老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

【合成の誤謬】リベラル敗北の総括

2012-12-31 16:58:37 | 政治
合成の誤謬とは、ミクロの視点では正しいことでも、それが合成されたマクロ(集計量)の世界では、かならずしも意図しない結果が生じることを指す経済学の用語を指す。(ウイキペデイア)

この考え方、経済学だけでなく、様々な分野で有効だと思う。現役時代、わたしもこの合成の誤謬的発想にさんざん悩まされた。

実例で考えてみればすぐ理解できる。たとえば、教師的発想の最たるものに、良い事をやりたがる(実践したがる)癖がある。その裏には、良い事を積み重ねる(合成する)と理想的な人間が出来上がるという牢固とした信仰がある。その為、真面目な教師ほど真剣に良い事をやりたがった。彼らが真剣であればあるほど、必死になればなるほど結果は無惨な場合が多かった。

この例は、勉強に置き換えればさらに良く分かる。真面目で熱心な教師ほど細部にわたるまで丁寧に教え、それを完全にマスターさせたがる。中学校以上の場合、教師は専門教科を教える。ところが、受ける生徒は、全教科(わたしの時代は9教科)を学ばなければならない。こうなると生徒は、9教科全てについて細部に至るまで完全にマスターしなければならなくなる。生徒から言わせると「冗談じゃねー。嫌いな教科までそんなに丁寧にやっておれるか。止めた、止めた。」という具合になる。

次にくるのが、教師によって態度を変える。怖い教師の場合、保身のため勉強する。やさしい教師の場合、手抜きをする、という具合に裏表のある生徒が育つ。真面目で熱心で子供に力をつけるため一生懸命に教える。教師としては、全くの【善】である。ところが、結果としては、子供たちが裏表のある人格に育ったり、学ぶ楽しさを忘れ、学ぶ苦しさを感じてしまう。教師としては、これは【悪】である。

ところが、学力優先主義的発想の学校では、このような教育が平然と行われてきた。つまり、全ての教科(特に受験教科)を細部にわたるまで丁寧に熱心に教え込む(※学ぶのではない)技術のある教師ほど【良い教師=善】とされ、それに疑いを挟む教師は変人か、能力のない教師とされた。受験教育とは、このような教育の典型である。

つまり、細部に至るまで【善】を積み重ねるとマクロ(集計量)でも【善】になるはずだというフィクションが信じられていたのである。

今回の選挙、リベラル派勢力の破綻の思想的要因は、この【合成の誤謬】的発想にあると思う。

【荒れた中学校】時代ほど、理想家肌の教師たちの限界が露わになった時代はない。非暴力を標榜する教師の中で、荒れる子供の前に立ちはだかり、自らを犠牲にしてでも子供の暴力を止めようとした教師は、わたしの経験では、一人しかいない。(※わたしは今でも彼は本物だと尊敬している)

つまり、人権擁護を叫ぶなら、暴力をふるい、他者の人権を無視して、他を威嚇する行為を繰り返す生徒の【反人権的行為】に対しても身を挺した説得を行わなければ、本物ではない。そうしなければ、荒れた学校現場でどうして良いか分からないが、何としてもその子供たちを立ち直らせようともがき格闘している他の教師(難しい理論はないが、情熱はある)たちにとって、人権擁護などという言葉は、ただのお題目にしか過ぎないという事になる。

理想家肌の教師(いわゆるリベラル派の教師)たちは、この自らの理想・理念が本物かどうか、(私流に言うと、自らの理想・理念が血肉化しているかどうか)という場面で、あまり役に立たなかった、という印象がぬぐいきれない。

今回の選挙。リベラル派の党・市民団体はなぜ大同団結できなかったのか。彼らなりの細部にこだわる理論(善)に執着しすぎるあまり、総体としての政治の潮流を読み誤った(悪)点にあると思う。つまり、仲間内の【善】の理論にこだわり、国民の心の中に【錘】を下せなくなったのであろう。今回の選挙、私の肌感覚では、子供の荒れている現場にわが身を投じられるかどうかの覚悟を問う選挙だったと思っていた。それができなかった。つまり、リベラル政党・団体などの存在価値そのものに疑いが向けられたのである。

【退却戦】を戦うとはそういう事なのである。明智光秀が、百姓に打ち取られた例を見るまでもなく、残党狩りは戦いの常。この苦しい戦いを生き延びなければ、リベラル勢力の明日はない。

寺山修二の【身捨つるほどの 祖国はありや】というひそみに倣えば、【身捨つるほどの 思想はありや】という問いをわが身わが心に投げかける選挙だった。

ここからしか、明日の展望は開けない、と思う。

「護憲+コラム」より
流水
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美輪明宏さんの発言

2012-12-31 15:07:57 | 原発
知り合いに教えてもらいました。

テレビのワイドショーでの美輪明宏さんの茂木大臣に対する発言が今あちこちで話題になっているそうです。
youtubeでも見られるようです。
この文字を追うだけでも、「その通り!」と言いたくなります。

美輪さんの発言

・・・・ここから・・・・
「何故神様が政権を自民党に戻したのかと思ったら、後片付けをしなさいという事でね、反省という事で、とにかく借金だらけにして原発もそうですわね。
全部自民党の時代の産物をたった3、4年で 尻拭いしろったって無理な話よ。
自分の尻は自分で拭きなさいよ、自分たちでしなさいよという事で政権が戻ってきたんだと思いますね。
だから今の弊害はたった2、 3年の民主党がやった訳ではなくて、その前の政権が全部積もり積 もったものでしょ?」

「潔さなんですよ。まず言い逃れとか詭弁で人のせいにして、民主党のせい、アレのせい、自民党が作った訳じゃないですか。原発なんて。」

「だから民主党民主党って全部民主党のせいにしようという、それがズルくて卑怯未練ですよ。全部自分たちが悪うございましたって一言言えばいいんですよ。」

・・・・ここまで・・・・

実際の番組では「ここまで」ではなくて、もっといろいろ発言されています。時間がありましたら、ぜひごらんになってください。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
コナシ
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「笹子トンネル」仮復旧について

2012-12-30 13:05:01 | 社会問題
「笹子トンネル」の仮復旧、その筋の面々は、年末年始のラッシュと仕事納めにカッコつけたよと言わんばかり。

走行車線と追い越し車線の二車線を対面通行にして通行止めはなくしたよ。迂回路は広い視野で選択してね。そこの料金は無料にしますよ。あぁ、ヤレヤレ(ここは小声、多分)。なにか やることはやったと、お空に向けて鼻高々の風情。

だが、元凶は天井板崩落の上り線でしょう。ここが「危うさ」を知らしめたお蔭で、ゾーっとするような現場が、アチコチに。その功(!)は認める(?)としても、それは「別もの」でしょう。ここを開通させることが、全てのもと。こんな簡単なことに思いが至らないとは、唖然の言葉しかない。

29日朝の新聞報道にも「国交省の事故調査委員会が、岩にあけた穴に接着剤を流し込んで差し込んだボルトの強度を検証しているので、開通の目途は当分立たない」とある。この貴重な研究材料をもとに、もっと強力・半永久的な接着剤の開発に漕ぎつけたい。科学技術の進歩・発達には、試行錯誤は付きもの、この工法自体に「ダメ」が出されたのではないと言わんばかり。

これには驚きますね。一般論かも知れないが、岩と鉄、どちらが強いか。この両者を一体化させることは、本当に可能か。こんなバ○でも見ない夢を追い回して、厖大・莫大な損失を世間に及ぼすことなんて、許されるはずはない。

暫定開通のためにかけ、これからかかる経費なんて目じゃない、の親方日の丸体質は、民営化の隠れ蓑の下でもなお健在を示してくれました。

「護憲+BBS」「どんぺりを飲みながら」より
百山
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未来の党の分党記者会見を観て

2012-12-30 12:28:01 | 選挙
テレビのニュースで未来の党の嘉田代表、森ゆうこ氏、小沢氏の記者会見を見た。このドタバタ劇を世間では成田離婚とか分党とか言っているが、れっきとした分裂であろう。

政策はほぼ同じでありながらどうしてこうなったのか。第一の原因は未来の党が結成間もない状態で衆議院選に大敗北したこと、第二は嘉田氏が結成間もない政党(公党)の代表に初めて就いて、その権限と責任と党としての意思決定の在り方を全く理解していなかったことであろう。嘉田代表は、未来の党を私塾「未来政治塾」の延長で塾長=代表の権限で自分の思うようにできると誤解していたように思われる。

共産党を除いて公党(政党)で代表の責任が問われるのは、「選挙に敗北した時」か、その代表では「選挙に勝てない」(谷垣自民党前総裁の例)と思われた時が殆どである。民主党ではかつて菅氏が代表に選ばれ、次の参議院選で消費税を10%に上げると言って敗北し、過半数を失ってねじれ国会となったが、それでも菅氏を支持する議員が多かったので続投できた。しかし、今回の未来の党の大敗北では、未来の党の現議員は嘉田代表の責任を問い、小沢氏との共同代表を両院議員総会で議決したが、嘉田氏はこれを「クーデター」と呼び、「代表としては受け入れられない」と全く認めようとしなかったと報じられている。

これを見ても、嘉田代表に「未来の党は公党」という認識はなったのではないかと思われる。一方民主党から「国民生活が第一」を経由して未来の党に参加した議員にしてみれば、経験上も公党として党内民主主義に則り両院議員総会で議決するのは当然と思っているはずで、粛々と議決して嘉田代表に突きつけたまでの事であろう。極論すれば、国民新党の亀井代表(未来の党に参加)が議員の多数決で引きずり降ろされ離党したように、嘉田氏を代表から引きずり下ろすことも、やろうと思えばできたことすら、嘉田代表の認識にはなかったのであろう。

最後の記者会見では「自分の力不足で小沢先生の力を引き出せなかった」と述べて、公党の在り方と党運営の在り方を理解したようであるが、そのような認識レベルの嘉田氏をこれ以上追いつめても互いに次には繋がらないとの大人の判断があったのだろう。今回の分党で嘉田代表は「未来の党」の名をとり、「生活の党」は党名ではなく来年の参議院選を睨んで実(政党助成金)をとる結果となった。小沢氏と共同代表制で車の両輪となって党運営をした方が国民には分かりやすく、参議院選にも捲土重来を期すことができたと思うが、嘉田代表がそれでは「自分の政治生命が絶たれる」と思っているのであれば、もはやそれまでである。

一方で社民党出身の阿部知子議員を自分と考えが近いと評して共同代表に選んだが、阿部氏は先の通常国会まで社民党の政審会長として国会でもよく質問をしていた。今後社民党と未来の党の政策の違いをどこまで出せるのかが、未来の党(政治団体)の課題となりそうである。脱原発=卒原発、子育て支援、消費税増税反対等は、社民党、共産党、生活の党も旧国民の生活が第一時代から唱えており、新鮮味はない。未来の党は既に過去の党になりつつあるのではあるまいか。

「護憲+BBS」「政党ウォッチング」より
厚顔の美少年

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あの人が還って来た

2012-12-28 09:18:36 | 安倍内閣
とうとう、あの人が還って来ました。

衆議院選挙というパンドラの箱が明けられたら、様々な魑魅魍魎(?)達と一緒に、「これからは、俺の出番だ」とばかり、蘇ったゾンビのように、テレビなどマスコミへの露出度が高くなっています。

私が愚痴ったつまらない男、「俺を敬え」と威張り散らしていたのに、町会長から、隣の町と戦争するから武器の費用を負担しろ、私達家族も戦争の手伝いと町会費の増額をと迫られたら、突然お腹が痛い、もうこの家の主人は務まらないと、家を出て行った私の亭主の事です。

何を血迷ったのか衆議院選挙で某候補の選対委員を務め、その候補が当選したら側でVサインをしてテレビカメラに映っていた私の亭主。還って来たとたん「おまえ達もいい加減な男に振り回されてバカを見たな。これからは、俺がまたこの家の家長になってやるから、一生懸命俺のために働くんだ」と言い出しました。

何故か来年の7月までは大人しくしているそうです。その後また豪遊だ、隣の町と戦争だ、武器の費用を作れと、無理難題をふっかけられるのではないかと心配です。

2009年にあの人の仲間とは縁を切って他の人を家長に迎えましたが、何だか分けが分からない事になり、私の年老いた両親は「やっぱりあの人が良い」と言い出すし、我が家の子ども達は「俺たちそんなの関係ねぇ~」と遊びに行っちゃうし…。

還って来たあの人を迎え入れたのは確かに私達家族ですが、これからどうなるのか、本当に頭が痛い毎日です。
いえ、これは決して自民党総裁にして、第二次安倍内閣の首相安倍晋三氏の事ではありません…。

「護憲BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
パンドラ
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逆説の近代

2012-12-27 14:39:08 | 社会問題
「秩父事件」を再考しているときに、これまでの研究者が歴史家としての立場で秩父事件にアプローチしているために明らかにされていない問題に出会うことになった。それは法律学的な視点からの問題点である。秩父事件が起きた明治17年という時間軸は、日本の法制度の歴史にとっても大きな曲がり角(ターニングポイント)だったのである。

それまでの法制度においては、特に裁判史上では、旧幕時代の慣習を尊重していたために、金を借りていた質権設定者(借主で土地の所有権者)はある程度の期間、例えば10年以上でも金を貸主に返せば、土地を取り戻すことができた。これは幕府の法制度を元に明治以降でも裁判で認められてきたのである。

しかし明治17年位を境に、3年以上経過すると借主が金を返そうとしても3年経過した時点で所有権は貸主に移転して、貸主はこれを競売に付して金銭を受け取り、土地は競売で落札した人に所有権が移転してしまう判例が裁判で確立したのである。

法律的な図式としては以上に尽きるが、近代的所有権制度への移行という法の歴史実態を明らかにするという問題構成を立ててみると、秩父事件の問題がこれにクロスオーバー(交差)してくるのである。

以上のような裁判上での判例の転換があったのだと言ってみたところで、実際に松方デフレ(紙幣整理)と国際貿易上での生糸相場の暴落による価格の半減という問題に直面した秩父地方の養蚕農家は、借金が2倍になってしまい、そうでなくても高利で金を借りているのであるからとても返せる金額ではなくなっている。

そこに明治17年を境に3年以上経過すれば貸主は抵当(この場合は質権)に入っている土地を競売に付すことが出来る、という判例に転換しているわけであるから、借主の養蚕農家は身代限り(破産)に追い込まれることになる。

こうして近代的所有権制度の論理が旧幕時代の慣習(何年経過しても借金を返せば土地を買戻しできたという法慣習)を排除していくのであるが、養蚕経営の本拠を失い何の生計の途を持たない農民は、事実上「死ね」と言われたのと同じなのである。こうした近代の法制度の下に経済的な死活問題に直面した秩父地方の農民が、旧幕時代から続いた「農民一揆」を決行することになったのが、秩父事件であった。

旧幕時代の法慣習はそうした農民が、というか村落自体が土地を奪われることがないように、「田畑売買禁止令」を敷いて農民の土地喪失を防いでいた。質権設定の場合にも、何年経とうが「金を返せば」土地の買戻しを認めていたのである。こうした法慣習を法社会学では「生ける法」と言ってきた。

しかし、明治17年を画期として近代(的土地所有権)が旧慣を排除して、農民は生きる場としての農地を金融業者に奪われていくことになった。この状況の変化が、以後寄生地主による土地の集積を許し、天皇制的地主制度に道を譲ることになる。

この歴史的な転換点を見ずに「秩父事件」という暴動があったという歴史の事実だけを伝えるだけでは、盲点としか言いようがない。日本の土地制度の歴史の「逆説的な近代」がそこにある。

「護憲+コラム」より
名無しの探偵
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未来の党の党内紛糾に思う(2)

2012-12-26 20:41:07 | 政治
いやしくも、国政にかかわる者であれば、来年の参議院議員選挙は、この国の命運を決めかねない重要な選挙、という認識を持って当然と思うのだが、違うのだろうか。

この国の「未来」を方向付けようとする道に 二道ありで、かつて来た道への回帰と、来た道に告げた別れを大切にしてさらに前へ、とに 大別出来ましょう。

後者の道を切り開いて行こうとするグループの先頭に立ち得るかと、ほのかな期待を持たせた政党が、一ヶ月余で、ほぼ、瓦解する。やりきれない。

なへんに原因があるのか。瓦解は瓦解、新たな「希望」を探せばいいさになるのか。希望の「旗を立てる者」は、いるのか。現れるのか。

どんぺりの「苦さ」のみが舌に残る「年の瀬」です。

「護憲+BBS」「どんぺりを飲みながら」より
百山
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未来の党の党内紛糾に思う(1)

2012-12-26 20:30:19 | 政治
予想どおり、嘉田代表の衆議院選敗北に対する無責任と我が儘で、未来の党内が紛糾しているようである。25日の朝日新聞夕刊によれば、嘉田氏は記者団に、『「小沢共同代表を受け入れたら、私の政治生命が終わる。(起用は)社会的な抵抗が大きすぎる」などと述べ』たと報じられている。
http://www.asahi.com/politics/update/1225/OSK201212250027.html

この談話を読む限り、党利党略どころか私利私欲が露わで、選挙に敗北した責任が全く感じられない。これでは「国民の生活が第一」から「未来の党」に合流した議員を、「未来の党」の議員としてではなく、「国民の生活が第一」からの傭兵議員と見て、「落選しようがかまわない」と思っていたのではないかと疑われてもやむを得まい。

何れにしろ選挙敗北の責任は嘉田代表にある。敗北した以上、選挙前のことはリセットして未来の党議員の多数決の意見を謙虚に聞くべきである。そして小沢氏との共同代表制を受け入れ、「未来の党の日本改造計画」のようなものを共著で出版して、来夏の参議院選までに風を興すことである。阿部知子議員が共同代表では党勢は拡大できない、今の社民党を見れば明らかであろう。

因みに小沢氏(岩手4区)と阿部氏(神奈川12区)の小選挙区での得票数を比べれば、小沢氏は7万8千票、阿部氏は5万1千票である。また今回は2人とも古巣を離党しての立候補であるが、小沢氏は民主党から刺客候補を立てられているが、阿部氏は社民党から刺客を立てられていないのに約2万7千票の開きがある。

参考までに小沢氏の刺客候補は2万8千票を取っており、刺客が無ければこの票はほぼ小沢氏が獲得したであろう。是を見ても小沢氏が阿部氏より力があることが分かるはずである。選挙前の党首討論で嘉田氏は、小沢氏を使いこなせるかとの質問者の問いに「使いこなす」と答えて居たはずである。今の態度と記者団への談話からは、小沢氏を使いこなせないから「排除しようとしている」と思われてもしかたないであろう。

一方滋賀県議会は未来の党代表と県知事の兼務に対して不信任案が可決される率が高いと報じられている、それを避けるには共同代表を受け入れるしかないはずである。

「護憲+BBS」「政党ウォッチング」より
厚顔の美少年
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日本人について

2012-12-26 16:55:54 | 選挙
私は2.26後の日本軍政下でも議会民主主義者で、自由主義が好きで、世間様から評判の悪い子で、英米との戦争は負けるに決まっていると思っていたから、負けた時は自分が勝ったみたいな錯覚にとらわれそうになったぐらいである。日本と英米とどっちが正しいなどと思ったわけではない。国力の差を考えて、日本の陸軍軍人がバカだと思っていただけである。

その後の日本のデモクラシイについて、戦後のある時期までは一応評価できると思っていた。

ところが私が八十過ぎの本格的な老人になった今度の選挙で、戦争好きの安倍を大将にする自民党の圧勝で呆然として言葉もない。

しかし国民の大多数が彼のような戦争好きとはとても考えられないから、これは現在の選挙制度にも大きな原因があると考えられるが、もう一つは戦後六十何年、戦後生まれの人々が絶対多数でほんとうのきびしい生活を知らないで、物を考えるのが嫌いで、感情に流されるのが好きな国民性が復活してきたせいだと思う。

これに対する対策は今すぐにはうまい案がない。今のところ戦争中と同じく、郎君独寂寞、おのれの思考する人間の在りようを守って護憲運動に専念するしかないと思っている。

「護憲+コラム」より
鈴木建三
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嘉田代表は敗北の責任を認識し「反省」すべし

2012-12-23 22:51:02 | 選挙
「未来の党」の嘉田代表が述べた今後の党人事についてNHKが報じている。自分は県知事を兼務するため社民党出身の阿部知子氏を共同代表に据え、幹事長には小沢氏側近の鈴木克昌氏を起用し、小沢氏は要職につけないという内容である。それは「未来の党」の立ち上げに際して、小沢氏と約束しているとのことである。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121222/k10014377011000.html
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121222/k10014369551000.html

しかし今回の衆議院選挙で未来の党は61名の前議員が9名しか当選できず、大敗している。この責任をどう見るのか。先ず小沢氏の責任は、投票日までに時間がないのに「国民の生活が第一」を「未来の党」に合流させたことに限定される。即ち未来の党設立までの責任である。なぜなら小沢氏は未来の党が設立されてから嘉田氏との約束どおり一兵卒として要職に就いておらず、メディアでの討論にも全く登場していない。権限なければ責任なしである。よって党運営の権限と責任は当初から未来の党代表の嘉田代表にあり、選挙に敗北した結果責任も嘉田代表にある、というのが客観的な見方であろう。

嘉田代表の談話を観ると敗北の責任の感じ方が甘すぎる。選挙に大敗した以上、先ず代表として力量不足であったことを率直に認め反省すべきである。とりわけ選挙の達人と言われ、民主党を政権党にした小沢氏を要職に就けず選挙を戦ったことに対する反省が必要である。本来なら敗北の責任をとって党代表を辞任すべきであるが、党設立が選挙直前だった事も勘案すれば、代表続投はやむを得まい。しかしこれだけの敗北を喫しても県知事と党代表を兼務するという姿勢には、未来の党に1票を投じた者として納得できない。来夏の参議院選も迫っており、党再生の為には知事を辞職して党務に専念すべきである。

また、選挙に敗北した以上これまでの事はすべてリセットすべきである。衆議院選では小沢氏を要職に就けず敗北した訳であるから、つぎの参議院選では要職(例えば幹事長)について貰うと言うのが常識的な判断であり、反省の在り方であろう。にもかかわらず昨日の記者会見でも小沢氏は要職から退いてもらい、それが当初の約束であったと述べている。まるで選挙の敗北は一兵卒の小沢氏にあると云わんばかりである。

小沢氏が要職にあって敗北したのであれば言い分も分かるが、あまりにも敗北の反省がなさ過ぎ責任感が欠如している。その上、自分は知事職があるので社民党出身の顔でもあった阿部知子議員を共同代表に据え、特別国会の首班指名選では阿部氏への投票を党内に働きかけると言っている。是では第二社民党のように観られ、逆に未来の党のイメージを損なう。旧「国民の生活が第一」の議員が反発するのも当然である。

このまま嘉田氏に選挙敗北の反省がないのであれば、「未来の党」もすでに公党であり嘉田氏の私塾ではないから、「未来の党」として早急に両院議員総会を開いて代表選を行い、多数決で代表を決定して新体制をつくるべきである。そして小沢氏が代表に選任されれば嘉田氏も阿部氏も排除せず挙党態勢を敷くべきである。小さな党で同志を排除するような器の小さい代表では党勢も伸びるはがずがない。

もしこの民主的な代表選びの提案(代表選)に嘉田氏が反対するのであれば、未来の党と決別して「国民の生活が第一」を復活すべきであろう。年末までに5名以上の国会議員で政党申請しなければ政党資格が得られず、来年の政党助成金の支給対象外となり参議院選も満足に闘えないので一日も早く決断すべきである。そうなれば未来の党は阿部氏と亀井氏の2名のみとなり政党資格が得られなくなることは嘉田氏も分かっているはずである。

「護憲+BBS」「政党ウォッチング」より
厚顔の美少年
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