議を役員会に諮ったように、いま役員会で協議すべきは連立問題の方であり、本末転倒の役員会に成らないようしてもらいたいものである。

巷間たちあがれ日本は民主党打倒のスローガンを掲げ、基本路線も違い、参議院の過半数と衆議院での2/3を制することもできず見通しが甘いと言われている。またその連立は更に民主党の支持率低下を招き兼ねない。それだけに菅首相・岡田幹事長は役員会で納得のいく説明が求められて当然であろう。

「護憲+BBS」「政党ウォッチング」より
厚顔の美少年
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個人、家族、社会、国家、世界

2010-12-27 09:53:28 | 政治
毎日新聞がスポーツ欄で特集している日本ラグビーの強化策は注目に値する。以下、この記事を下敷きに私なりに忖度して書いてみる。

・・・・

日本ラグビー協会は、2016年、20年の夏季五輪の男女七人制採用。19年ワールドカップ日本開催決定を受けて、本番の中心選手になる高校選手強化に乗り出した。

この強化方針は、きわめて興味深いもので、スポーツ界はもとより、日本の地盤沈下が深刻になっている教育、政治などあらゆる分野に適用できる画期的な内容を含んでいる。

まず、日本協会は、選手育成の第一歩として、指導者育成に乗り出し、地域差が顕著な指導法の体系化に乗り出している。中竹CD(Chief Director)の狙いは、まず指導者が自己解決力を養う事にある。

少しでも、スポーツ指導の経験のある人は誰でも理解できるが、同じ技術指導をしても、指導者によって伝える言葉、方法が違い、バラツキができ、結果として、大きなチーム力の差ができる。まずい事に、間違った指導を受けた子供は、それが身についてしまい、矯正するには倍以上の時間ロスができる。一流選手と同等な才能や素質を持ちながら、それを発揮できずに消えていった選手の数は数知れない。

中竹CDの狙いは、まず指導者の自覚と自己解決力を養う事により、自らの指導法、言葉の練磨を促す事に狙いがある。選手層の薄いラグビー競技では、一人一人の選手の才能や素質を無駄に浪費させる余裕はない。ラグビー選手一人一人の能力を如何に効率よく最大限に発揮させるかに、日本ラグビーの存亡がかかっている。

そのためには、日本ラグビー協会それ自体が、明確な理念、戦略目標、方法論を持たなければならない。

日本ラグビー協会は、今年から【日本人にできること】の根源を探ることに取り組んでいる。

ラグビー競技は、体格、腕力など基礎体力が大きく物を言う競技。残念ながら、日本選手は基礎体力(フィジカル)では、外人選手に勝てない。身体が大きく、腕力が強い外国選手たちと対等以上に戦うにはどうしたら良いか。

NHKで今放映されている「坂の上の雲」の秋山真之が全身全霊を打ち込んだのも、実はこれと同じで、「基礎体力」で決定的に勝る相手にどうやって勝つか、という一点に絞られる。秋山真之は、瀬戸内の海賊の戦法にヒントを得た。

では日本ラグビー協会は、何にヒントを得たのか。それは、企業の「戦略立案」に用いられる【SWOT分析】である。(1)

(1)SWOT分析(-ぶんせき、SWOT analysis)とは、目標を達成するために意思決定を必要としている組織や個人の、プロジェクトやベンチャービジネスなどにおける、強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威 (Threats) を評価するのに用いられる戦略計画ツールの一つ。組織や個人の内外の市場環境を監視、分析している。・・ウイキペデイア

もう少し解説すると、

●強み:目標達成に貢献する組織(個人)の特質。
●弱み:目標達成の障害となる組織(個人)の特質。
●機会:目標達成に貢献する外部の特質。
●脅威:目標達成の障害となる外部の特質。

この分析を徹底して行い、日本が世界に伍して戦えるスタイルを創出した。それが、【4H】である。

【4H】とは。

1、「速く」2、「低く」3、「激しく」4、「走り勝つ」の頭文字を取った造語。「速く」というのは、日本選手の特徴そのもの。器用で俊敏性に優れた日本選手の特徴を活かそうというもの。さらに言えば、腕力や体格に優れた外国人選手の圧力をまともに受けない事を意味する。

「低く」というのは、タックルするにしても、外国人選手は、上半身の力が強く、腰から上にタックルしても簡単には倒れない。ところが、腰から下の足にタックルすれば、体格に優れた外人選手も倒れざるを得ない。つまり、外人選手を倒すには、足を狙った低いタックルが欠かせない。つまり、相手の弱点を徹底的に狙え、という戦略に基づいている。しかし、「低い」タックルをするには、大変な勇気がいる。この「勇気」こそ、日本が世界に伍して戦う最重要ファクターになる。

それが、三番目の「激しく」に凝縮されている。ラグビーは格闘技である。格闘を制するのは、最後までギブアップしない気力。「勇気」を持って最後までギブアップしない気力をみなぎらせろ。それなくして、世界と戦う事はできない、というメッセージが込められている。

「走り勝つ」というのは、一つは俊敏性で相手に勝て、というメッセージと、ラグビーは前後半80分の長丁場。これを戦うには、長距離ランナーと同じスタミナを必要とする。前半と後半を同じスピードで走りきれるスタミナを持てば、相手より優位に立てる事は間違いない。マラソン選手に肥満児を見た事がない、と言う事は、体格が大きく、体重の重い選手は、それだけ大きなエネルギーを使うから、肥満児は走れない。つまり、体格に劣る日本選手は、走って走って走りまくって外国選手を疲れさせ、最後に「走り勝って」勝利するという戦略を意味している。

中竹CDの言を借りれば、代表選手は、【4H】は、基本。これが出来ない選手は、代表になれない。この基本の【4H】の上に、代表監督の戦略・戦術が乗る、と言う事になる。・・・・

21世紀日本を考える場合、この至極当たり前に見える考え方が、きわめて大きなヒントを与えてくれる。「坂の上の雲」の司馬史観には多少違和感が残るが、秋山真之の発想法には共感する。明治と言う時代のせいだけではなく、徹底的に合理性を追求するその情熱が「兵士」の命を大切にする、という人間的情熱に支えられていた、という点にである。「無能な指揮官は、人殺しである」という秋山の言葉は、その事を如実に物語っている。

秋山の戦略と言い、中竹CDの戦略と言い、日本の長所、短所、彼我の差、諸外国の現状、力量、長所、短所の徹底的な分析の上に構築されている。さらに日本の強みを発揮できない国際的ありようにまで分析が及んでいる。この分析に、ほんの少しの私情が差し挟まれてもならない。冷徹な分析と私情を排した戦略の構築の上に初めて日露会戦の奇跡があった。

日本沈没が叫ばれ始めて久しい。戦後の日本は国家戦略などなきに等しい。「経済」による日本復興はある程度達成できたが、一体どのような理念を体現した国家として日本はあったのか、あるべきなのか、という国家のレーゾンデートルの不透明さが、戦後日本の根源にあった。

実は、戦後日本の国家としての理念は、「日本国憲法」に明確に記されている。「国民主権」「平和国家」「基本的人権の尊重」の三原則の具現化こそが、戦後日本国家の目指すべき「あるべき国家像」に他ならなかった。

この三原則、なかんづく「平和国家」の具現化こそが、他国にはない日本の国家の強みだった。「戦争は一人、せいぜい少数の人間がボタン一つ押すことで一瞬にして起せる。平和は無数の人間の辛抱強い努力なしには建設できない。このことにこそ、平和の道徳的優越性がある」(丸山真男)

丸山の言う「平和の道徳的優越性」こそが戦後日本のレーゾンデートルになるべきだったが、戦後の自民党政権は「道徳的優越性」などという理念的目標などには興味なく、結局なしくずしの防衛力整備に狂奔し、現在に至っている。

歴史に「もし」はないが、「平和国家建設という他国にない道徳的優位性」を持つためには、一体日本と言う国家はどうあるべきか、外交はどうあるべきか、という明確な国家目標具現化の努力を行っていたら、現在の日本の姿は大きく変わっていたであろう。同時に日本国民も、自らの「内なる戦争責任」をもっともっと追及すべきだった。

坂口安吾が「堕落論」で展開した「日本人はもっともっと堕ちろ」という主張は、「平和の道徳的優位性」を自らの皮膚感覚にまで沁みこませろ、という主張に他ならない。それは石川淳が「焼け跡のイエス」で追及した堕ち切った存在こそが、神に転化するというパラドクスであるかも知れない。

戦後60年、日本人は本当の意味で戦争責任を追及しそこなっただけでなく、自らの内部での「戦争と平和」の問題を思想化できなかった。そのつけを、現在支払わらされている。小泉純一郎が強行した何の大義もない「イラク派兵」の戦争責任を追及できないだけでなく、今や小泉以上の対米隷属主義者でネオコンの前原外相がメデイアで次の宰相候補としてもてはやされる始末である。小泉以来、メデイアの堕落は目を覆わんばかり。もはや、大手メデイアは、ただのプロパンガンダ機関と化した。

本澤二郎というジャーナリストがいる。彼のブログ「日本の風景」で「<混迷と利権争奪時代><財閥大統領の挑発><小沢排除の大野望><大連立への暴走><平和憲法破壊が狙い>と題された一文がある。現在の日本の置かれた状況を的確に指摘している。以下、彼の諸論を私なりの解釈で紹介してみる。・・・・・・・・

天安丸沈没事件、尖閣沖漁船拿捕事件に始まる一連の騒動、北朝鮮の砲撃事件に始まる朝鮮半島の緊張、これら一連の事件に最も熱心なのは、ワシントンとソール、それと東京だろう。国連での北朝鮮非難決議は、中国の強硬な反対で流れたようだが、相手は金体制というきわめて特異な独裁国家であり、危険きわまりない。この緊張関係を裏で画策しているのは、軍産複合体・財閥政権者ではないかと思えて仕方がない。緊張・混迷下の利権争奪戦争とも言えるかも知れない。本当かどうかは知らないが、韓国軍に日本の基地を使わせろ、という要求が米国から出されているという。

もし、南北が戦うならば、最も被害を受けるのは半島の住民。問題は韓国で、もし韓国内の原発が攻撃を受けたとすると、その被害はどれだけのものになるか想像もつかない。当然ながら、日本も蚊帳の外ではない。日本国内の原発が攻撃を受ければ、一体どれだけの被害が出るのか、想像するのも恐ろしい。つまり、国内に核施設を多数保有する国家は、自国の核施設が絶対攻撃されないという保証がない限り、戦争などできるはずがない。そこまで計算しつくさねば、戦争などできるはずがない。

韓国の李大統領は財閥出身、彼に国内の核施設が攻撃され、どのような地獄絵図が展開されるのかという想像力があるのかどうか疑わしい。日本の菅政権は、松下政権塾のネオコンが主流。彼らもまた財閥政権と断定して過言ではない。沖縄の米軍基地増強、自衛隊増強など米国ネオコンの中国戦略に沿った政策を強行している。彼らがどう強弁しようと、過去の自民党政権顔負けの極右政策に舵を切っている。

このような状況の中で、民主党内では「小沢一郎」をターゲットにした政局が進行している。まるで実態のない「政治とカネ」という空疎な念仏を呪文のように唱え、やれ「政治倫理審査会」だ「証人喚問」だと騒いでいるが、その狙いは、朝鮮半島危機や米国の対中国戦略の先兵として日本を組み込もうと言うきわめて危険な道を選択しているのを国民の目から隠ぺいするためであろう。

さらに今回の政局の裏に読売新聞渡辺会長の影がある。渡辺の背後にはかの大勲位の匂いがする。ナベツネが菅直人と面会した後、今回の小沢一郎政倫審喚問問題が浮上した。彼らの狙いはただ一つ。自民党や右翼小政党を巻き込んだ右翼大連立だろう。・・・・・・・

私が民主党代表選前から予測していた「ファッショ政権」の樹立である。その結果がどうなるか。まず、憲法9条破壊を意味する憲法改正であり、次に消費税をはじめとする大増税路線への転換、年金・医療介護の大幅切り捨て。格差社会から格差固定の階級社会への変貌だろう。松下政経塾出身者に支えられた菅政権は、その露払いに過ぎない。さらに言えば、さらなる対米従属への傾斜だろう。

NHK「日米安保50年」でリチャード・アーミテージ氏は、「日米関係は別れることができない結婚」と語っていた。彼は同時に2020年めでの日本改造計画を書いている。日本が米軍支配下で完全な属国化する計画である。・・ガバン・マコーマック著「属国~米国の抱擁とアジアでの孤立」・

民主党政権樹立以来、何としても既得権益を守ろうとする勢力とメデイアが組んで行った徹底的な民主党攻撃(※小沢一郎をターゲット)は、民主党内の裏切り勢力(菅・仙石・前原一派などの松下政権塾)を取り込むことにより、「政権交代」の革命的意義を簒奪。悲願である「戦前の天皇制国家主義」国家への先祖がえりを成就しようとしている。小沢政倫審議決問題は、この為の環境づくりに過ぎない。大連立とは、まさに戦前型「天皇制国家主義」への転換を意味している。同時にそれは米国軍産複合体が意図している日本の従属化への更なる傾斜である。

このように見てくると、戦後日本が意図的にネグレクトしてきた「日本や日本人は何を持って世界の中で生きるのか」という哲学的・理念的思索の浅さが、現在の危機的状況を招いたことは明らかである。

ここで、日本ラグビー協会が実践しようとしている強化方針をもう一度よく見てほしい。まず、【日本人にできること】の根源を探ることに取り組み、その分析結果から、4Hという日本独自の強化戦略を生み出した。1、「速く」2、「低く」3、「激しく」4、「走り勝つ」という戦略目標は、一見単純に見えるが、実に深く考え抜かれた目標である。

宗教であれ、政治であれ、学校であれ、クラブであれ、組織であれ、人を本当に動かす事ができる理念・目標は簡単でなければならない。様々な複雑な要因を削りに削って一滴のエキスに絞った理念、目標こそが、本当の意味で人を動かす。この削りに削る過程で、どれだけ現場主義に徹するかが理念・目標の浸透の深さを決める。換言すれば、現実にどれだけ深く錘を下す事が出来るかが、理念・目標の強さ・深さを決めるのである。

この視点から眺めると、現在の民主党菅政権の理念・戦略は、もはや理念や戦略などという代物ではない。あるのは、権力に対する我執・妄執と保身以外の何者でもない。同じ民主党員という政治的同志を敵方(野党)に売り渡そうというのだから開いた口がふさがらない。

独裁者は人を信用できない、というのは歴史が教える教訓。人を信用できないから、強権を振るう。強権を振るえば、その報復を恐れて、ますます人を信用できなくなる。だから、更なる強権を振るう。この悪循環の中に独裁者は生きざるを得ない。この蟻地獄の中に生きざるを得ないのが独裁者の宿命。

人を裏切った人間もしかり。菅直人が小沢・鳩山を裏切った時から、彼の地獄道は定まった。菅・小沢会談で、菅直人はかなり感情的に小沢を攻め立てたそうだが、彼の目には、パックリと口を開けた暗い奈落の底が見え始めたのだろう。この恐怖が、彼を感情的にし、頑なにし、常軌を逸した行動に走らせているのだろう。

太宰治の小説に【駆け込み訴え】いうのがある。キリストを裏切ったユダの心情を描いた小説。その中でユダはこう叫んでいる。「キリスト、あなたは全て正しい。正しいから裏切ったのです」

菅直人は小沢一郎の顔を見ると、己の卑小さを否応なく感じるのだろう。これが菅直人にとって耐えられないのだと思う。昔の映画の題名に「存在の耐えられない軽さ」というのがあったが、菅直人は小沢一郎を見るたびに「己と言う存在の耐えられない軽さ」を直視できないのだろう。

弱い犬は吠える。彼もまた裏切り者が辿らざるを得ない心理的地獄道を歩み始めた。菅直人もまた「権力のデーモン」に取り憑かれた犠牲者の一人だろう。

わたしたちは、菅直人の運命がどうなろうと知ったことではないが、この政争が、新たなファッシズム政権の誕生になる事だけは阻止しなければならない。その意味で、来年は、日本の運命を決する重大な年になる事だけは間違いない。

「護憲+コラム」より
流水
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たちあがれ民主党か?

2010-12-25 10:42:01 | 民主党政権
昨日のNHKと今朝の読売のニュースは菅首相はたちあがれ日本に連立の打診をしたと報じている。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20101224/k10013059811000.html
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101224-OYT1T01066.htm

貧すれば鈍すというか、同じ床で寝てくれれば誰でもよいという感じだ。NHKは「たちあがれ日本の党内からは、社会保障と税制の一体改革や保守の再生などの結党の精神が尊重されるのであれば、前向きに検討すべきだという意見が出始めています。」と報じている。

菅・岡田執行部は果たして民主党内を「保守の再生」でまとめられるのか、小沢氏の国会証人喚問を党内でまとめることより難しいのではあるまいか。先日は社民党とよりを戻したと思ったら今度は右に急旋回である。次は菅首相は平沼代表に手を引かれて靖国神社に参拝するのであろうか、仮にそうなれば靖国神社参道の大村益次郎の銅像も明治新政府と上野彰義隊が手を組んだかと、びっくり仰天であろう。

菅・岡田執行部のやることは良く分からない、立ち枯れるな民主党と警鐘を鳴らしておきたい。

「護憲+BBS」「政権ウォッチング」より
厚顔の美少年
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使わない毛布をお送り下さい

2010-12-24 13:59:03 | 社会問題
ホームレスの越冬のための毛布が不足しているそうです。
もし、皆様のお家に、使ってない毛布が余っていましたら、送って差し上げてください。

山谷地区、上野周辺、江東区の公園などで毛布を配っているそうですが、あと300枚必要とのことです。

問い合わせは、支援団体の「山谷労働者福祉会館活動委員会」へ
yamakara@pdx.ne.jp(朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/1221/TKY201012210246.html

なお衣類も、男物のセーター、ズボン、トレーナー、ジャンパー、靴下、下着(きれいなもの)、タオルなども喜ばれます。毛布ももちろんです。
なお、背広、Yシャツ、女物は送らないで下さい。

山友会 http://www2.gol.com/users/sanyukai/
http://www2.gol.com/users/sanyukai/donation.htm
sanyukai@gol.com
TEL:03-3874-1269
〒111-0022 東京都台東区清川2丁目32番8号

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より

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沖縄・高江を救え! ヘリパッドをつくるな緊急アピール&デモ

2010-12-24 13:44:20 | 民主主義・人権
友人から回って来ました、情報を転載致します。

★☆ヘリパッド予定地フェンス設置工事強行に対する緊急抗議声明☆★
        転送・転載お願いします。
***********************

 高江ヘリパッド建設に関し、沖縄防衛局は、2010年12月22日早朝午前6時30分ころから午前8時過ぎころまでの間、住民らの抗議を押し切り、約100名もの大量の人員を導入してヘリパッド周辺のフェンス設置工事を強行した。
 ところで、日本政府は、2010年1月、高江住民2名を相手として、通行妨害禁止の訴訟を提起した。この訴訟において、政府は、同年10月1日に開催された口頭弁論期日において、裁判所から主張の特定と立証の補充を求められていたが、これを怠り、同年12月1日に開催された口頭弁論期日を事実上空転させた。
 このような政府の態度は、自ら提起した訴訟における裁判所の釈明要求にしたがわない一方で、訴訟とは無関係に工事を強行するものであって、司法権を軽視するものとして到底許すことのできない暴挙である。
 さらに、12月1日の口頭弁論期日においては、裁判所から、住民らとの対話による解決を促されていたにもかかわらず、今回の工事強行は、住民らとの対話を避けて早朝に敢行されたものであって、対話による解決を放棄するものといわざるを得ない。
 そもそも、同訴訟において被告とされた2名は、平和的に抗議ないし監視活動を行っていたものであり、行き過ぎた行為は全く行なってない。さらに、裁判所から政府に対して主張・立証の補充が求められていることに現れているとおり、同訴訟に提出された資料によっては、政府の請求は何ら根拠づけられないものである。
 結局のところ、政府は、同訴訟を提起することによって裁判の負担を住民側に負わせ、さらに市民に対して様々な萎縮効果を呼び起こしながら、肝心の訴訟においては裁判所の訴訟指揮には従わずに自らは主張立証を怠った上で、訴訟の進行状況とは全く無関係に工事を強行するというものであって、訴訟手続自体を、住民弾圧の道具として利用しようとするものにほかならない。
 われわれは、住民らに対する説明・対話を放棄した工事強行に厳重に抗議するとともに、きわめて不当な本件訴訟を直ちに取り下げるよう求めるものである。
**********************

このフェンス設置強行に対しての緊急抗議デモを下記のとおり予定しています。

★☆沖縄・高江を救え! ヘリパッドをつくるな緊急アピール&デモ☆★

12月26日(日)14時~街頭アピール 15時半デモ集合 16時デモ出発
すべて新宿東口アルタ前広場にて
デモコース:http://maps.google.com/maps/ms?ie=UTF&msa=0&msid=114353376584405757976.0004912956356f908cd31
※楽器・プラカードなどアピールグッズを何でも持ち寄って下さい。

★沖縄・高江の米軍ヘリパッド建設予定地で12月22日早朝、沖縄防衛局員や作業員100名以上が押し寄せ、フェンス設置を強行し、ヘリパッド工事を始めました。

★国は住民の監視活動に対して、住民を狙い撃ちにした通行妨害の禁止を求めた不当な裁判を起こしています。しかも国は今回自ら始めた裁判の進行中にもかかわらず工事を強行したのです。これが国の「沖縄に理解を求める」の意味です。彼らは基地の押し付けしか考えていません。

★こんなことは許せません。やんばるの豊かな森に米軍の戦争のためのヘリパッドはいらない。まだまだ知られていない高江の問題を、新宿のたくさんの人たちに呼びかけましょう。声を上げましょう。

呼びかけ:「ゆんたく高江」有志 http://helipad-verybad.org/
「沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会」(新宿ど真ん中デモ)有志 
http://d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/

***********************

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」+「イベントの紹介」より
パンドラ
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駐ロ大使の更迭は菅首相、前原大臣の責任転嫁

2010-12-23 22:33:57 | 民主党政権
12月23日のアサヒコムは、「菅政権は来年早々に駐ロシア大使を更迭する」と報じている。メドベーチェフロシア大統領の北方領土(国後)訪問情報を事前に確認できなかったことが理由らしい。
http://www.asahi.com/politics/update/1222/TKY201012220491.html

しかしロシア大使の情報収集分析能力云々以前に、メドベージェフ大統領は国後訪問の1週間か2週間前に天候悪化を理由に一度訪問を中止したことはメディアも報じていたはずであり、国民も知るところである。

菅首相や前原外相がそれ知らなかったでは済まされまい。大統領の動きは隠密ではなく既に公然だったにも拘らず、どうしてその時に官僚頼みでなく政治家の観(勘)をはたらかせ自ら外交しなかったのか。仮にロシア大使が更迭されるようなことがあれば、前原外相の官僚への責任転嫁であろう。又このような実態を論じない朝日新聞の報道もおかしい。

「護憲+BBS」「 政権ウォッチング」より
厚顔の美少年



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つれづれなるままに・・・

2010-12-22 17:48:51 | 憲法
つれづれなるままにあちこちのサイトをさまよっていたら、国内総生産(GDP)の08年と09年を国際比較(IMF)において、日本はいわゆる先進国のうち、唯一つ増えて世界2位。アメリカがわずかに減っている以外、ドイツ、フランス、イギリス、イタリアみんな大幅に減っています。中国は急速に伸びていて今年日本を抜くのは確かですが、一人当たりにすれば10分の1以下に過ぎません。

スウェーデンやノルウェーは住みよい国として定評があるものの、日本と共通するのは「王国」であることくらいなもので、より広い国土に人口920万~500万、男女平等がすこぶる進んでいて公務員の比率もはるかに高く高福祉高負担。いくら真似の得意な日本でもちょっと手が届かない感じです。

政権交代の実現は私たちの目標だったはずながら、いざこれが実現した途端にその言説は混迷し支持率は低下の一途をたどっています。おそらく「政権さえ変われば何とかなる」と幻想を抱いていた人が多かったからでしょう。

日本文化の基礎は身分差別や性差別が激しかったとはいえ、三百年近い江戸時代の平和の上に築かれました。64年にわたり一言一句変わることのなかった憲法は、代えるべきところも多々あるでしょうが、基本的人権と平和主義の看板は下ろすべきではないと考えます。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
成木清麿

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