老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「勝てば官軍」の申し子

2015-09-30 16:26:37 | 安倍内閣
「牧太郎の大きな声では言えないが…:「薩長史観」は大嫌いだ!」
(毎日新聞 2015年09月28日 東京夕刊)より
http://mainichi.jp/shimen/news/20150928dde012070007000c.html

+++
断っておくが、江戸っ子である。

実家は東京・柳橋の「深川亭」という料亭。戊辰戦争で旧幕府軍を率いて蝦夷(えぞ)地を占領、一時は「蝦夷共和国」の総裁となった榎本武揚と縁が深く、箱館戦争で降伏、その後、明治政府に仕えた榎本は「深川亭」を拠点に「江戸っ子会」を起こし「江戸の思想」を守る同志を糾合していた。

そんな家柄だから、母は「勝てば官軍!」の薩長(さっちょう)が大嫌い。薩長のイナダイ(田舎代議士)は客にせず!がモットーで、結局、昭和38(1963)年に店を潰した。

僕はそんな環境で育ったから「明治維新は日本の夜明け」とは思わない。薩摩や長州の勤皇の志士が正義。皇国にあだなす徳川幕府の賊軍を撃破し、美しい皇国をつくった!というストーリーなんて……。
(略)
勝てば官軍? たとえ道理にそむいていても、戦いに勝った者が正義となり、負けた者は不正。この「薩長史観」が日本国の戦争の背景には常に存在した。
(略)
断っておくが、鹿児島県(薩摩)、山口県(長州)に悪感情を持ってはいない。でも、政治家の「薩長史観」には腹がたつ。

山口県出身の8人目の首相、安倍晋三さんは「勝てば官軍」の申し子だ。「美しい国」というキャッチコピーで「戦勝国から押し付けられた価値観を大事にする自虐的な歴史観から脱却しろ!」と言い続ける。「正しい戦争(=集団的自衛権行使)」に勝利しろ!と言わんばかりだ。

物事は勝敗によって正邪善悪が決まる!と信じ、「他国の戦争に巻き込まれることはない」などと平気でうそにうそを重ね、安保関連法を強行採決した。

江戸っ子は「正義」を装い「うそ八百」を並べるやつらが大嫌いだ。
+++

三田で生まれ、多摩川の産湯をつかったせいか?、私も「勝てば官軍」で、道理にそむき、平然と「うそ八百」を並べる政治家たちが、大嫌いです!

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
笹井明子
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安保法案成立と『グローバル市民の誕生』

2015-09-28 10:58:24 | 民主主義・人権
2015年9月19日。日本の民主主義が「死んだ日」として、長く記憶されなければならない。同時に、日本ではじめて『グローバル市民』が誕生した日として記憶されるかもしれない。

1960年6月19日。岸信介が強行採決した日米安保条約が自然成立した。その時、国会を取り巻いた市民の間から自然発生的に『赤とんぼ』の歌が湧き起こった。多くの市民や学生たちの目に悔し涙が溢れ、みな頭を垂れ、『赤とんぼ』に象徴される古き良き日本の崩壊を予感しているかのようだつた。

しかし、今回の安保法案の強行採決決定の瞬間の時、国会前を埋めている若者たちの表情は、60年当時の若者たちとは全く異なっていた。ラップの軽快なリズムに乗せて、安保反対を訴え、多くの人々の心をとらえた。彼らは、単純な玉砕主義ではなく、安保法案の成立を仕方がないものとして受け止めたうえで、反安保の活動を行っているように見えた。「赤とんぼ」と「ラップ」。若者たちの表情の違いが、55年の歳月の流れを象徴しているように思える。

SEALDsに結集した若者たちは何が違っていたのだろうか。わたしの誤解かもしれないが、今回の若者たちは、個人主義に徹していたのではないか、と思う。リベラリズム、自由主義に徹していたように思える。何はさておいても、『わたし』が疑問に思う。『わたし』が危険に思う。そこから出発して、同じ思いの人々が連帯している。かっての動員などとはそこが決定的に違う。

この違いを見て、経済学者浜矩子は、この若者たちの活動を日本での【グローバル市民主義】の誕生かもしれないという期待を込めている。(毎日新聞―声なき声が声を上げる時)

浜の信念から言うとグローバル時代は、グローバル市民の時代である。決してグローバル資本主義の時代ではない。この違いは、どうしようもなく大きい。この時代感覚は、わたしも共有する。

『グローバル市民』とは何か。ヨーロッパにその萌芽は見られる。

たとえば、英国で労働党の党首に無名のコービンが当選した。多くのメデイアが『時代遅れの社会主義者』と揶揄し、馬鹿にし続けた彼が、多くの若者の支持を集め当選した。ヨーロッパでは、スペインのポデモス、ギリシャのシリザなど左派政権が成立している。コービンが労働党党首に当選した事は、この動きと無縁ではない。

田中宇は、「英国に波及した欧州新革命」で刺激的な文章を書いている。・・

●経済面では、コルビンが「サッチャー政権以来30年以上、英政府が超党派で進めてきた市場主義の経済政策を否定して元に戻す政策を掲げている」と指摘する。さらに、英中央銀行のQEの方向性の変更(金融界のテコ入れ⇒実体経済へのテコ入れ)を掲げていると指摘している。

●国際政治面では、きわめて興味深い政策を掲げている。「「英国のNATO離脱」「核兵器(トライデントミサイル)の放棄」「パレスチナ人を虐待し続けるイスラエルへの経済制裁」「シリア空爆の停止」「ロシアはウクライナ問題で米欧から濡れ衣的に不当に非難されている」など、反米的であり、既存の英国のエリート政治と正反対な方向をめざしている。・・・・

これが米国の忠実なポチだったブレア労働党の政策か、というくらいの変わりようである。読みようによっては、米ソ冷戦時代の社会主義政党の政策と大差ない政策である。メディアが「時代遅れの社会主義者」と揶揄するのも頷ける。

しかし、この批判はメディアが時代の深層に錘を下していないせいだとも言える。日本を見れば一目瞭然だが、冷戦終了後の新自由主義の席巻は、世界各国がアプリオリに前提にしていた国家・企業・労働者・農民などの慣習を根底から破壊しつつある。

国家や企業の『富の再分配機能』が大幅に低下し、貧富の格差は、もはや看過できないまで拡大した。1%の富める者と99%の貧しき者の格差が現実化し、情報社会の進展は、それが可視化され、人々の不満がかってないほど高まり、澱のように沈殿し、鬱積している。

社会の深部で起こっている矛盾がもはや誰の目にも明らかになりつつある。これらの内部矛盾の拡大と若者たちの不満の拡大が、コルビンを勝たせた。

岩上安身も同様の事を指摘している。

・・・コルビンの時代遅れの政策が一周遅れの先頭に立ちつつある。・・「ブレアの路線に未来はなかった。新自由主義への迎合による格差拡大、失業と貧困の増大、そして米帝国へ追従してイラク戦争への参戦。第三の道も、ニューレイバー(新しい労働党)も大嘘、無残な幻想だった。」・・・「岩上安身のツイ録」

浜のいう【グローバル市民】とは、この欧州の新革命を担う市民たちと通低している。さらに良く見なければならないが、田中が指摘しているように、英国労働党のコルビンの勝利は、奥が深い。これが、英国という国の強かさ、歴史の深さなのだろう。 

・・・コルビンの登場は、英国が、米国覇権の黒幕として世界を(金融から)支配して繁栄を維持する従来の(すでに機能不全に陥って何年も経っている)国家戦略を放棄し、米英同盟を重視しなくなり、代わりに新革命に参加して欧州で大きな力を持つことで、今後の米国覇権崩壊後の多極型世界を生き抜く道を模索し始めたことを意味している。この動きはすでに今春、英国が米国の反対を押し切って中国の地域覇権的な国際金融機関AIIBに参加したことにも表れている。 コルビンの登場は、米国覇権の崩壊と多極化への英国の対応として、必要不可欠なものに思える。

コルビンの登場は、英国の国家戦略であるといえる。それを実現する方法として、英国の上層部は、労働党内の選挙制度を目立たないように変え、国民の民意がコルビンを首相に押し上げていく民主主義のかたちをとって実現している。この点は、民主主義制度を創設した英国のすばらしさだ。民主主義を所与のものとして、深く理解せず形式だけ導入し、権力中枢も国民も民主主義をうまく使いこなせていない(中国やベトナムなどは、形式的な導入すらできない)アジアなどの後発諸国(当然、日本も含まれる)には真似できない高度な政治芸能を、英国は持っている。
・・・ 「英国に波及した欧州新革命 」 

世界を支配した経験を蓄積している英国上層部の生き残り戦略は、見事としか言いようがない。現在の保守党政権を変えるのではなく、労働党を変化させる。労働党が政権を取れるのは、まだ5年近くかかる。その間の世界の変化を読んで、労働党が政権を取った時、米国覇権崩壊後の世界に対応しようとしている。「七つの海を支配した帝国」の歴史はだてではない。

日本の今回の反安保法制デモは、このような英国市民の民主主義的強かさの萌芽が垣間見える。SEALDsはじめ各団体は、次の目標をしっかり見定め、運動を強かに継続させようとしている。代々木公園の大集会はその事を示している。前の安保闘争の時の挫折の空気と比較すれば、雲泥の差がある。わたしたちは、そこに大きな『希望』を見出して、運動継続をしなければならない。

最後に、老人と若者(学生)との連携は強力であると論じている加藤周一の論を紹介しておく。2006年12月8日東京大学駒場での加藤周一講演会「老人と学生の未来―戦争か平和か」

・・・・自由万歳というけどね、それは老人の自由の万歳ですよ。
そして同じようなことは、学生さんもそうなんですよ。会社に入ったら黙るでしょう。退職までは長いですよ。定年退職までは。その間は黙っていることになるんですね。黙っていて、別のことを考えていると、毎日が楽じゃない。
真っ向みじんのことを考えているのは。
言っていることと、考えていることが全く違うというのはつらいことです。
それを解決する一番なめらかで、しばしば行われている方法は、団体の方向に変える、転向する、コンフォーム、合わせるっていうかな。大部分はそうです。
しかし一部には、そうでなくていかに苦しくても、別の考えを持っている人がいる。言わないけれど。でそれが、そういう歌があるんですね。リンゴはなんにも言わないけれど、リンゴの気持ちはよくわかるっていうやつ。
それが団体の圧力ですよ。社会学的にいえば、団体の圧力ですよ。

人生の中で、子供の時には、親とか先生の圧力が非常に強いね。
仲間同士は一生懸命いじめたりして。生き延びれば大人になるでしょう。
大学にきて、四年間、日本では、日本人の人生では、四年間、基本的人権の筆頭であることの権利が、最大限。
それを過ぎるとずっと下がって、60歳以後、また定年退職以後に、復活してもう一度自由になるんですよ。だから二度山があるんですよ。

だから、学生と老人の同盟はどうですかというのは、二つの自由な精神の共同、協力は強力になりうるということです。・・・・

さらに同じ講演で加藤は次のようにも語っている。「大きなのは老人だけの力では日本は根本的に代わらないと思う。根本的に変える力は学生さんだと思うんですね。」と。

今を先取りしたかのような加藤の言である。わたしたち老人は胸を張って学生たちや若者たちと協力し、強力な反対の声を上げ続けなければならない。そして、若者たちの手で世の中を根本的に変革してもらうための捨て石にならなければならない。

「護憲+コラム」より
流水
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「安保関連法案採決不存在申し入れ行動」結果と鴻池事務所の対応

2015-09-27 15:03:43 | 集団的自衛権
先に紹介させていただいた「安保法案採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れ書」賛同署名の、9月25日午前10時現在の集計結果と、申し入れ書を提出した際の、山崎正昭参議院議長、及び鴻池祥肇特別委員会委員長、各事務所の対応が、醍醐聰さんのブログで報告されています。

http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/925-b8e2.html

要約すると、
『ネット署名          31,159筆
ネット署名以外(用紙など)    942筆
    合 計         32,101筆』

『事前に電話で連絡の上で、申し入れと署名簿提出の用件を書面で伝え、面会の要望を伝えていた。ともに事務所として応対するとの了解を得て出向いたが、議員本人はともに不在で秘書の対応となった。
・・・
山崎議員事務所では・・・申し入れの趣旨を伝えた上で、署名簿を手渡し、至急(今日のうちに)議員ご本人に届けてほしいと要請。秘書氏は分かりました。届けます」との応答。常識的なやりとりで終わった。』
『一方、鴻池事務所の対応は・・・
 秘書:「申し入れ書は受け取らせていただく。しかし、署名簿は申し入れ書の内容を議員本人に届け、確かめた上で判断したいので、ここでは受け取るのを控えます。」「署名は重い意味を持つから、受け取りは慎重にしたい」・・・
ということで、署名簿受け取りを拒否。受け取るかどうかの返答を週明けの月~火曜日中にもらうことにした』
ということです。

鴻池氏の「参議院は、衆議院の下部組織ではない。官邸の下請けやっているのではない」「世論を二分し、日本の将来にかかわる大問題については『再考の府』としての参院の存在は重要」などの発言も、今となっては官邸の筋書きどおりのとんだお笑い種。

氏は、過去の問題発言や不祥事などを見るにつけ、民主主義や人権をキチンと理解し筋を通す、とは大分違った世界に生きていると感じてきましたが、今回の一連の流れと事務所の対応は、そういう体質を再確認するに十分だとの感想を持ちました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B4%BB%E6%B1%A0%E7%A5%A5%E8%82%87

なお、醍醐さんは「国民の怒り無駄にしない」「何らかの形でさらにしつこく追及していく」としています。私たちも引き続きこの件について注目し、何らかの形で関与していきたいと思います。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
笹井明子
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なぜ、戦場になんか行くの?兵隊でもないのに

2015-09-21 17:13:59 | 集団的自衛権
「なぜ、戦場になんか行くの兵隊でもないのに?」この言葉はNHKBSプレミアムドラマ「刑事フォイル」の中のセリフである。

このドラマの舞台は第二次世界大戦中のイギリス。ある漁師が、ドイツ軍に捕らえられそうになった十数人の兵士達を、父親と共に漁船で救い出す。兵士は助かるが、彼は流れ弾に当たって命を落とす。その恋人が呟いた言葉である。彼女はユダヤの血を引く人で、ドイツ人に脅され手先のような事をさせられたり複雑な背景もあるが、詳細はここでは省く。上記のセリフが私の胸に強く残った。

私はこの言葉を安倍政権と安保法案に賛成した人達に送りたい。

「何故自衛隊の人達は戦場に赴かなければならないのか?兵士でもないのに」

自衛隊員は軍人ではない。

安保法案が2015年9月19日未明、参議院を通過した。それから3時間も経つか経たない内にNHKが、国は来年自衛隊を南スーダンに派遣する計画があると報じた。安保法制後の最初の任務として。この人達が入隊した時点では、武器を携帯して警護に駆け付けるという決まりはなかった。

安保法制が可決されない内から、高知県の私立高校で自衛隊コースが新設される予定だというニュースもあった。さらに国は「防衛整備庁」も10月から作る予定だという。何れ人員の整備もされるようになるだろう。これにより武器輸出三原則は有名無実となった。

この法律が日本という国の形を変えようとしている。恐ろしいほどの勢いで「戦争への道」が地ならしされようとしている。

戦争によって儲けたい産業界と、外国の議会で国民も国会も無視してとんでもない約束をしてしまった(憲法を変えたい)1人の総理と、防衛官僚の野望で、自衛隊員の命が、人の命が弄ばれようとしている。「任務だから仕方がない」と覚悟して戦場に派遣される人達を、国民は黙って傍観するのか。

このまま行けばジリジリと日本は戦争のできる国へと変貌させられるだろう。だから私は安保法制に反対する。手遅れにならない内に、私は私が居る場所で、出来る時に出来る事をやっていく。

自衛隊の人達の身に起きている事は他人事ではない。狡猾でずる賢い政権は国民を効率的に使おうとするだろう。木の葉一枚の重さも無い命として。

今年も秋が巡ってきた。秋は私が好きな季節ではあるけれど、やりたいことや楽しい事もあるけれど、それと同時に私は安保法制反対の行動に出ることにする。同じ志を持つ多様な多くの人達との繋がりの中で。

「護憲+コラム」より
パンドラ
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「貧困大国」アメリカの後を追うポチ国家日本

2015-09-21 16:57:47 | アメリカ
アメリカの内実をウォッチしてきたジャーナリストの堤みかさんの一連の「貧困大国シリーズ」(岩波新書)を読んでいると、アメリカに国民として、あるいは在米外国人として居住し続けることはかなりのリスクを伴うことが分かる。

一例として医療費を引き合いに出すと、日本と違い医療費は社会保険ではなく保険会社の保険で賄われているので信じられない位に高額である。なんと盲腸の手術だけで60万円(日本の円に換算すると)かかるそうだ。(この金額は医療保険に入っている人のかかる費用であり、無保険の人はもっとかかるかも。)一体人はこういう国に住みたいと思うのだろうか?

医療費の例でもこうなのだから、他の経費はどの位かかるかもおおよそ見当がつくであろう。

アメリカの社会的な費用が高額になったのは、多分新自由主義の経済政策が始まったレーガン政権時代からだと思われるが、それまでの社会福祉国家の看板を捨ててすべてを民営化し、以後は市場の商品として取り扱うシステムにゆだねるとこうなるという見本である。

こうして、1%の富裕層(多くは巨大企業の経営者であるか、大富豪)と99%の超格差社会が生み出されることになった。この巨大企業はすべてが多国籍企業であるので、アメリカの軍産複合体が海外における多国籍企業(でも本社はアメリカに基盤を置いている)の営利活動を円滑に行えるように、米軍基地を配置したり、紛争地域に米軍を派兵して、企業で働く従業員の「安全を保障」しているのであろう。

日本もいよいよポチ国家として、ポチ首相の命令で多国籍企業(もちろん、日本の企業も多国籍なのでトヨタなどはここに入るわけだ)の海外における営利活動の安全に資するために、自衛隊をどんどん派兵できることになってきた。

話が飛びすぎたので少し戻すと、アメリカという国(各州)では信じられないような高額医療費を国民が払わせられているが、民主主義は本当に機能しているのだろうか。この答えは多分「ノー」であろう。

アメリカの議会で法案が議会を通過して法律として制定される決定過程を見ると、企業などのロビー活動で決定される場合がほとんどであり、アメリカの議員は有権者よりも企業などの意向を伺っているのではないだろうか。これは日本の与党議員でも同じであるが。

こうして見てくると、アメリカという国は富裕層や巨大企業に乗っ取られているのではないかという推測が成り立つ。日本も同じような傾向があり、政治献金が野放し状態であるところなどが類似している。

そして、TPPが日本でも採択されると、アメリカのシステムが日本の議会を素通りして押しつけられることになる。一例として日本では著作権の期限が現在50年であるが、TPPに加盟すると、アメリカの期限である70年が適用されることになるのである。

日本の属国化はここに極まれりというべきだろうか。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
名無しの探偵
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「哀れなほどの小変化」!?(その2)

2015-09-20 23:20:57 | 集団的自衛権
『「哀れなほどの小変化」だと~!?』・・・私も全く同じ感想と意見です。この人は米国の完璧なタカ派、財団は軍産共同体からの支援で成り立っているのではないか、と。つまり、戦争をしかけて利権を奪い、武器・弾薬を消耗して金儲けをする。

ブルース・クリングナー氏の考えを察すれば、

「臆病者の日本がやっと重い腰を上げた。これからは”世界の警察”アメリカの下で大いに働いてくれ。何が正義か、誰が悪いかはオレ達が決める。アンタらは黙って従い、カネを出せばいい。OK、ちゃんとオレたちが守ってやるよ・・・『守る』って決めたときは、な」

まぁ、こんな感じですね。それにバカでお坊ちゃんな首相と烏合の衆・自民党議員が乗っかった。これを「カモネギ」と言わずして、何と言いましょう。

一方、国会前に集まった国民たちは最後まで法案成立に反対し、リアルタイムで参議院の議事を注視しました。山本太郎議員の牛歩に拍手喝采し、法案成立後に現場で「勝利した(やることは、やった?)」と演説した民主党議員には「牛歩やれよ」「勝ってねーじゃん」と本音をぶつける。

最後には気持ちを切り替えて「選挙へ行こうよ!」のシュプレヒコールを行い、周辺のゴミを拾って解散。

私たちは、こういう若者たちを何とか応援しなければなりません。もちろん、私たちも「選挙へ行って、安倍自民党を突き落とそう!」。そして、私たち大人ができることを。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
猫家五六助
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「哀れなほどの小変化」だと~!?

2015-09-20 21:33:59 | 集団的自衛権
今日の東京新聞に、『「安保関連法案成立」識者の見方』として、米国、韓国、中国の「識者」のコメントが載っていますが、その中で、「哀れなほどの小変化」の小見出しと共に、米国ヘリテージ財団上級研究員ブルース・クリングナーなる人物のコメントが、紹介されていました。

===引用開始===
 集団的自衛権の行使容認は、米国が長年、日本に要求してきたことだ。だが、日本側はいろいろな理由を挙げて「難しい」と譲らなかった。だから安倍首相が容認に動いた時は、良い意味でとても驚いた。
 米国は日本防衛のためにわが子である米兵が血を流すことを誓った。一方の日本は互恵的な責任を負わず、日本防衛に当たる米兵を守る能力も制限してきた。
 PKOでも、日本の参加は他国にとってむしろ負担になった。集団的自衛権の行使が認められないことや、厳格な交戦規定のために、自衛隊は他国部隊に守ってもらわねばならなかったからだ。(・・・略・・・)
 だが、これからは自国防衛だけでなく、地域と世界の利益のため、より有用な貢献者になれる。(・・略・・)能力に応じた貢献を期待している。
 ただ、安保法制は日本からすれば安保政策の歴史的転換であっても、世界的に見れば、哀れなほど小さな変化にすぎない。
 日本が集団的自衛権を行使できるのは敵対行為に対応する場合に限られ、PKOでも応じるのは後方支援ぐらいだろう。日本政府は国益や世論の動向によって、貢献の幅を広げるのを保留することもできる。(後略)
===(引用終わり)===

カチン!何という傲慢で手前勝手な言い分!しかし、安倍内閣や日本政府が自国の法秩序をないがしろにしてまで、強引にこの法案を押し通した背景の一端が、垣間見えるコメントとも言えます。

前段の「互恵的な責任を負わず」云々は、既に反論が出尽くしているのでコメントは省きますが、「色々な理由を挙げて」については、少し前に紹介した品川正治さんの、以下の言葉をクリングナー氏に是非お届けしたいと思います。

「世界でたった一つ原爆を落とされた日本、落としたアメリカ、それが戦争の価値観を共有している。そんなことを、沖縄の人に言えますか? 広島、長崎の人に言えるでしょうか?」
「日本とアメリカの価値観は違うのです。」

2013年に亡くなった品川さんは、「この言葉をアメリカに対して言い切ることができるのは、私たち国民しか居ない」、「今こそ国民の出番だ」というメッセージを私達に残されました。
http://yufuu.com/User/Goken/2007914sokkiroku.html

図らずも、「日本政府は国益や世論の動向によって貢献の幅を広げるのを保留することもできる」と、クリングナー氏も言っています。

日本と言う国のアイデンティティとして、「戦争し続ける国」と一線を画すことを、私達自身の意志として選択することは、「哀れ」なことではなく、「誇れる」ことなのだということを、私達自身、今一度確認しておきたいと思います。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
笹井明子
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(至急)「安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れ」への賛同のお願い

2015-09-20 15:08:06 | 国会
東京大学名誉教授の醍醐聰さんから、以下の「お願い」が来ているので、そのまま転載し、ご紹介します。

私も17日の参議院安保特別委員会の様子をテレビで見ていて、唖然としてしまいました。委員長の周りには「人間かまくら」ができ、何が何だか分からないまま‘ヒゲの隊長’が「立て立て」と合図を送ると、与党議員らしい人たちが立ち上がる、なんじゃこれ~!という状態でした。現に速記録には、鴻池委員長が速記を促す「再開宣言」すらなく、勿論「採決」の記録もないことが確認されています。

・・・ということで、さっそく私も署名しました。賛同される方は、是非賛同署名をお願いします。締め切りは9月25日午前10時とのことです。

===

皆様

以下の呼びかけの拡散にご協力いただけましたら幸いです。

政府・与党は9月17日の参議院安保特別委員会で、2つの安保関連法案ほか計5件の案件を「採決」し、「可決」したとみなし、マスコミもそのように報道しています。
しかし、「採決」の場面をテレビで視た多くの市民の間で、「あのように委員長席周辺が騒然とし、委員長の議事進行の声を自席で委員が聴き取れない状況で、5件もの採決がされたとは信じられない」という声が飛び交っています。至極もっともな感想ではないでしょうか?

ということは、「強行採決」に抗議する以前に、「採決」はそもそもなかったというのが真相ではないでしょうか?

このような余りに理不尽な状況が既成事実としてまかり通るのを見過ごすことはできません。
そこで、緊急に山崎参議院議長、鴻池安保特別委員会宛てに、添付のような申し入れをすることにしました。
以下のとおり、皆様に賛同の呼びかけをさせていただきます。

「安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れ」への賛同のお願い
http://netsy.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-6f5b.html

賛同いただける方は次の署名フォームにご記入の上、至急、送信下さるようお願いいたします。
http://form1.fc2.com/form/?id=009b762e6f4b570b

申し入れは、賛同者名簿を添えて、今国会の会期末(9月27日)までに提出します。
それに合わせて賛同署名は9月25日(金)10時締切りとします。

時間が切迫しているため、僭越ながら、醍醐1人の呼びかけでスタートさせていただきましたが、呼びかけ人に加わっていただける方は次へご一報をお願いします。
shichosha_kangeki@yahoo.co.jp 

あわせて、この呼びかけ転載した私設のブログ記事をお知らせします。
「安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れ」への賛同のお願い
http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-bd74.html

呼びかけ人
醍醐 聰(東京大学名誉教授)
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「護憲BBS」「新聞記事などの紹介」より
笹井明子
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9月24日「サロン・ド・朔」のお知らせ:テーマ「安全保障という名の戦争動員」

2015-09-18 13:26:45 | イベント情報
9月24日(木)の「サロン・ド・朔」を下記のとおり開催します。

今回は、「フリースペース 朔」オーナーの三角忠さんに、「安全保障という名の戦争動員」のテーマでお話ししていただいた後、参加者の自由討議とします。

民主主義の下、多数決というの名の独裁がまかり通る現実に、茫然自失してしまう今の状況ですが、24日には、皆さんと思いを分かち合い、決意を新たに、明日に向かう智恵とエネルギーを再生させたいと思います。是非ご参加ください。

参加希望の方は、「護憲」HPに記載のメール宛に、その旨ご連絡ください。
折り返し、会場その他、詳細をお知らせします。

■日時:9月24日(木)18:30~21:30
■会場:「フリースペース 朔」(@水道橋)
■会費:500円(飲み物、軽食付き)

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☆「サロン・ド・朔」とは、「護憲+」メンバーを主軸に「SNSリアル版」のような形で運営するフリーな集まり(@東京)で、毎月テーマを決めてそれに相応しい講師をお招きし、勉強会・親睦会を行っています。皆さんの参加を歓迎します。

2014年8月以降に取り上げたテーマは以下のとおりです。

(2014年)
 8月: 「シェーナウの想い」上映とお話「ドイツの民主主義と反原発運動」
 9月: 「高齢者介護を巡る問題  孤立・依存・虐待」
10月: 「9条・実質改憲に、主権者主導の国民投票を!」
11月: 「スコットランド独立住民投票報告」

(2015年)
 1月: 「地域から市民が政治をかえる」
 2月: 「民主党(と長妻議員)の現状」
 3月: 「今、沖縄・辺野古で何が起こっているのか」
 4月: 「皆で考える 日本国憲法」
 5月: 「映画 日本国憲法」DVD視聴
 6月: 「市民に選挙をとりもどすプロジェクト(とりプロ)と2015年衆院選無効請求訴訟
 7月: 「満州・阿片と731」
 8月: 「解釈改憲を止め立憲主義をとりもどそう」

「護憲+BBS」「イベントの紹介」より
笹井明子
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それでも闘いは続ける

2015-09-18 12:47:07 | 集団的自衛権
9/14、15、16、17と毎晩18時半から22時まで国会前に立ち、SEALsの若者たちの声に合わせて、ダミ声を上げてきました。

警察の過剰警備が日ごとに圧倒的に厳しくなる中、時折りの激しい雨に打たれながら、車椅子で参加する人、杖を頼りによろよろと歩く老人、小学生を連れているお母さんたち、明日も朝から勤務がある筈の老若男女が大勢参加していました。

片やTVで見せつけられる空しい議場の乱闘風景に、何とも空しい思いがつのります。今回の安保法制論議やデモなどに関心のない大多数の若者たちがこれを見て増々投票率が低下することを大いに危惧します。

今朝のNHK、民放のラジオをザッピングしていると、既に、野党の戦術の不味さに重きを置いている一方、チリ地震の津波情報に隠れて、与党の不条理を糾弾するものが少ないように聞こえました。アベ政権の支持率がこの程度の下落にとどまるようなら、日本に未来はありません。

しかし、このまま負けてはおれません。「枯れ木も山の賑わい」を続けて行かざるを得ません。今夜も国会前に突っ立ちます。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
tetsujinn
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