老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「一人一票」と投票率

2013-06-30 08:05:12 | 選挙
「0増5減」なるものを慌しく仕上げて、「恭しきお告げ」にひれ伏して見せた「永田町の住民」達(ども・と言いたいところだが)、この「お告げ」に逆らえる者誰一人としてなしの風情だが、本当にそうなの?の思いから解放されずにいる。

前にも書いたことだが、「覚えたての割り算」に取り憑かれ、卵も、とは言わないが、何でも割ってみたいの風情で、とても「憲法の番人」のなさることとは思えぬ。もし、「番人様」を自負してのお告げだと申されるならば、もう少し考察に深みがあって宜しかろうにと、「お告げ」が出るたびに思う。

選挙区ごとに有権者数と議員定数とを対比し、その数が二倍を超える事例があれば、「一人一票の基本」を踏みにじる違反であると申される。本当にこのような「単細胞脳」での判断で宜しいのか。

続いての国政選挙の趨勢を占うとの鳴り物入りで注目を集めた都議会議員選挙だったが、その投票率は なんと50%にも満たぬ。争われた議員定数は、一人に二票与えたに等しい。

一票の格差を申し立てるのは、それが「軽い」と感じる地域の有権者から出のは、これまた当然のこと。東京都近県の補選で40%に満たなかったことがあったの記憶もある。

「投票」という生き物が支配する世界に、単なる「割り算」を持ち込んで何とすると申したい。

「選挙権」は自分のもの、使う使わぬで四の五の言うな、も分かる。物事は簡単なのだ。議員定数は有権者数で決まる。これはこれで異を唱える筋合いは何もない。選挙が終ったら投票率でその定数を見直(削減)せば簡単に済む話ではないのか。

「お告げ」の出る幕もない。この提訴を「統治行為論」なるもので退けてこなかった不思議と申したいのだが。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
百山
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

民意を生かす政治・公正な報道を求める要望書

2013-06-29 21:59:48 | マスコミ報道
6月27日「平和への結集」という市民活動をしているグループの人達3人で東京新聞に面談し、「民意を生かす政治・公正な報道を求める要望書」を提出してきました。

平和への結集ブログ》民意を生かす政治・公正な報道を求める要望書←こちらに全文掲載

東京新聞の政治部の方とはアポを取ってあり政治部の方が面談して下さいました。プリントした用紙をお見せして私達の要望を伝えましたが、政治部の方は「政党の活動や政策を報道する際もなるべく偏らないように公平感ある紙面作りを心がけている」とのお話でした。

テレビなどでよく見られる事ですが、「まだ国民が投票行動に入らない時期から『○○党圧勝!』などと報道するのはおかしいのではないか?」という質問には、「確かに、皆が入れそうな党に投票しようか?という人もいるが、中には、皆が入れるんなら私は他の党に投票しよう、という人もいて一概には言えない」と言う答えでした。

流石に紙面作りには気を配っているな、と思わされたのは、「アベノミクス」という言葉。引用以外には使用していない、との事でした。皆が使っている、流行っているからという理由で使う事のない紙面には共感しました。新聞テレビから7割の人が情報を得ているという現在、他でも報道に携わっている人達は、自分達の仕事が国民にどのような影響を与えているのか考えて欲しいと思いました。

その後NHKにアポ無しで訪問しましたが、「こういう、要望書は事前に書面で提出して欲しい」ということで面談は叶いませんでした。

平和への結集は非常に少ない人数で活動しています。大変だけど、マスコミ人達の生の声を聞く機会になるのでは思います。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
パンドラ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ご案内「なだいなださんを偲ぶ会」7/11

2013-06-28 21:45:41 | イベント情報
なだいなださんが6月6日に急逝されてから、早1ヵ月を迎えようとしています。
作家・精神科医・老人党提唱者と、ご活躍が幅広く、多くの方々から、お別れを…という声が寄せられ、この度「なだいなださんを偲ぶ会」を、開くことにいたしましたので、ご案内いたします。

出席ご連絡は、お名前、ご住所、連絡先を添えて、「護憲+」HP上に記載の「護憲+」あてメールにてご連絡ください。

「故・なだいなだ(堀内秀)さんを偲ぶ会」
日時:7月11日(木) 1時半~3時半
場所:自由学園明日館 講堂 〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-31-3 
http://www.jiyu.jp/kanren/contact.html
会費:3000円 (ご著書を1冊お持ち帰り頂きます) 
・平服でおいで下さい。お香典、お供物の儀はお断り申し上げます。

       「なだいなださんを偲ぶ会」
       (筑摩書房・婦人之友社・青萠堂・日仏医学会・老人党・老人党護憲+共催)

「護憲+BBS」「イベントの紹介」より
笹井明子
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真摯な平和への思いを 過去への深甚の反省を 学びを

2013-06-27 09:52:52 | 沖縄
(1)沖縄慰霊の日 負担軽減は待ったなし 毎日新聞 社説 6/24 
『今から68年前、太平洋戦争末期の沖縄で一般住民を巻き込んだ地上戦が行われ、住民約9万人を含む約20万人が犠牲になった。本土決戦の時間稼ぎのための「捨て石」とされた戦いだった。その沖縄戦で旧日本軍の組織的戦闘が終わった日にあたる23日の「慰霊の日」、沖縄県主催の追悼式が、最後の激戦地となった糸満市摩文仁(まぶに)で今年も行われた。 
 仲井真弘多知事は平和宣言で普天間の県外移設、日米地位協定の抜本的な見直しを求めた。しかし政府は、普天間の沖縄県名護市辺野古への移設を推進し、地位協定は改定しない立場を貫く。安倍首相はあいさつで、政策面では沖縄振興と基地負担軽減への決意を語るにとどめた。 
 安倍政権の発足以降、中国の軍拡を背景に日米同盟強化を目指す政府と、沖縄の溝はさらに深まっているようにみえる。 
 沖縄戦で大田実・海軍中将が自決前に海軍次官に送った電文に「沖縄県民斯く戦えり。県民に対し、後世特別の御高配を賜らんことを」との有名な言葉がある。しかし、沖縄の人たちにとって、最近の動きは「御高配」どころか、全く逆のものに映っているのではないか。』  

★安倍コベ氏、自民党は、安倍コベ、裏切りが本分!? 今更、驚くべきことではない。最近どころか、戦後68年、終始だ!? 次から次へと…安倍コベ

(2)沖縄慰霊の日 犠牲強いた歴史顧みよ 北海道新聞 社説 6/23
『 日本が沖縄に犠牲を強いてきた歴史は、今に通じている。在日米軍施設の74%が集中し、米兵による事件、事故も絶えない。状況が改善されないまま、政府に対する沖縄の不満はかつてなく高まっている。  沖縄の歴史を顧み、負担軽減の道を真剣に考える日としたい。』

(3)慰霊の日 軍は住民守らず 「心の傷」 抜本調査を 琉球新報 社説 6/23
『「ありったけの地獄を集めた」と表現される過酷な戦場から針の穴をくぐるように生還した方々が戦後、肉体だけでなく心がひどくむしばまれ、その傷が癒やされることなく生きてきたことが、ようやく実証された。』 

(4)[慰霊の日] 平和を守る試練のとき 沖縄タイムス 社説 6/23
『戦後も沖縄は米軍の出撃基地として、朝鮮戦争からイラク戦争に至るまで戦争の影をひきずってきた。しかし現在の局面は、これまでと明らかに異なる。日本は戦争に向けた準備段階に入っている。そう唱えれば、杞憂(きゆう)だと一笑に付されるだろうか。 
 歴史には曲がり角がある。日中の海上での攻防が常態化する契機となった尖閣諸島の国有化も、その一つだろう。今後は、憲法改正や集団的自衛権の行使容認が時代の転換点になる可能性もある。
 他国の脅威ばかりが強調される中、戦争に備える動きを肯定するのが当然のようになっていないか。』

(5)平和の願い世代超えて きょう 「慰霊の日」 沖縄タイムス 6/23

(6)沖縄戦:慶良間諸島・阿嘉島 飢餓との戦いを証言 毎日新聞 6/22
『太平洋戦争で国内最大の地上戦があった沖縄は23日、戦闘終結を記念した「慰霊の日」を迎える。岡山県倉敷市の柴田収二さん(90)は、米軍が最初に上陸した慶良間(けらま)諸島の阿嘉(あか)島(沖縄県座間味村)で従軍していた。脳裏に浮かぶのは、厳しい飢えの中、食糧を盗んだとして兵士や朝鮮人労働者らが軍に処刑された忌まわしい記憶だ。「二度と戦争はしてはいけない」と平和の尊さを訴える。』

(7)[慰霊の日] 平和を守る試練のとき 沖縄タイムス 社説 6/23 

さて、若干62歳の私には、原体験もないし、上記事中にあるような、真摯な平和への思いを、過去への深甚からの深い反省も、恐らく成し得ないだろう。言わば、最後尾からの、駆け出し、過去追跡(目撃)者ということになろうか。それでも猶、先にも、現在にも、学び、生かしたい、反映しなければの思いは、持つ。不足ありありであっても。

何から始めるべきかと定まらないところもあるが、先ずは、(6)などにある、食料・水・弾薬等々の物資補給、兵站の不十分さは、つとに有名ではないかと思う。遡れば、硫黄島での戦闘から、十分な兵站、補給はなく、結果、硫黄島を、玉砕に至らしめた。思えば、戦争の転機となったミッドウェー沖海戦(1942年4月)から、艦載機・搭乗員・燃料の不足、兵站・物量の不十分さ・不足は、顕著となり、当初から予見されていたこととは言え、彼我の物量・兵站の差が、顕になる。

最後の大決戦、沖縄戦での“住民保護の視点は決定的に欠落していた”「出血持久戦」(「帝国陸海軍作戦計画大綱」)によって、南下した非戦闘員が戦火に巻き込まれ、おびただしい人々が犠牲になった。日本兵による食料強奪、壕追い出し、壕内で泣く子の殺害、住民をスパイ視しての殺害が相次いだ。  

日本軍は住民から機密が漏れるのを防ぐため、住民が米軍に投降することを許さず軍と共に生き、軍と共に死ぬ「共生共死」の指導方針とは、なんとも、悲惨、惨劇…。オマケに、米軍の侵攻は、予想に反し、北から南へと展開された。忠良な臣民を道連れにした南進(南下)=唯、時間稼ぎのため??? 本土決戦の為???の、だが、軍への兵站もママナラナイのに、臣民への食料・水・必需品等、支給・手配する用意などは、あったろうか? なんとも悲惨な消耗品、捨石(沖縄含め)としてしまったのではなかったか。

旧日本政府の責任は重大であり、その末裔たる、戦後の自民党政権、就中、復古の安倍コベ政権は、旧日本政府乃至その“幕僚”軍人、側近を、悪くないと擁護するばかりで、責任を全う出来、逃げ、将来を切り開けるとでも、期待、確信するのだろうか?中国と対峙する時は、米軍・米政府を当てにする? そんなことが、戦略の枢要とでも? 単に、成り行きでなく??? それとも、太平洋戦争終結の講和会議、或いはその独立と引換にした日米安保条約締結以来、不可避だとでも心得えているのか?

また、(2)にある、『犠牲強いた歴史顧みよ』の呼び掛けには、戦争終結、講和会議で終わらせなかった沖縄への犠牲、現在の日本政府の責任をも含め、重いものがある。“外交は、政府の専権事項”などと嘯く、或いは木で鼻をくくる向きが、政府にはあるようだが、それは無理である。

日本の主権者は国民であり、全ての権力の源泉はその主権者にあることに思いを致せば、沖縄の主権者であれ、日本の主権者であれ、その思い、主張を反故にして良い筈もない。行政府、それは、単に三権の一に過ぎず、その上、その公務員には日本国憲法尊重と順守義務がある。

ところが、これを理解しない。しようとしない、というべきか。日本国憲法破棄、新憲法創設を党是として出発した、自民党政権の、日本国憲法のつまみ食い(その立場でのご都合主義の解釈、或いは、上命下達的、先例の積み重ね、議員の地位が既得権の如く振舞う等々)を、既成事実化させ、今では、平気で、己ガ為、復古や中世を取り入れようとしているかに見える。

しかし、反撃は今から!? 立ち上がれば、決して遅くはない。日本国憲法、民主主義、人権尊重の憲法保障ある限り。

 沖縄「慰霊の日」、68年後も癒されない傷跡 6/22
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E6%88%A6%E4%BA%89
 太平洋戦争 - Wikipedia
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%96%E7%B8%84%E6%88%A6
 沖縄戦 - Wikipedia
 http://hb4.seikyou.ne.jp/home/okinawasennokioku/okinawasennosyougen/okinawasennosyougen.html
 沖縄戦体験の証言 更新2002年4月

「護憲+コラム」より
蔵龍隠士
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

辛坊氏、海自の宣伝でお返し

2013-06-26 07:02:43 | マスコミ報道
今朝(6/25)8チャンネル(関西TV)の8時からのワイドショー番組「とくダネ!」を観ていたところ、海難事故に遭遇して海上自衛隊に救助されたフリーキャスター辛坊治郎氏の記者会見のVTRが放送されていた。

鯨にぶっつかって浸水したようだと遭難の経過の説明していたまでは良かったが、最後にどのようにして手に入れたのか分からないが、救助してもらった海上自衛隊員の付けていたワッペンを手に持って、カメラの前に突き出し、これは「海上自衛隊岩国基地の隊員のワッペンです、このような国に生まれて幸せです」と涙ながらに話している姿を見せられた。救助してもらったお礼のつもりか何か知らないが、海上自衛隊の宣伝まがいのパフォマンスは、政治番組のニュースキャスターとして、少々やり過ぎではないだろうか。

因みに今回の救助を民間が請け負っていれば1000万円はくだらないと言われている。イラク戦争勃発の時、日本の若者がイラク兵の人質に獲られた際に、その救助についてメディアは自己責任を追求して突き放したが、このような趣味での自己都合による事故発生こそ自己責任であろう。メディアも同業者の事故には事実の報道のみで甘いようである。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
厚顔の美少年
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

参議院選の前哨戦=都議選の結果

2013-06-25 21:02:26 | 選挙
都議選の結果は大体予想したとおりだったが、投票率が前回より10ポイントも低い43%は意外であった。その結果、組織としての基礎票がしっかりしている公明党と共産党は相対的に優位になったようだ。

自民党にとっては、投票率の低さが野党に浮動票が流れなかったことにつながりプラスになったようだ。また、伝統的に自民党の支持層である中小商工業者とその従業員は景気回復を肌で感じはじめ、棄権する人が少なかったと見られる。

加えて、安倍首相の大企業経営者への賃上げ、ボーナスアップ要請に呼応した会社のサラリーマンやその家族は、自民党へ投票し、一般有権者からもまんべんなく票を集めた結果が全員当選となったと思われる。

民主党と日本維新の会の敗北は、投票率の低さとはあまり関係ないが、議席ゼロに終わった政党はやはり投票率の低さに泣かされたのではあるまいか。逆に言えば参議院選の課題でもあるが、投票所へ有権者を引きつけられなかったというこである。

「護憲+BBS」「政党ウォッチング」より
厚顔の美少年
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

参議院選の前哨戦・都議選の行方やいかに

2013-06-23 06:20:36 | 選挙
明日(6/23)東京都議選の即日開票が行われるが、都民はどのような選択をするのであろうか。地方選とは言え、国会や各党の本部が東京にあり否応なく国政の影響を受けやすく、過去には都議選を制した党が夏の参議院選を制するジンクスが定着していた。

年初の予想では自民党と日本維新の会、みんなの党が躍進し、民主党の大敗が言われていたが、最近のムードはかなり変化している。アベノミクスも、庶民の懐が増えないうちに2%のインフレターゲットに協力便乗して価格をアップする業界(例:ガソリン業界、自動車保険業界)や円安による物価上昇等でメッキが剥げ、また原発推進や憲法改正の鷹の爪が見えて来たためか、各地方の首長選では自民党が連戦連敗である。

株価も昨年12月の政権交代以来上昇して来たが、4月末頃からマスコミに煽られて株を購入した庶民は5月23日の暴落とその後の乱高下で含み損を抱え、アベノミクスに騙されたとの思いも都議選には影響して来ると思われる。

一方日本維新の会は、橋下共同代表の従軍慰安婦容認発言と沖縄駐留米軍幹部への日本の風俗営業活用進言(買春進言)や大阪府と市の水道行政の統合失敗、大阪八尾空港へのオスプレイ誘致の思いつき発言、加えて党内対立の顕在化でこれまでの旋風は逆風と化し、現行の3名確保がやっととも言われている。

上記のような状況を都民も認識した上での投票となれば、民主党も先の衆議院選ほどの地滑り的な負けにはならないのではないかと思われる。それでも民主党の一人負けの可能性は高く、現在の半数の20名以上は落選するのではあるまいか。

一方現状より議席を増やすのは自民党、みんなの党、現状維持は公明党、共産党、日本維新の会、生活者ネットワーク。初めて都議選に参戦する生活の党、みどりの風は一貫して原発、TPP、消費税増税反対にブレが無く、立候補者も少ない社民党も含め善戦。無所属は苦戦するのではないかと思いながら、午後8時からの開票速報を見守りたい。

「護憲+BBS」「政党ウォッチング」より
厚顔の美少年
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新聞投稿「戦争しない国造りを」

2013-06-22 16:36:46 | 戦争・平和
東京新聞6/22付け朝刊、「発言」欄より表題(埼玉県・男性83才)の投稿です。

********* ここから *********
12日付本欄の「若者の声」に掲載された女子高校生の投稿「衝撃受けた少年兵募集」を読んだ。私は以前、ハワイで米国軍人と結婚した日本人女性が、修学旅行に来た日本の高校生が日本と米国が戦争をしたことを知らなかったことに驚き、「日本の教育って、どうなっているの」と聞かれたことを思い出した。

※猫注;女子校生が学校の授業(自由研究?校外学習?)で、戦時中に自分と同じ年齢の子供が戦争に駆り出されていた事実を知り、驚愕したという投稿だったと記憶。

日米は、半世紀以上もパートナーでやってきたから、戦争のことを教育することはタブーにされてきたのか?と私は情けない思いだった。事実は正しく教えておかなくてはならないと思う。

戦争は、老若男女関係なく全国民が巻き込まれる。小さな戦争は現在でも世界各地で起き、悲惨なニュースが連日伝えられているのに、「日本人は平和ボケしている」と言われても仕方ない。

私は特定のイデオロギーは持っていないが、15歳で海軍少年兵に志願して戦場で戦った人間として、領土問題などで「戦争も辞さない」などと発言する老人や政治家を理解できない。彼らは自分や自分の家族が戦場に駆り出されることになったら、という想像力が働かないのだろう。

次の世代を担う若者には、今の日本の民主主義国家が300万余の人命の犠牲と計り知れない苦難の代償の上にあることを知ってもらいたい。

ここにきて改憲論議が盛んだが、自衛隊が戦場に行かなくてすむのは平和憲法があるからだ。国政を任す政権政党を決める選挙では、賢い国民になって政治家を選び、知恵を絞って戦争をしないで、世界各国と付き合っていく国造りをしようではありませんか。
******** ここまで *********

ウチの息子・娘も小中学生の頃、毎年8月にある太平洋戦争関連のテレビを私が見ていた時に「えっ、日本はアメリカと戦争したことあるの?」と言いました。かくいう私も子供の頃、テレビ番組「コンバット」「ラットパトロール」を見ていて、アメリカ=正義、ドイツ=悪と思い込んでいましたが。

昭和36年生まれの私は昭和4年生まれの父から戦中戦後の話を聞き、当時の戦闘機・戦艦のプラモデルを作って育ちましたが、3世代同居でもない限り平成生まれの子供たちは学校で近代史(特に昭和初期~戦後)をきっちり学ばなければ、「日本がどこと同盟を組み、どこと戦争をしたのか」など認識しないでしょう。

「昨日の敵は今日の友」「今日の友は明日の敵」、だからこそ自国の立場・態度を明確にして友好的な外交努力をする必要があります。強がって声高に「自衛隊を派遣しないと国際社会で恥をかく」「国際紛争に手(武力)を貸さず、日本は見ているだけでいいのか」「尖閣諸島沖海戦には日米安保で勝てる」などと言う政治家・暴走老人には退場してもらいましょう。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
猫家五六助
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新聞投稿「高市発言に、けじめの時」

2013-06-22 16:33:39 | 安倍内閣
東京新聞6/22付け朝刊、「発言」欄より表題(神奈川県・男性75才)の投稿です。

******* ここから **********
自民党の高市早苗政調会長の「原発事故で死者なし」発言は、政治家としてだけでなく人間失格です。翌18日の釈明は、報道が間違いと言った某市長そっくりでしたが、政治家は言葉が命ですから「しゃべり方が下手だった」では政権与党幹部の資格なしです。

高市発言を「問題なし」とした管義偉官房長官も問題です。本紙によると原発関連死は約800人。酪農家の自殺報道は今も心の中に残っています。

私は、原発事故の被災者に対して、高市氏と東京電力の体質に共通するものがあるように思えてなりません。被害を低く、補償を少なく、原発再稼働を一日も早く、との思惑が見え透いています。

過去に歴史認識の問題でも暴言を繰り返してきた高市氏に対して、自民党はけじめをつけるべきです。このまま擁護するだけで済ませるなら、無責任政党としての誹り(そしり)は免れません。
******* ここまで **********

かつて、東京電力の幹部や原発賛否の公聴会での社員が軽口を叩いて大炎上していたのに、今さら公言する高市氏は相当な政治オンチか確信犯ですね。それとも、東京電力を擁護して見返りが欲しいのか。

彼女は自民党内で女性タカ派として存在感を示し、また安倍総理に媚びを売ろうとして高飛車な発言を続けているように思います。「原発は国家のエネルギー政策だから国民は文句を言うな」とも聞こえ、まるで戦時中の軍部のようです。ははん、だから率先して靖国神社参拝なのね。

つまり、この人の政治的姿勢・ポリシーは国家・党利党略優先で、国民の方など向いていないわけです。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
猫家五六助
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

死刑囚の証人尋問に問題はないか

2013-06-22 10:16:30 | 民主主義・人権
東京地裁はオウム真理教の平田被告の公判に、既に死刑が確定しているオウム真理教の元幹部三人を証人尋問することを、東京地検の申請にもとづき承認したと報じられている。サリンを地下鉄に持ち込み不特定多数の殺戮を狙った事件だけに、検察としては当然の尋問申請であろう。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1703X_X10C13A6CC1000/

また地裁と地検は尋問を公開にするか否かで意見の相違があったことが報じられているが、裁判は公開が原則ゆえ裁判所の判断が妥当であろう。

しかしそのような問題よりも、判決を下す裁判官も裁判員も、いつ死刑が執行されるか分からない極限の立場にある死刑囚の経験がないのであるから、その心理状態を理解できないことの方が大きな問題ではないだろうか。即ち元同志であった者の裁判に既に死刑を待つ身の立場にある元同志が尋問に立たされた場合どのような思い(心理)が生じるのであろうか、ということである。

例えば三人の死刑囚が三人三様に次のような心理状態になって証言をした場合、何を以てどの死刑囚の証言を信用するのだろうか。

一人は死刑囚として純真な気持ちになり真実を証言する場合
一人はかつての同志を助けるために嘘の証言する場合
一人は腹いせに同志も死刑に巻き込むために証言をした場合

誰も死刑囚になった経験が無いだけに死刑囚の心理判断は難しく、誤った判断をする可能性もある。それゆえ法と証拠に基づいて被告人を取り調べた方がベターではないだろうか。

「護憲+BBS」「裁判、司法行政ウォッチング」より
厚顔の美少年
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする