最初、山本太郎が立ち上げた政治団体の名称が「れいわ新選組」と聞いた時、何で…?という思いがあった。
しかし、YouTubeで安倍総理と自民党議員の参議院選挙に向けての街宣風景を見た時、納得した。安倍総理は改元騒動の折り「令和」という言葉を徹底利用した。自ら談話を発表して万葉集と結びつけたり…。
しかし選挙中は「令和」を利用する事ができなかった。「れいわ新選組」ができたから。「今こそ令和という新時代に相応しい新しい憲法を作りましょう」「令和元年を自民党と共に歩んで行きましょうよ」これ皆使えない。全てれいわ新選組の宣伝になる。
ふふふ、山本太郎はそこまで計算したのか。「れいわ新選組」は「れいわ」に新しく選んだ人達。それなら納得できた。
れいわ新選組の政策で【消費税廃止】。野党共闘の時は5%迄ハードルを下げると言っている。私は賛成する。
その財源に国債や大企業の法人税を上げて、所得税も上げて累進課税にするという案にも大賛成なのだが、これが実行されると、大企業の下請け孫請けの中小零細企業への締め付け苛めが蔓延しないだろうか。
注文品の単価を落とすとか、裏リベートを取るとかを防ぎ、中小零細企業の経営者、そこで働く人達をどう守るのか、知恵の出し所ではある。
尤も消費税廃止にして内需拡大すれば、国民は今迄我慢していた物や必要だけど買えなかった物に手がのびて、物が売れるようになり、大企業も下請け苛めなんかしていたら同業他社に遅れを取ることになるだろう。
【最低賃金1500円】。これも大賛成だけれど、内部留保を溜め込み肥え太った大企業が、人を安く使いたいから利用している派遣制度。最低1500円になったら今雇っている人達を切り捨てようとするだろう。
これをどう防ぐのか。いや、雇われている側も業種別の組合、ユニオン等を作って対抗する必要があるだろう。この人手不足が本物だとしたら、非正規労働者の人達の闘いにとって追い風になるだろう。
【奨学金をチャラにする】。これも賛成。日本は教育にお金がかかり親の負担が先進国の中では突出している。
今の安倍政権が言っている教育費無償政策のように小出しにしたり条件を付けるのではなく(安倍政権は学費を税金で賄う条件として大学を産学共同の徒にしようとしているという情報もある)、誰でも無条件で大学に進学できる方法を考えて欲しい。そして新卒者だけではなく年齢を重ねた人でも学ぶ事は無償にして欲しい。
こうしてみると「れいわ新選組」の政策は、国民の生活にピタリと照準を合わせている。それは以前小沢一郎が言っていた「普通の人が普通に働いて、結婚もできるし家庭も持てる社会」の実現であり、私が以前読んだブレイディみかこさんと何人かの方々の共著「そろそろ左派は<経済>を語ろう」に通じるものがある。
皆分かっているのだろう。若者が希望を持てない社会、次世代が安心して働いたり暮らして行けない社会は衰退していく。そして今の政権が「改憲」以外に興味も関心も持っていないことを。
棄民政権の正体をそろそろ知り始めた人達が増えつつあるのではないかと思う。
「護憲+コラム」より
パンドラ
しかし、YouTubeで安倍総理と自民党議員の参議院選挙に向けての街宣風景を見た時、納得した。安倍総理は改元騒動の折り「令和」という言葉を徹底利用した。自ら談話を発表して万葉集と結びつけたり…。
しかし選挙中は「令和」を利用する事ができなかった。「れいわ新選組」ができたから。「今こそ令和という新時代に相応しい新しい憲法を作りましょう」「令和元年を自民党と共に歩んで行きましょうよ」これ皆使えない。全てれいわ新選組の宣伝になる。
ふふふ、山本太郎はそこまで計算したのか。「れいわ新選組」は「れいわ」に新しく選んだ人達。それなら納得できた。
れいわ新選組の政策で【消費税廃止】。野党共闘の時は5%迄ハードルを下げると言っている。私は賛成する。
その財源に国債や大企業の法人税を上げて、所得税も上げて累進課税にするという案にも大賛成なのだが、これが実行されると、大企業の下請け孫請けの中小零細企業への締め付け苛めが蔓延しないだろうか。
注文品の単価を落とすとか、裏リベートを取るとかを防ぎ、中小零細企業の経営者、そこで働く人達をどう守るのか、知恵の出し所ではある。
尤も消費税廃止にして内需拡大すれば、国民は今迄我慢していた物や必要だけど買えなかった物に手がのびて、物が売れるようになり、大企業も下請け苛めなんかしていたら同業他社に遅れを取ることになるだろう。
【最低賃金1500円】。これも大賛成だけれど、内部留保を溜め込み肥え太った大企業が、人を安く使いたいから利用している派遣制度。最低1500円になったら今雇っている人達を切り捨てようとするだろう。
これをどう防ぐのか。いや、雇われている側も業種別の組合、ユニオン等を作って対抗する必要があるだろう。この人手不足が本物だとしたら、非正規労働者の人達の闘いにとって追い風になるだろう。
【奨学金をチャラにする】。これも賛成。日本は教育にお金がかかり親の負担が先進国の中では突出している。
今の安倍政権が言っている教育費無償政策のように小出しにしたり条件を付けるのではなく(安倍政権は学費を税金で賄う条件として大学を産学共同の徒にしようとしているという情報もある)、誰でも無条件で大学に進学できる方法を考えて欲しい。そして新卒者だけではなく年齢を重ねた人でも学ぶ事は無償にして欲しい。
こうしてみると「れいわ新選組」の政策は、国民の生活にピタリと照準を合わせている。それは以前小沢一郎が言っていた「普通の人が普通に働いて、結婚もできるし家庭も持てる社会」の実現であり、私が以前読んだブレイディみかこさんと何人かの方々の共著「そろそろ左派は<経済>を語ろう」に通じるものがある。
皆分かっているのだろう。若者が希望を持てない社会、次世代が安心して働いたり暮らして行けない社会は衰退していく。そして今の政権が「改憲」以外に興味も関心も持っていないことを。
棄民政権の正体をそろそろ知り始めた人達が増えつつあるのではないかと思う。
「護憲+コラム」より
パンドラ