老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

選挙戦を私たちのサーカスにしよう

2019-06-06 10:01:57 | 選挙
コラム「国民の眼をはぐらかすためのサーカスについて」にも書きましたが、安倍政権のサーカス擬きのやり方には腹が立ちます。

これからオリンピック、大阪万博、大阪カジノ、新しいお札の政治利用、、、そして新しい憲法に世論を先導して行くつもりでしょうか。

国民は何処までこのサーカスに付き合うつもりでしょうか。

官邸が煽る予算だけが膨らむ怪しいイベントに乗るより、自分達で選挙戦をサーカスにして楽しみたいと、私は思っています。

そのためには野党統一候補の擁立と、国民の眼を集め、話題を盛り上げたら、その裏には揺るぎ無い政策と政権を取りに行くという決意が無ければいけません。山本太郎は野党統一候補が立候補する選挙区には候補者は立てないと言っています。

アメリカで昔行われたキング牧師の100万人の大行進は、最初後方の人達の中には歌ったり踊ったり何が何だか分からないけれど面白そうだかついて行ってみようという人もいたそうです。やがてその先には素晴らしいキング牧師の大演説があり、そこに集った人々は熱狂的に支持したと聞きました。

野党が統一候補を立てて本気で政策を打ち立てるなら、国民は耳を傾けるのでないでしょうか。

政治家を怠けさせてはいけません。皆でサーカスを作って行きましょう。

「護憲+BBS」「コラムの感想」より
パンドラ

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衆参同時選挙ありか、その狙いは?

2019-05-09 09:41:09 | 選挙
最近、自民党幹部から衆参同時選挙もあり得ると発信され、メディアも取り上げ始めている。しかしその目的と狙いは語られていない。

常識的には、自民党安倍政権の最大の目標は憲法改正であり、現在憲法改正政党で衆参両院とも三分の二を占めているのだから、衆議院は解散せずに、夏の参議院選でも三分の二を維持する戦略が王道であろう。危険をおかしてまで衆議院を解散することは理解できない。

なのに何故、衆参同時選挙の噂が出てくるのか。もし夏の参議院選挙で野党が一人区で候補者を調整できれば、自民党は森友・加計問題等で三分の二を維持するのは難しい。ならば衆議院で三分の二を維持していても憲法改正の発議は難しい。

いっそ衆議院を同時解散して衆参で過半数を得て、安倍首相にいつまでもまとわりつく森友・加計問題に国民の審判を仰ぎ、禊ぎにして、安倍首相の任期延長に繋げ、引き続き安倍政権を維持しよう、という自民党内の権力争いからの思惑であろう。そして野党がもたもたして衆参で統一候補調整ができなければ、再び衆参で三分の二の議席が転がり込んで来ると算段しているのではなかろうか。

また野党が参議院選で候補者を一本化できなければ、衆議院は解散せずに、参議院選で全力をつくし、再び両院で三分の二の議席維持を目指す戦略もある。いずれにしろ衆参同時か否かは主導権を持つ安倍首相の最終判断であろう。

一方野党は衆参で候補者調整ができなければ、再び衆参で三分の二の議席を自民党に占められる可能性がある。「森友・加計問題、是か非か選挙!」が『是』の選挙結果になりかねない。

その上、野党第一党の立憲民主党の枝野代表の煮え切らない態度、野党第一党代表としての魅力の無さから、最悪立憲民主党は野党第一党も維持できない可能性もある。それは先の衆議院選挙後に立憲の支持率が急落している事にあらわれている。野党は衆参で三分の一以上という憲法改正阻止の低い目標狙いとも噂されている昨今である。

これでは与野党逆転は高嶺の花、自民党の過半数は安泰であろう。山本太郎議員がしびれを切らし、「れいわ新選組」(下記URL)を立ち上げるのもやむを得まい。
https://www.youtube.com/watch?v=E51ysj1dB4k

「護憲+BBS」「政権ウォッチング」より
厚顔
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野党一本化なら63選挙区で勝敗逆転?

2017-10-24 17:26:07 | 選挙
朝日の試算が正しいならば、野党分散の結果「反自公」が失った議席は63だという。
http://www.asahi.com/articles/ASKBR54WCKBRUTFK014.html

これの責任は前原(勿論、民進党の煮え切らない思想信条にこそ原因がある)と小池百合子にある。

安倍「政治私物化」政権を打倒するには、この際、党利党略は一時棚上げにして、「野党共闘」を継続すればよかったのである。

政治も碌に出来ない(DNAだけで総理になった)「バカ殿」政権にみすみすやられるとは、厚顔さんも言うとおり、「国共合作」にも学ぶことができない「極右」政治家たちの末路なのかもしれない。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
名無しの探偵
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自民党圧勝の最大の要因は前原にあり

2017-10-23 11:32:06 | 選挙
自民党に強烈な逆風の中で、こんなに自民党圧勝の選挙速報はみたことがない。不愉快をとおりこして言葉が見つからない。

その要因は選挙前に投稿したように、民進党前原代表が希望の党小池代表の「くノ一戦法」に乗ったことと、その洞察の甘さにある。

>前原民進党代表と希望の党小池代表の交渉ニュースを聞くと前原氏の詰めが甘い。これでは希望の党への身売りで、前原氏は『国共合作』の故事を十分知らなかったようだ。小池代表は政治家として冷徹に前原代表を見ていたが、前原代表は小池氏の含み笑いと流し目に悩殺され、政党の代表の立場を忘れ、肝心な詰めを忘れてしまったと言われてもやむを得まい。

>小池代表に「私は今回の衆議院選には出ないので、希望の党が第一党に成れば貴方を首班指名候補にしたい」とでも言われたのであろうか。まさに「くノ一忍法」にかかった男のようである。かつて民主党代表時代に小泉首相を国会で追求する永田議員が、フェイクニュースをつかまされていたことを見抜けなかった甘さと同じ事である。

選挙前に練られていた民進、自由、社民、共産、引いては希望、維新も含めての野党統一候補擁立の小沢戦略を反故にして、民進の希望への身売りを謀った前原の責任としか言いようがない。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
厚顔
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枝野幸男と安倍晋三の演説会場に見るこの国の姿

2017-10-22 16:28:40 | 選挙
わたしの地方では最後まで見る事ができませんでしたが、動画で見る立憲民主党枝野代表と安倍晋三首相の演説会の雰囲気のあまりの落差に、この国の現状が見事に反映されていたように思えます。

選挙戦最終日、安倍首相は東京都議選のリベンジと称して秋葉原で演説を行いました。機動隊に周囲を守られ(バス4台分だそうだ)、日の丸や安倍首相支持のプラカードを掲げた支持者に囲まれたお立ち台での演説でした。プラカードや日の丸を掲げた支持者と一般聴衆の間には相当の間隔があり、あれではほとんど演説内容を聞き取れないだろうと思われます。もし、わたしが現場にいたなら、さっさと立ち去ります。
http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/2c4066ec739605eff1e1bd7053360416

選挙戦序盤、ヤジを恐れた首相は、支持者だけで固めた聴衆の中で演説をしていました。要するに、安倍首相は、自分と異なる見解を持つ国民が怖いのです。野次が怖いとはそういう事です。元教師の経験から言わせてもらうと、問題児の中に、地球が自分を中心に回っていないと気に入らず、とにかく周りから「よいしょ」してもらわなければ、何にもできない子供がいましたが、それとダブって見えます。

これは民主主義国家の首相としては考えられない振る舞いです。なぜなら、民主主義とは「多様性との共存」を前提にした制度なのです。その「多様性」が認められず、自分と異なる見解を持つ国民を締め出すようでは、もはや民主主義国家の首相とは言えません。大人なら、その程度の事は誰にでも分かります。

しかし、安倍首相は、「多様性との共存」を拒否する道を選びました。安倍首相は、民主主義を拒否したのと同じなのです。

安倍首相が改憲で何を目指しているか分かりませんが、上の秋葉原の異様な雰囲気を見れば、彼の取り巻きどもの感性は一目瞭然です。「リテラ」に書かれている危惧が杞憂であることを祈りますが、どうもそうではないように思います。
https://news.infoseek.co.jp/article/litera_6965/

そして、最も怖いのは、そのような異様な振る舞いをする人々が警察権力に守られている、という事実です。警察権力とは国家権力そのものなのです。これが「日常化」したらどうなるのか。普通の想像力を持っていれば、誰にでも理解できます。安倍首相の秋葉原での演説会場の雰囲気は、それを予感させます。

それに比べ、枝野立憲民主党代表の雨の新宿の演説会場の雰囲気の人間臭いこと。人の熱気や心意気が溢れています。参加者一人一人の思いが感じられます。「人間て、いいな」と思わせる雰囲気でした。雨もまたよし。熱気に満ち溢れた顔や心を気持ちよく冷やしてくれます。
http://www.asyura2.com/17/senkyo234/msg/486.html

選挙戦を通じて枝野代表の演説スタイルは、従来の日本の政治家の演説スタイルとは大きく異なっていた。車や高く組まれた演台などの上から演説をするスタイルを捨て、リンゴ箱程度の低い足場の上で、四方八方を聴衆に囲まれて演説をするスタイルを選択しました。

日本の政治家で、このような演説スタイルを行う人はごく稀で、きわめて特異なスタイルです。しかし、枝野代表のスローガン「下からの民主主義」には、きわめてふさわしいスタイルでした。立憲民主党の支持の広がりには、枝野代表の演説スタイルは大きな影響力を与えたはずです。

単純に安倍首相の演説会場と枝野代表の演説会場を比較すれば、その雰囲気の違いは一目瞭然です。安倍首相の演説会場の雰囲気は、オーウェルの「1984」を彷彿とさせる近未来の日本の姿を暗示させ、心が冷え冷えして、暗くなります。

それに引き比べ、枝野代表の演説会場に充満しているのは、人々の解放された心と熱情、真摯な思い、真剣に考える姿等々。未来への希望と社会への信頼、人間の素晴らしさを感じさせる演説であり、会場の雰囲気でした。

この二つの対照的な演説会場の雰囲気の違いこそ、わたしたちが選ぶべき未来の社会の象徴的な姿なのです。その意味で今回の選挙は、日本の決定的な「分水嶺」になることは確実だと思います。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
流水
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平和で豊饒な日本、市民平等を取り戻そう!

2017-10-17 10:05:23 | 選挙
平和で豊饒な日本、かつて世界NO.1の日本と誇った日本を壊して来た、更に壊そうとしているのは、誰なのか?
 
それは、『豊かで平和な日本』を守るとカタリ、善良な市民を騙そうとする、が、実は好戦的な安倍政権、乃至自民党政権ではなかったか。勿論、是と組む金融資本、財界、経営者団体等もあったろう。
 
1985年(昭和60年)以前、日本には、労働基本法(6条)により、ピンハネ、中間搾取は厳禁で、非正規雇用はほぼいなかった。現在巷に溢れる労働者派遣業(者)もなかった。 バイトはあったにせよ。現在の年収200万円のワーキングプア(グループ)は存在し得なかったし、いなかったのである。労働者は、共に等しく週休2日制を、年末と夏の賞与・ボーナスを正社員として享受し、将来に亘り続くと信じて疑わなかった。日本の平和が続くと同じように。

そこに転機が訪れた。当時労働組合は権力的に痛めつけられて、沈滞していたかも。1985年、労働基本法6条を改悪し、労働者派遣法を成立させたのは、中曽根政権らしい。非正規雇用を飛躍的に増大させたのは、安倍政権、小泉政権下の事であろうか。
 
中曽根内閣と言えば、いろいろな重大事をしでかした政権であった。その蔭で、或いは、勢いで、この非正規雇用を制度化したのだったのかもしれない。
 
最も重大な出来事は、官公労、国鉄労働組合、闘う動力車労働組合潰し、別言すれば、国鉄の分割民営化だったろうか。分断支配されて、力、団結を失い、官公労はなくなった。今では労働組合の全国組織の右代表は同盟となっているが。
 
これを容認した世論、乗客たちの存在も忘れてはならぬ。ストライキを迷惑だとしたのであった。迷惑があるとしても、市民、労働者の権利でもあったのだが、そういう理解は、大きくならなかった。

さて、ここで言いたいのは、今の労働環境、格差社会、不安定・非正規雇用・低賃金・低待遇、結婚が出来ない、子も産めない、今がいいか、かつてのストライキがあって、迷惑があっても、差別のない、中間搾取のない、皆が等しく、明日の身分の安泰(正社員、週休二日制…)を固く信じる日々が良いか、ということである。

これ、後者を成し遂げるためには、衆院選で政権交代を成し遂げ、参院選でも勝利しなければならない。が、しかし、これを成し遂げれば、非正規雇用(労働基準法を原状回復、中間搾取の禁止!)廃止等、法律を成立させればよい。自公の与党がやっていること、その逆をやれば、なんでもできるのである。勿論、説明責任も、情報公開も伴うが、国民主権下では当然の手続きである。国民が権力の源泉であり、主権者、或いは、最高権力者なのだから。一人で、単独でではないが。

現状が堪らないのであれば、そういう真っ当な手続きがある。それは眼前にある、期日前投票、次の日曜日の選挙、投票である。若者始め、差別や選別、格差に悩まされる者は、本当の野党、与党の対抗勢力に、主権者を尊重する政党に、清き一票を投ずべきなのである。是非、今から参加、行動を。
 
堪らない現状、それは、平和か戦争かの課題、原発再稼働かもしれないし、モリカケ疑惑・隠し、政治家の腐敗・堕落、貧困・格差の問題かもしれぬ。とりどりでも、次々とでもよい、市民、主権者は、その要求を実現していけばよいのである。

 ☆ご参考
 ・主要税目の税収(一般会計分)の推移
  ★法人税減税???
 ・公定価格:公定価格(こうていかかく)とは - コトバンク
  ★政府は、選別して、介護、保育に対し、低賃金、低待遇を押し付けている⁉

 ・企業の内部留保、過去最高406兆円 財務省が公表 朝日新聞 9/1
  ★いつまでも、金融資本、輸出産業、自動車産業優遇で良いのか? 内需産業を振興すべきでは!

 ・戦後の学歴別就職状況の推移をグラフ化してみる(最新) - ガベージニュース 2017/09/07

 ・「非正規雇用」の現状と課題 【正規雇用と非正規雇用労働者の推移】

 ・統計局ホームページ/統計Today No.97 - 総務省統計局
 〇1990年以降の我が国の雇用状況における特徴的な動きの一つは、非正規の職員・従業員(以下「非正規雇用者」という。)数の増加です。1990年に881万人だった非正規雇用者数は2014年に1962万人と2倍以上になりました。

 ・労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律  (昭和六十年(1985年)法律第八十八号)
  ★総理は、中曽根康弘か、ワルヤノー、吾。ピンハネ、中間搾取を合法化!

「護憲+コラム」より
蔵龍隠士
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小池が破壊した安倍ファッシズム政権打倒(日本政治の悲しき現実)

2017-10-12 14:21:10 | 選挙
やはり、小池百合子は選挙に出なかった。しかも、開票当日はフランスへ出張で、日本にはいない。それでいて、共同代表すら決定せず、首班指名選挙に誰を書くのかも決定しない。これだけあざといやり口を見せられると、さすがに国民も引いてしまう。まさに、策士策に溺れるの典型である。

※あざと・い  三省堂 大辞林
( 形 )
① 抜け目がなく貪欲である。あくらつだ。 「 - ・い商法」
② 小りこうだ。思慮が浅い。 「愚人ばらが-・き方便(てだて)に討たれさせ給ひしは/浄瑠璃・神霊矢口渡」

機を見るに敏な彼女である。国民の引いた気分を素早く感じ取ったに違いない。先の投稿(遁走する小池百合子)でも指摘したように、「わたしは知事の仕事に専念します」といってのけるに違いない。腐っても東京都知事。その権限の大きさ、予算の大きさ、そんじょそこらのちんぴら代議士など足元にも及ばない。

彼女の野望(総理大臣になる)からすれば、多少物足らないかもしれないが、普通なら満足できる役職である。その仕事だけに専念しても、満足できる仕事ができるかどうか分からない。それほど大きな仕事である。

イラク戦争当時、高遠さんが人質になった事件があった。当時、感想を聞かれた小池百合子は、「自己責任でしょ」と言い放った。そのあまりの冷酷さに慄然とした記憶がある。彼女の笑顔の裏に隠された冷酷さが、今回の合併劇の命取りになった。

これで政界における小池百合子の役割は終わった。今日の新聞各社の予想にあるように、「希望の党」はそんなに勝てない。同時に生き残ってくるものの大半は、旧民進党出身者になるはずだ。選挙後「希望の党」は大揉めに揉めるに違いない。選挙のために小池百合子の横暴を我慢したのに、選挙に役立つどころか、「排除の論理」で選挙の足を引っ張ったのである。

これで責任追及の声が上がらなかったら、不思議である。その時、小池百合子がどう出るか。おそらく、希望の党の代表を辞任。尻に帆かけて遁走するに違いない。

今回、「希望の党」オリジナルの候補者連中は、小池旋風は吹かず、その多くは落選の憂き目を見るはずだ。彼らは、金は取られ、選挙には落ち、その後どうなるのか。選挙後の人生設計には苦労するだろう。小池百合子に言わせれば、「自己責任よ!」と切って捨てるに違いない。自らの人生を賭けるのなら、もう少しましな賭け方をしたほうが良い。

私個人の趣味からすれば、小池百合子の「どや顔」をまだ三年近く見なければならないのはどうにも癪だが、彼女の政治的影響力が失われるのは歓迎しなければならない。

次に前原だが、小池の悪辣さに比べれば、まるで子供。小池にいいようにあしらわれ、彼もまた政治生命は終わった、と言わざるを得ない。先日、佐賀県に応援演説に出かけたそうだが、県連や選挙関係者に迷惑がられ、何のために来たのだ、と訝しがられた。

前原や小池が本当に理解していたかどうか疑問だが、今回の政治的大博打は成功すれば日本政治史に残る見事な作戦だった。

「軍隊を『亡地』に投げ入れてはじめて存続し、兵卒を『死地』に置くことでかえって生かすことができる。兵を危険な情況におくことで勝敗を意のまま支配できる」・・「孫氏の兵法」

前原が「孫氏の兵法」を読んでいたかどうかは定かではないし、小池も疑わしい。しかし、今回の理解に苦しむ合併劇を解釈しようと思えば、上記の解釈しかない。シナリオ作者の意図である。

政党として生きているかどうかすら疑わしかった民進党を「軍隊」と考える。枝野たちリベラル派を「兵」と考える。この状況にある民進党という組織を蘇生させるために、あえて「亡地=死地」に投げ入れる。これが、民進党解党、希望の党合併、という荒業である。

そして、民進党の中で路線対立が激しいリベラル派を切り捨てることにより、彼ら一人一人を「存続の危機=死地」に陥れる。そして、自らのレーゾン・デートルを賭けた必死の戦いを起こさせる。これにより、彼らも存在価値を賭けた懸命の戦いに挑み、再生する。

ただし、現実の選択としては、左派を切り捨てることはせず、選挙後政権内の派閥として生き延びる手立てを講じる。政権の幅になる。この「あわい」をどうするか。政治家としての真の力量が問われたのである。そして、選挙の結果、新たに蘇生した民進党右派と民進党左派の連携により、安倍政権を挟撃し、安倍内閣を打倒する。

この戦略は、非常に斬新だった。しかし、彼らが失念していたのは、この戦略が成功するための心理的条件だった。

第一に、指導者同士の「志」が一致していなければならない。文字通り、国民のために安倍政権を打倒するという「私利私欲」のない「志」がなくてはならないし、それが周囲の人に伝わらなければならない。

わたしが役者が下手だった、と書いたのはそこにある。それは、小池にしろ、前原にしろ、自分のために泥をかぶる覚悟をした側近がいない、という点である。「憎まれ役も汚れ役もお前のためならやってやる」という側近がいなかった。

かっての自民党には、総裁になるような派閥の親分には、そのような側近がいた。「俺の趣味は、お前を総理にすること」と断言するような側近が何人もいた。小池にも前原にもそのような側近がいなかった。

こういう荒事をやる時には、発表はリーダーがやるが、そこまでの根回しは側近が秘密裏にやらなければならない。小池のように自分がなんでもしゃしゃり出なければおさまらないようでは、まとまるものもまとまらない。

今回の合併劇。リベラル派を丸のみにして、「安倍政権打倒のため、すべての差異を飲み込んで、一緒に戦う」と言えば、小池百合子は、間違いなく首相になっていたと思う。そして、内部での左右両派の調整は、お互いの側近同士がやれば成功したはずである。

政界の誰もが想像できなかった荒事を仕掛けた脚本は良かったが、登場した役者が酷かった。わたしが、大根役者の三文芝居と評する所以である。

こういう大博打は、一生一度。それこそ心血を注いで、自分の周りの人間を固めておかねば成功しない。小手先のパフォーマンスで出来るようなものではない。

わたしは、今回の勝負、信長に叛旗を翻した荒木村重を思い出した。誰もが無謀としか思えない企てを仕掛け、結局失敗。一族は殺されたが、自分は僧になり、生き延びた。

この時、荒木を説得に訪れ地下牢に閉じ込められたのが、村重の友人だった黒田官兵衛。官兵衛は牢内の環境が悪く足を痛め、生涯足が不自由だった。

官兵衛は、村重の裏切りの記憶を生涯忘れなかった。村重の裏切りの理由は、信長の約束破り。これを熟知していた官兵衛は、その後、人を調略するにも誠心誠意、約束したことは身を賭して守った。裏切りが当たり前の戦国時代、官兵衛の信義の厚さは際立っていた。これが黒田官兵衛が秀吉の参謀として大成した理由である。

小池百合子にも前原誠司にもその「誠心誠意」が感じられなかった。こういう前代未聞の謀を成功させるには、あまりにも覚悟と人徳がなさ過ぎた。わたしはその事が残念でならない。

特に小池百合子の排除発言。わたしも、その発言が重大な影響を齎すだろうと言う事を指摘したが、案の定、「希望の党」はこの発言を境に失速した。多くの人は、この発言から小池百合子という政治家の持つ冷酷で、酷薄な人間性を感じ取ってしまった。

この種の印象は修復が効かない。「本性見えたり」というわけである。小池百合子という政治家の人間性のありようが問われた。

まだ選挙結果が出ていないので、確定的な事は言えないが、改憲勢力が2/3を超える可能性が高い。小池百合子と前原誠司の責任は重大である。最初に書いたように、リベラル派を排除せずに選挙に臨んでいたら、大勝利をおさめていた可能性が高かっただけに返す返すも残念である。

かって鶴見俊輔が、2・26事件を評して、「ホームランかと思われた大ファール」と書いたが、今回の合併劇も同様な評価になるかもしれない。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
流水
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振り込め詐欺の話

2017-10-08 15:31:02 | 選挙
「済みません、警察の生活安全課ですか。実はご相談したい事が出来て。」

「私は就活をしている学生ですが、先日私の携帯に電話が来て、【希望の就活支援センター】という団体なのですが。特別偉い先生が講演するので来ないかと。」

「その先生は会の代表をしていて大企業社長、役員でも知らない人がいない位有名な方なので、その代表とのツーショット写真を履歴書に貼り付ければ良い事がありますよと言われ、代表とのツーショット写真を撮るためには3万円振り込めと…。」

「えっ、振込みましたよ、バイトした金から。それだけじゃなくて『会長は企業と特別なパイプを持っているから、そのセンターの会員になれば内定は確実に取れますよ。そのためには会員になって、会員権と会員証を発行するから500万円振り込め』と…。」

「親に泣きついて振込んだら何故か『パイプ』が送られて来て、煙草を吸うパイプですよ。その『パイプ』には、総理大臣の顔が印刷されていました。」

「いえ、内定は何処の企業からも取れていません。そしたら先日自衛隊から手紙が来まして『あなたを採用します。一緒に南スーダンで闘いましょう』と書いてあって、ここにも総理の写真が載っていました。」

「『我が軍で働く若き諸君へ!』って言葉も載ってました。親に言ったら、『自衛隊は軍隊じゃないのに、我が軍なんておかしい、偽者だよ。総理がこんな常識ない事を言うはずがない』っていって、振込み詐欺にあったんだと。」

「私は南スーダンなんて行きたくないし、でも500万は取り返したいし、これってやはり振り込め詐欺なのでょうか。」

「護憲+BBS」「どんぺりを飲みながら」より
パンドラ
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国難が来た!

2017-10-08 10:07:06 | 選挙
安倍総理は、「我々は国民の皆さんに、愚直に政策を…」と言っているが、この人ほど「愚直」という言葉が似合わない人はいない。言葉をもてあそばないで欲しい。その嘘ばかりついていた舌の上に乗せて言葉を汚さないで欲しい。

この人が街頭に立つと「安倍辞めろ!帰れ!」というコールが飛んで、ついに遂に何時、何処で演説するか告知しなくなったという。

あるジャーナリストはツイッターで、解散時の彼の言葉を捩って彼を「国難」と呼んでいる。「国難が⚪⚪市に来るという情報が入りました。」「国難を見かけた方はお知らせ下さい」という風に。

そうだ、莫大な税金を友人のために使うと便宜を図り、憲法体制を変えてこの国を戦争に巻き込もうとしている彼こそ「国難」なのだ。そんなとんでもない不気味な「国難」にはさっさと退場してもらいたい。いや、退場させなければならない。

さあ、10月22日は皆で投票に行こう。そして安倍内閣という「国難」を政治の舞台から退場させよう。

マスコミは「今回も低い投票率が見込まれる」などという情報は流さないで欲しい。「皆が投票に行かないのなら寝てようかな」なんて人を増やすだけだ。

物見高い国民はワイワイガヤガヤ人が集まる場所が好きなのだ。投票所に閑古鳥が鳴かないようにしよう。

あの早すぎる出口調査というのも止めて欲しい。選挙に関するワクワクドキドキ感が削がれてしまう。

ツイッターでは「立憲民主党」のフォロワーが15万を越えたけれど、マスコミは相変わらず小池百合子と希望の党を追いかけている。安倍内閣と連携し日本の憲法体制を変えようとしているこの団体を。これこそ厄介な国難なのだ。

10月22日は皆で投票に行こう。私達の命を戦争と引き換えに、何もかも失わないうちに。そして他国の民と殺し合う未来を招かないためにも。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
パンドラ
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小池都知事の光と影

2017-09-30 09:32:07 | 選挙
9月25日のテレビは、昼間は「やり手ママ」に、夜は詐欺師に占拠された。軍配は、「やり手ママ」に上げざるを得ない。

上野動物園の「パンダ」の命名発表。これでワイドショウその他のTVメディアを引き付けておいて、政治にかかわる重大発表をする。政治部署だけではなく、多くのTVメディアを集める。ここがうまいところ。しかも、その発表内容の図太さ。そんじょそこらの男どもでは、到底まねができない。

曰く「これまで、若狹と細野が中心になってきた新党構想をリセットして、わたしが中心になって新党立ち上げをする」ときた。

一言でいうと、若狹や細野に任せておいては、風が吹かない。使い物にならない。「だから、これからは、私が中心でやります」宣言。若狹などは、記者の質問にしどろもどろで、携帯電話が壊れていて、小池都知事と連絡が取れなかった、などと見え透いた言い訳をしていたが、役者が違うとしか言いようがない。男どもには、こんな発言をする度胸はない。

それでは若狹や細野がぶんむくれて辞めた、となるかと言えば、決してそうはならない。「辞めた」と言ったとたん、「そう。残念だわね。では、ご自分で新党を立ち上げてください」と言われるに決まっている。このあたりの冷酷さは、別れた男には見向きもしない女性特有の強さだろう。別れた女性にいつまでも恋々とし続ける男にはない強さだ。

これで、小池新党(希望の党)は市民権を得た。新物大好きのメディアにとって、これほどおいしいネタはない。一気に自民党の対抗馬に躍り出た。

政治的センスが決定的に欠落している民進党前原もこれでようやく踏ん切りがついたようで、自由党との合併を決断。同時に、民主党解党、「希望の党」合流を決断した。

実は、民進党の基本戦略は、自由党・社民党との合流。そして、その三党と共産党との統一名簿作成。四党統一候補で選挙に臨むというものだった。しかし、党内の共産党アレルギーがなかなか払拭できず、愚図愚図と引き延ばしていたのが現実で、結局、党内対立が、民進党をここまで追い込んだと言っても過言ではない。民進党指導層に決定的に欠落しているのが、党内分裂・混乱を覚悟した上での決断。この覚悟の無さが、低迷の最大要因だ。

これはどんな勝負事にも言えることだが、勝負事に一番重要なのは、タイミング。一瞬の時をつかむタイミングを逸したら、同じことをしても、インパクトがない。「勝負勘」というのは、一瞬のタイミングをつかむ勘を指す。勝負事には、「勝ちと負け」しかない。「負け」を恐れては、タイミングを逃す。小池百合子は、この決断力が群を抜いている。「度胸」が良い。「民進党」が「希望の党」に敗れるのも無理はない。

小池百合子はここまでは成功した。見事といってよい。しかし、問題はここから始まる。

小池百合子のここまでの成功は、「中小企業の成功」という認識が必要だ。中小企業は、トップの決断が成功の鍵を握り、トップの決断が企業の成否に直結している。トップに組織の運命が託される度合いがきわめて高い。これまでの小池知事の成功は、中小企業的成功の環境で行われた。

しかし、ここからの小池百合子はそうはいかない。例えば、民進党議員の選抜をあまり強権的に行うと、小池百合子の印象が非常に悪くなる。まして、安全保障を前面に出して排除すると、小池百合子の極右的側面が強調されて「希望の党」への期待が急速に萎んでしまう危険性がある。

大きな組織のトップの言説は、「中小企業トップの切れ味」から、「曖昧模糊」とした言説になりがちになる。これには理由がある。大企業の場合は、中小企業と違った社内の多様性を考慮に入れなければならない。同時に対外的影響も考慮に入れなければならない。「切れ味鋭く」というわけにはいかない。

小池百合子が、「民進党からの入党希望者を選抜するとか絞り込む」などと言えば言うほど、小池百合子の「冷酷さ」「酷薄さ」が浮き彫りになっている。テレビカメラは表情の変化を容赦なく暴き立てる。それが目立てば目立つほど、見る側の心が冷え、引いてしまう。小池百合子は、この事の重大性をもっと深刻に考えたほうが良い。

よく考えればすぐわかるが、今回、民進党は「お金」と「組織=人」も提供するのである。それを提供される側が、偉そうに「選抜する」「絞り込む」などと言っている。これは、世間的常識とは相反する。小池百合子は、一人一人選別するとか、全員受け入れるという事はさらさらないとか、人の神経を逆なでするような発言を平気でしている。日ごろは、慎重な口を利く小池百合子だが、この口の利き方は、ない。小池知事が居丈高になればなるほど、小池知事の本性が丸出しになっているようで、国民の心が離れてしまう。

実は、小池新党(希望の党)の危険性はここにある。「希望の党」が成功するかどうかは、小池百合子の酷薄さを薄める本当の意味での側近の存在にかかっている。首相を本気で狙うのなら、多様性をできるだけ認めなければならない。これは大変難しい、どうやら、彼女は人に任せれない性格のようだから。

こう考えると、選抜される側のリベラル派は、覚悟を決めて対処したほうが良い。排除されるリベラル系の議員たちは、一つの塊になったほうが良い。いわゆる分党論。前原と交渉して、プールしている政党助成金を分割し、選挙資金を確保して、戦うべきだろう。共産党との連携、社民党との連携はできる。同時に、各地の単産と協議して、連合系の援助ももらう。連合も希望の党との連携を進めた責任があるので、目をつぶるだろう。さらに、各地の市民運動との連携も深めるべきだろう。リベラル系の勢力が衰退するのは、絶対避けるべきだろう。

前回の小沢の戦略で書き忘れたが、今回の選挙、自民党が勝っても安倍政権の足元は、揺れ動き、そんなに長く持たないだろう。「希望の党」側が勝利しても、必ず内部分裂を起こすだろう。政策的問題だけではなく、最初に結集した人間がひどすぎる。これから数年は、政党の離合集散が激しくなり、政治はなかなか安定しないだろう。

ただ、安倍一強と言われる時代は過ぎ去り、本当の意味での政策を競う時代が到来するだろう。

寝て起きたら、景色が変わる、というのは、時代の転形期の特徴である。十七年遅れの「世紀末」の到来だと考えたほうが良い。今回の小沢の仕掛けは、本当の意味でのカオスを起こし、21世紀の日本の未来をどう生み出すのかを国民に問うている、と考えたほうが良い。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
流水
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