老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

尖閣購入より被災地に寄付しよう

2012-04-29 18:16:34 | 社会問題
読売ニュースによれば、石原都知事は東京都が尖閣列島を購入するために募金の受付を始めた、とのことである。しかし、このために寄付を募ることは一見正当なようで邪道な気がする。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120428-OYT1T00592.htm?from=top

そもそも尖閣の領有問題は国が対処すべき問題であり、よって現在私有地である尖閣諸島は国と所有者との間で賃貸借契約が結ばれている。来年4月頃にその契約が切れ、所有者に売る意思が生じたのであれば、先ず現在の賃貸借契約者間で購入する意思があるか否かの打診がなされるのが自然な取引のかたちであろう。まして日本と中国の領海に接している島である。

このように国の領有権に関わる島であれば、なおさら国が国民から徴収した税金(国家予算)で購入し管理する方が、東京都が寄付まで募って購入する方法より、国民には自然で分かりやすい。また現在内閣も尖閣の所有者が売却する意思があるのであれば検討すると言っているのであり、石原知事は現在の話を国に引き継ぐべきで、俺が俺がと出しゃばる必要はないはずである。

それを石原知事が寄付を募ってまで都で購入する事に固執するのであれば、そこには氏独自の憂国観をもって新党を結成して国政へ再進出するためのツールにしようとの思惑が見え隠れしているように思える。また寄付の募集は猪瀬副知事のアイディアのようであるが、寄付件数を石原新党立ち上げのバロメーターと見立てているように思えてならない。それが10万件か50万件か100万件なのか定かではないが、何れにしろ都が募金を募ってまで尖閣を購入するより、国が予算で購入する方が正道、政道ではなかろうか。

一方で東日本震災の被害にいまだに苦しんでいる多数の人が居ることを考えれば、今寄付をするのであれば尖閣購入より被災地へ寄付をしたいものである。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
厚顔の美少年
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「天皇、火葬・葬礼簡素化をご希望」に思う

2012-04-28 20:50:45 | 社会問題
つれづれに。

天と地という言葉がある。今この国、いや世界を広く見渡しても、この言葉で言い表せるような差異・格差が人々を覆い尽くしているように思えてならない。
 
遠くを見れば、「既得のもの」を手放すまいとして、あろう事か、己が存立の基盤たる人々に斧を振るい、銃口を向けてためらうを知らぬ面々を筆頭に、何度生まれ変わるつもりかと問いたいような「蓄財・金儲け至上主義」に取り付かれた一群が勝者然として君臨する。

この国。「取り敢えずは政権交代」の受け皿として「国民のくらしが第一」を掲げてバトンを受け継いだ走者の足取りの惨めさ。言葉も、希望も奪い去られて、○○興行が席巻する各チャンネル大同小異のTV画面に魂を預けて、正気を捨て去ったかの様に笑い暮らすさまは、この惨めさを更なる深みへと誘い続ける。

そのような正気不在の世にあって、「まさに正気」と感銘を受けた言葉に出会った。
「世間一般が為すように火葬で、質素に。望みは合葬を」。

立場立場でこの言葉に対する反応は様々ではあろう。「是」としてこのような言葉を発さしめた事柄の本源にまで思いをめぐらした人もあれば、「否」として都合のいい道具立てを失ってたまるかと色をなすの思いに駆られた人もあろう。

世は移ろうものである。その「移ろい」に頑なに背を向けて、旧習墨守に励まんとしても、やがてはそれは破綻する。「人」は、それを先取りし切り開いていくがためにこそ、万物の霊長として存在するのではないのか。
 
科学技術の進歩・発展は、この先更に、恐ろしいまでに進むのではなかろうか。それに引き換え形而上の世界の旧態依然振りには、ただ呆れ返るの一語に尽きる。

多大の犠牲を払ったとは言え、棚ぼた式に新しい世を手にしてから既に半世紀を越え、その半ばにも近づきつつある今、顧みてどれだけの練磨を成し遂げてきたと言えるのだろう。意識改革のお粗末さには、言葉も無い。

そろそろ根本からの見直し、築き上げに舵を切っても良い時期にさしかかっている。天皇のご意向に、その感を深める人々は居られないものなのでしょうか。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
百山
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小沢氏無罪判決に対する朝日新聞社説

2012-04-27 15:21:39 | マスコミ報道
27日の朝日新聞社説は昨日の小沢氏無罪判決を受けて、「小沢氏無罪判決―政治的けじめ、どうつける」と題して、またもや国会での証言を小沢氏にしつこく求めている。
http://www.asahi.com/paper/editorial.html

相も変わらず壊れた蓄音機のような繰り返しであるが、それを求めるのであれば、小沢氏の陸山会に西松建設からの裏金疑惑が浮上した頃、自民党の複数議員にも西松建設から金が渡されていたことが明かるみになったはずである。同じゼネコンからの金であればこちらも同時に国会での証言を要求すべきではないか、片方を不問にしては不公正、不公平であり、朝日新聞の社説は正義に反すると言わざるを得ない。

「護憲+BBS」「マスコミ報道を批評する」より
厚顔の美少年
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嘘の捜査報告書を無視した不当な裁判となるか(2)

2012-04-27 11:08:17 | 民主主義・人権
27日夕刊に小沢氏が無罪になった判決文若しくは判決要旨が掲載されているのかと思ったが、朝日新聞は論評のみで、27日の朝刊に載せるのであろう。よって新聞の論評とテレビの報道の範囲でしか投稿できないが、表題の見立てについては、裁判官も検察の検察審査会への嘘の捜査報告書の提出を厳しく戒めたようで一応杞憂に終わったと言えよう。

また裁判官はこの件について検察に対して内部調査を要請するような判示をしたことが報じられていたが、司法(裁判所)として検察行政に言及したことは三権分立の観点から尋常ならざることといえよう。それだけ今回の検察の嘘の捜査報告書が審査員のみならず、検察事務官や検察事務局長まで騙した罪は大きいとの判断ではないかと思われる。

一方その上にたって検察審査会の手続きは違法とは言えないと判示しているようだが、是は事前に予想できたことであり、想定内の判示である。何故なら、小沢氏を強制起訴した東京第五検察審査会は東京地方裁判所の管轄内に置かれ、東京地裁の裁判官がそれに異を唱える判決を下すことは組織内の矛盾を露呈することであり、且つ検察審査会への指示命令権は最高裁にあり、地方の下級裁判所(東京地裁)が最高裁判所の指揮下にある検察審査会の手続きに瑕疵があり違法と言える立場に無いことは自明であるからである。

よって本当に検察審査会の手続きに瑕疵がなく違法でないかどうかは検察審査会の議事録が非公開である以上、今回の判示は説得力に欠け、客観性が無いと言えよう。何れにしろ検察審査会の透明性は今後国会で検討される必要があると思う。

ところで小沢氏の無罪判決であるが、結局検察が陸山会事務所やその関係秘書や大手ゼネコン、下請け、孫請け業者まで総力を挙げて強制捜査をしてもゼネコン筋からの裏金は立証できず、また小沢氏側も裏金は一切貰っていないと一貫して主張していた通り、小沢氏に4億円を隠さなければならない理由や秘書と共謀せねばならない根本的理由が何も無かったということが結論であろう。一審判決が終わり振り返れば、結局検察がゼネコンから小沢氏側への裏金を見立てた火種による煙に、メディアも検察審査会も検察官役の指定弁護士も踊らされたといえるのではなかろうか。

それを前提にすれば、3人の秘書も小沢氏からの陸山会への貸付を隠す必要も無いわけで、前年度の政治資金収支報告書への報告もれとなったことは、会計責任者の処理法の見解による期ずれ報告であり、このような見解の相違による記載違いは与野党の国会議員にも頻繁に発見され、修正申告で済まされているはずである。

是を虚偽報告と断定するのであれば、他の議員の記載違いの報告も全て虚偽報告ということにならないと不公正であろう。何れにしろこの問題を複雑にし、強制起訴にまで追い込んだのは、ゼネコンからの裏金隠しの為に収支報告書に記載しなかったという検察の誤った見立てが原因であったということが裁判で明らかになったと言えよう。

「護憲+BBS」「裁判・司法行政ウォッチング」(4/27 00:13投稿)より
厚顔の美少年
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4号機燃料プールが崩壊すれば・・

2012-04-27 10:55:33 | 原発
テレビのワイドショーなんて見ない方のために。

http://www.youtube.com/watch?v=xUeFbVn0SZU&feature=related

小井出先生は「大きな余震が来なくても、4号機は、もう何度も地震で揺さぶられているのだから、ひびが入っただけで、水が漏れる可能性がある」とおっしゃっていますね。

日本の原子力発電って‥
地震の活性期になっていると言われている日本列島で54基もつくっている。

福島原発の事故って、歯槽膿漏でぐらぐらになっている歯を、何とか支えて、倒れるのを防ごうとしているみたいですね。

日本列島を人体に例えると、その歯は、抜け落ちる時に、頭の芯まで破壊されるような強烈な痛みを伴い、一度抜けたら、その歯自体から、強力な膿、毒素が、口腔内から、顎から、顔面、脳内まで回り、人体そのもを、破壊する。さらにその毒素は何故か隣にいる人達にまで移り、隣の人達にも不都合な生活を強いる事になる。

ある人達は、「歯がなければ、物が食べられないじゃないか」と主張しますが、いやいや、お粥だって、うどんだって、何だってありますよ。

元々この歯は自然に生えて来た歯ではなくて、「もっとたくさんの物を、もっと美味しい物を、大量に何時でも食べられるように」と自然の歯の治療を怠って、人間がつくったものでしょう。

私だって美味しい物は大好きですよ。自然に生えている歯で、食べ物もゆっくり咀嚼しながら味わって食べる。それは我慢の生活ではなくて、生きていくことを私達の生活に取り戻す事ではないでしょうか。

何だかね~、一度抜け落ちたら、死んでしまうかも知れない54本もの恐ろしい歯を口腔内に入れて生活するのって、御免被りたいと思いません?

「護憲+BBS」「脱原発の実現に向けて」より
パンドラ

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「嘘の捜査報告書」を無視した不当な裁判となるか

2012-04-24 21:22:26 | 民主主義・人権
4月26日に東京地裁で判決が予定されている「小沢裁判」について、メディアは小沢被告人の有罪か無罪かのみを報道し、国民の耳目を集めているが、これは第二義的な問題であり、裁判に突きつけられている最大の課題は、検察審査会の強制起訴が適正に成されたか否かについて判決が下されるか否かである。

過日、「強制起訴への不正工作(不適正手続き)」 の投稿で、『産経ニュースはこの裁判の争点は、(1)検審の起訴議決に基づく起訴の適法性(2)虚偽記載の有無(3)元秘書との共謀の有無-の3点』と報じていることを投稿したが、産経が報じた(1)が最大の争点である。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120217/trl12021711410005-n1.htm

そのような意味でこの裁判は小沢被告人の虚偽記載の有無(2)と元秘書との共謀の有無(3)よりも、被告人=国民の基本的人権を検察審査会の強制起訴の在り方等を関連法に照らして、裁判所がどのように判断するかの方がより重要である。即ち小沢被告人の有罪、無罪の判決以前に裁かれなければならない国民の基本的人権に関する問題があるということである。一方メディアは一貫してこの問題から国民の目をそらしてしているように見える。

日本国憲法は国民主権と基本的人権を保障しているが、その一環として刑事裁判の手続きについても憲法第31条で次のように規定し、また検察審査会法は第35条で次のように規定している。

憲法第31条 [法定の手続の保障] 
何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。

検察審査会法第35条:検察官は、検察審査会の要求があるときは、審査に必要な資料を提出し、又は会議に出席して意見を述べなければならない。

そこでもう一度これまでに報道された特捜部の捜査から強制起訴-公判結審に至るまでの経緯と内容を概略振り返ると、先ず東京地検特捜部は小沢氏の資金管理団体陸山会等を強制捜査したが証拠不十分で不起訴にしている。それを不服として某市民グループが検察審査会へ審査を申し立てたわけであるから、検察は検察審査会に対して不起訴にした理由の説明をするのが役務のはずであるが、この時検察はどのような説明を検察審査員にしたか、議事録は非公開だから分からないが、検察審査会は1回目の審理で「起訴すべし」の議決をして、2回目の審理でも「起訴すべし」の議決をして強制起訴したのである。

ところがその後の公判で、東京地検特捜部の担当検事は2回目の検察審査会の審理で捜査報告書に嘘を書き、それを検察審査会に提出していることを小沢被告人の弁護人に指摘され、それを認めている。本来検察審査会では不起訴にした理由を説明する立場にある検察官が、2回目の検察審査会の審理では明らかに立場を変えて、捜査報告書に嘘を書き込んで検察審査員を騙し、2回目の議決も起訴に持ち込み、強制起訴に誘導しようとしていたことは明らかである。よって1回目の審理でもそのような誘導をしたのではないかと疑われてもやむを得まい。

この検察官の嘘の捜査報告書を上記の検察審査会法第35条の、「審査に必要な資料を提出し」の規定に照らせば、明らかに「審査を歪め強制起訴へ誘導しようとして提出された資料」であることが推認できる。またこの行為は憲法第31条 、[法定の手続の保障]に抵触していると観る国民目線も不合理と断定はできまい。よって今回の裁判で検察が嘘の捜査報告書を検察審査会に提出し審査員を騙し、強制起訴に誘導しようとしたことを裁かないとすれば、この上ない不当な裁判だと思う。

さらに東京地裁が(1)検審の起訴議決に基づく起訴の適法性を不問にして、(2)虚偽記載の有無(3)元秘書との共謀の有無の2点のみで判決を下すとなれば、検察が最高裁の管轄する検察審査会、最高裁が任命した検察事務官(地方裁判所の職員から任命)、またその中から選ばれた検察事務局長(検察審査会法20条本文、2,3項)を嘘の捜査報告書で騙したことを不正と思わず、また検察審査会法第16条3項、4項で、「良心に従い公平誠実にその職務を行うべきことを誓う」旨、記された宣誓書を起立朗読し、これに署名押印させた地方裁判所長と検察審査会員を裁判官自ら冒涜する不当な裁判になることを付言したい。

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO147.html

またその結果は裁判所が検察の捏造、改ざんの慣習を引き続き容認するものとなり、国民の検察審査会と裁判所と検察への不信が増幅されることは必至であろう。このことは既に国会でも検察審査会の在り方を問う動きがあることを板垣氏のブログは指摘している。

http://civilopinions.main.jp/2012/04/421_1.html

奇しくも24日のNHKニュースはそのことを次のように報じている。まさに「嘘の捜査報告書を無視した不当な裁判となるか」否かである。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120423/k10014649221000.html

『国会秘密会での検察審調査を要請
4月23日 16時12分民主党の小沢元代表に近い議員は、検察審査会の審査が公正に行われているか疑わしいとして、国会の法務委員会で非公開の秘密会を開いて、検察審査会の実態調査を行うよう求める要請書を衆参両院の議長に提出しました。

民主党の小沢元代表の政治資金を巡る事件で、小沢氏は、検察の捜査では不起訴になりましたが、検察審査会の議決によって強制的に起訴されて今週26日に判決が言い渡されます。
これを前に、小沢氏に近い民主党の議員が、23日、衆参両院の議長を訪ね、検察審査会について、審査員の選考や議論の内容が非公開で審査が公正に行われているか疑わしいとして、衆参両院の法務委員会で非公開の秘密会を開いて、検察審査会の実態調査を行うよう求める要請書をそれぞれ提出しました。
要請書には、民主党や社民党などの衆参合わせて130人余りの議員の署名が添えられ、横路衆議院議長と平田参議院議長は「議院運営委員会に伝えたい」などと述べました。
記者会見した森前文部科学副大臣は「小沢氏の裁判では、検察審査会の議決の基になった捜査報告書がねつ造されていたことが分かっており、立法府として調査をしないと国民から付託された責任を全うできない」と述べました。』

「護憲+BBS」「裁判・司法行政ウォッチング」より
厚顔の美少年
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小日本のすすめ

2012-04-23 21:43:37 | 戦争・平和
このところ年齢のせいか、日本の戦前とか戦中のことばかり思い出している。
 
それでふと気になったのは、日露戦争への反戦運動のことはよく聞くのに、日清戦争についてそういったことは少しも聞かないことである。私の祖父は日清戦争で二十そこそこで旅順で戦死している。
 
ところで、そんなことと関係なく、勝海舟の『氷川清話』を読んでいたら、はっとする文章にお目にかかった。それは、日清戦争に関する次のような文章である。
  
「日清戦争は俺は大反対だったよ。なぜかって兄弟喧嘩だもの犬も食わないじゃないか。たとえ日本が勝ってもドーなる。支那はやはりスフィンクスとして外国の奴らが分からぬに限る。支那の実力が分かったら最後欧米からドシドシ押し掛けて来る。一体支那五億の民衆は日本にとって最大の顧客さ(中略)
  東洋のことは東洋だけでやるに限るよ。(中略) 今日になって兄弟喧嘩して支那の内輪をサラケ出して、欧米の乗ずるところになるくらいのものさ。(中略)
  隣国交兵日 其軍更無名
  可憐鶏林肉 割以與魯英」
 
というのがあって、さらに下関の講和会議に当って、「俺の意見は日本は朝鮮の独立保護のために戦ったのだから、土地は寸尺も取るべからず」(後略)といっている。

また、東洋史の御大将だった白鳥庫治はこの頃、日本が一応千何百年無事に過ごしてきたのは、東洋史は中国を中心にその辺境の諸民族の闘争の歴史なのに、日本は海上の小島の集まりだから、それと無縁に過ごせたせいだからと言っている。
 
歴史についてifを言うのはいけないそうだけれど、素人の私は、もし勝の意見どおり寸土も取らなければ、三国干渉も臥薪嘗胆もありえなかったし、日露戦争もなかったろうし、日本の歴史も随分違っただろうと思ってしまう。
 
そして、この二人の意見は、これからの日本のあるべき姿を考えるには少々参考になるような気がする。東海の小島の集まりの日本が、世界の大国並みの顔をしようとするのがもともと少しおかしいのではないか。無茶な国アメリカのグローバリズムと一緒になって、金儲けに夢中になるのも、なにやら無理な気がする。
 
十五年戦争中本当に飢え続けた私の中の欠食児童は、この小さなな国は先ず、食料自給率は百%近くにすることに努めた方がいいのではないかと思っている。そのためには日本は憲法どおり非武装にして、自衛隊はやめて、其の費用で政府でお米を高く買って、国民に安く配ればいい。そうすれば日本の農業は復興して、自衛隊の失業者は楽しく農業をやるだろう。人殺し訓練より面白くないかもしれないが、人間としていい事なのは確かだろう。
 
その方が、アメリカさんの前衛基地としてアメリカの傭兵になって近隣諸国を脅迫し続けるよりずっとましである。このためにはせめて、アメリカさんに、インディアンから奪ったアメリカ大陸に帰ってもらうのは大変だろうが、国民全部がそれを希望していることを始終示し続ければ、少しは効果があるかもしれない。
 
私自身としては、食べる物さえあれば、桃青の『奥の細道』の「月日は百代の過客にして云々」という名文を、李白の「春夜宴桃李宴序」と比べながら、其の利用の巧みさに感嘆したり、蕪村の「易水に根深流れる寒さかな」の句を楽しんだりしたいのである。

ここで老人の繰言は終わります。
「ましてまして悟る思いは他ならじ、我が嘆きをば我知るなれば」
(西行)

「護憲+コラム」より
鈴木建三
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ミャンマーへの経済援助は時期尚早

2012-04-22 15:04:43 | 安全・外交
メコン川流域5カ国会議で日本は5カ国に6000億円、カンボジアの洪水対策に15億円の無償資金援助を決定したのは良いが、NHKは、「野田総理大臣は、日本を訪れているミャンマーのテイン・セイン大統領と会談し、民主化を後押しするため、25年ぶりに円借款を再開する方針を伝えるとともに、ミャンマーが日本に対して抱えるおよそ3000億円の債務を免除することで合意しました。」と報じている。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120421/k10014618861000.html

しかしミャンマー政府は先日の選挙で圧倒的な得票差で勝利したミャンマー民主化のリーダーであるアウンサン・スーチーさんに憲法順守の誓約書への署名を求め、スーチーさんがそれを拒否したため、まだ議員の資格が与えられていないとも報じられている。

この状況下で経済援助をすれば、スーチーさんには議員資格が与えられない可能性がある。日本はスーチーさんへの議員資格付与を絶対条件としてテイン・セイン大統領に経済援助を約束すべきである。それなのに、この時点で「民主化を後押しするため」に経済援助再開決定とは、何という外務官僚の詭弁と誤魔化しであることか。野田首相や玄葉外相には現在のスーチーさんの置かれている状況やミャンマーの政治情勢を見る眼は無いのか。

またアメリカも日本のこの不合理な援助を観て見ぬ振りをするつもりか。是まで何のためのミャンマー軍事政権への経済封鎖だったのだろうか。スーチーさんの完全な人権復帰無くしてミャンマーの民主化はあり得ないはずである。

「護憲+BBS」「政権ウォッチング」より
厚顔の美少年
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自公の挟み撃ち作戦

2012-04-21 10:00:17 | 民主党政権
参議院で防衛相と国交相の問責決議が可決され、可決した野党は何れも大臣の辞任を要求している。しかし国会運営で自公は一切の審議拒否と一部(防衛・国交委員会)審議拒否で戦術が割れている。野田首相はそれを自公の足並みの乱れと観て、両大臣を辞任させず続投を表明している。民主党の輿石幹事長も口癖なのか、老獪に野党の問責決議を「受けて立つ」と野田首相に足並みをそろえるポーズを採っているように見える。

このように、自公の国会対策の戦術が割れたことを野田首相も、メディアも自公の足並みの乱れと観ているようであるが、そうではあるまい。自公の野田内閣を総辞職に追い込むための巧妙な挟み撃ち作戦ではないかと観られる。自公が一枚岩なら民主党の国会対策交渉は簡単であるが、今回自公が割れているだけにその対策に倍の時間を要する。野田首相は今国会で消費税増税案を成立させると言っているだけに、国会の会期時間との勝負でもある。よってこの時間を浪費させる為の自公の挟み撃ちと観る。

野田首相が是に気が付き両大臣を辞任させた時に国会の会期がどれくらい残っているか、一方両大臣を辞任させた時に検察が公職選挙法違反疑惑で国交相にどう出るか、是も予断できない。何れにしろ野田内閣大ピンチである。

「護憲+BBS」「政党ウォッチング」より
厚顔の美少年
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「サロン・ド・朔」4月27日(金)例会(学習会)のお知らせ

2012-04-20 14:28:33 | イベント情報
「サロン・ド・朔」4月27日(金)例会(学習会)を下記の通り開催します。

■日時:4月27日(金)18:30~21:30
■場所:「フリースペース 朔」(JR水道橋駅近く)
■テーマ:「原発国民投票の意義・都民投票を実現させるには」
■会費: 500円

今回は、市民グループ【みんなで決めよう「原発」国民投票】事務局長の今井一さんにお越しいただき、「原発国民投票の意義・都民投票を実現させるには」のテーマでお話ししていただきます。

http://kokumintohyo.com/

当日は今井さんのお話をしっかり伺い、疑問があれば率直に質問し、この運動の意義を十分理解した上で、今後自分達はどう拘わっていくか、自分たちに何ができるかを考えていければと思います。どうぞ奮ってご参加ください。

興味のある方、参加ご希望の方は、「護憲+HP」上にあるメールにてご連絡ください。折り返し会場、ブログラム等の詳細をご連絡します。

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☆「サロン・ド・朔」とは、「護憲+」メンバーを主軸に「SNSリアル版」のような形で運営するフリーな集まり(@東京)で、毎月テーマを決めてそれに相応しい講師をお招きし、勉強会・親睦会を行っています。

昨年以降取り上げたテーマは以下のとおりです。
(2011年)
2月: 「渡嘉敷・前島の意味」
3月: 「TPP=自由貿易を問う」
4月: 「(熟年)アマチュア劇団・かんじゅく座」
5月: 「脱・原発は、待ったなし。今後を担うエネルギーは何か?」
6月: 「原発事故汚染地域の住民になって」
7月: 「安心ひきこもりライフ」
8月: 「原発依存からの脱却を目指して~特報部が伝えたフクシマ事故」  
9月: 「フリートーク」
10月:「介護労働を生きる」
11月:「究極の新自由主義としてのTPP」
(2012年)
2月: 「地域で開く勉強会・映画会」
3月: 「3.11から1年 被災地の現状と正念場を迎える原発再稼働」
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「護憲+BBS」「イベントの紹介」より
笹井明子
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