老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

麻生氏、頭がどうかしている

2018-05-30 09:41:06 | 安倍内閣
麻生財務大臣は、「財務省の森友文書改ざんは『×を○にするものではなく、黒を白と言い換えるものでもない』だから、改ざんというものにならないのでは」という。

この人の以前からの発言(特にセクハラ問題での間違った主張)と今回の答弁を聞いていると、知性に大きな問題があることが分かる。

また、麻生王国と言われる自身の地元企業では、安倍首相以上の汚職問題(森友・加計以上の自分の汚職疑惑)が取りざたされている。(マスコミは追及もできない弱腰の、アホだらけの報道機関になっている。)

麻生氏の弁明を聞いていると「あっ、そう」という感想しか湧いてこない。聞くに堪えない、思いつきの弁であり、頭の中で咀嚼もできていないことが分かる。

これほどの閣僚は前代未聞であり、安倍首相の虚偽答弁と共に、日本に「政治」すら空白状態になっている兆候が看取されて、虚しいだけである。

「護憲+BBS」「マスコミ報道を批評する」より
名無しの探偵
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「減る収入、増える貯蓄」『お金をもって死ぬ』矛盾・長生きする不安の払拭を求める

2018-05-28 16:20:36 | 暮らし
「減る収入、増える貯蓄」は何を意味する?|日テレNEWS24
http://www.news24.jp/articles/2018/05/23/06393775.html
 〇世の中で議論を呼んでいる話題について意見を聞く「opinions」。今回の話題は「減る収入、増える貯蓄」。日本テレビ経済部の鰺坂圭司デスクに聞く。
 総務省が18日に公表した家計調査報告によると、2人以上の世帯の2017年の年間平均収入は617万円と10年前に比べ、32万円減った。一方で、平均貯蓄は1812万円と10年前と比べて93万円増えていた。
 ネット上では「この先の経済が不安。使うより“ためる”だな」「いつどうなってもいいように使う」「給料上がったんだけど、貯蓄ってしないな」という声が聞かれた。
 ――この調査結果をどう見ますか?
 全体的に見ると、収入が減って、貯蓄が増えているという傾向にはあると思いますが…その結果、「お金を持って死ぬ日本人」と書きました。
 …三菱UFJリサーチ&コンサルティングの小林真一郎さんに話を聞いたんですが、「お金は使わなければ価値がない」と。どういうことかといいますと、今、企業はお金はいっぱいあるけど使い道はない、一方、個人はお金はそんなにないから使えませんと、だいたいこういう状況になってると思うんです。
 ただ、日本経済をうまく回していくには、みんながお金を使って、その結果モノの値段が上がって、そしたら企業は収益が上がって、その結果、みんなの給料が上がると。そして給料が上がったらみんながお金を使ってと…こういう循環がないと、経済って拡大しないんですね。
===
  
浅ましいこと、この上ない。三菱、ゴミウリの主張である。大企業などは内部留保して言行不一致。更には労働者への大胆とは言わないまでも、再配分には耳を貸さず、我利我利するばかり。今度は、貧乏人から貯蓄を吐き出させようとするか?人を踏みつけにして、我利を図ろうとする図々しさ。己のやっていることと主張との矛盾!言うまでもない。

只、本日は、『お金をもって死ぬ』の前段としてある、『長生きする不安』について、あれこれ想像、考えてみたい。
 
『長生きする不安』は、否定できないこと?突然死する、想定外の病死をする、これらも否定できないが、これについては、事前に対応を考えておくことが出来よう。保険を掛けるなり、分相応に。
 
しかし、昨今、医療をはじめ、科学技術の進展は目を見張るものがある。IPS細胞等を利用した医療や薬開発、或いは、AI、ロボットを利用した生活支援などなど、伝えられている。
 
私事だが、以前は、脳疾患の病で80歳前には死亡すると心得ていたが、最近の検査結果では、血管年齢は40代後半とか、骨は30代とか、或いは、甲状腺癌の疑い(判定シロ)とか、情報が与えられた。が、ひょっとして長命したら、先立つものの不安が先に立つ…
 
資金繰りは出来ていないが、三菱やゴミウリ、金融資本に、或いは、政府にも、『お金をもって死ぬ』な!などとは言われたくない。言語道断の言い草だ。
 
マクロ経済を操作するものとして、政府や金融資本には、年金減らし、将来不安への手配りを要求したい。また、税金などの無駄遣いにも警鐘を鳴らしておきたい。軍拡や戦争(準備)など以ての外である。国民、主権者を護るは、政府第一の責務、義務である。公務員たる者、その存在根拠法たる、最高法規、日本国憲法(その使命)を再確認すべきだ。
 
金融資本にしたって、科学・技術革新を目指す者にしても、将来設計と想像力と密接不可分であろう。これを余りに外してしまえば、せっかくの発見、発明も、実用の機会を失うかもしれぬ。
 
現在の日本、少子高齢化、人口減少の傾向の中、人々の豊饒な生活確保の為何をなすべきか考え、議論すべきではないか。私には日没する国化も危惧されるが。
 
最近のTVを筆頭とするメディアは、エンタメ系が占めるようだが、これは、ある主張を繰り返し拡大反響させる装置になっていないか、危惧される。その反響盤に抗するものとして、新聞各紙の論説など、目を通してほしい。中々時間を取れないかもしれぬが。立ち止まって考えるために。
 
国民投票をするにしても、金に糸目を付けぬ者が、この反響盤を駆使して我が意を遂げることになっては、国民主権を害することになろう。国民投票法の、民主主義を体現する(民意を正しく反映する)ものとしての改正を求めたい。安倍首相の、安倍友疑惑の中では、その目的は遂げられぬ?採決強行などあるとすれば、とんでもないこと。
 
ジャーナリストは、その使命を果たして。主権者、国民は、これを利用して。ツイッターも、携帯も、良いだろうが。民主主義には、時間がかかる… 真実ではないか。
 
こんな戯言繰り返す勿れ!産み育てる環境を政府の手で整備せよ。結婚も躊躇させといて、ホザクな。
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018051202000166.html
 東京新聞・社説: 「3人産め」発言 女性蔑視の本音見えた 5/12

「護憲+コラム」より
蔵龍隠士
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「サロン・ド・朔」5月31日(木)例会のお知らせ

2018-05-26 17:20:35 | イベント情報
「サロン・ド・朔」5月31日例会を下記のとおり開催します。

今回は、長年に亘り沖縄米軍基地問題に取り組み、今もほぼ毎月沖縄を訪れて現地の人たちと共に闘っている水沢澄江さんにお越しいただき、「沖縄の現状と今後」のテーマでお話ししていただきます。

今沖縄では辺野古の埋め立て工事が急速に進み、名護市長選の敗北、オール沖縄からの地元企業の撤退など、厳しい状況が続いています。当日は水沢さんのお話を伺いながら、今沖縄で起きている事実を知り、私たちは何をしたら良いのかを考えたいと思います。是非ご参加ください。

参加ご希望の方は、「護憲+HP」に記載のメール宛に、その旨ご連絡ください。折り返し、会場その他、詳細をお知らせします。

■日時:5月31日(木)18:30~21:30
■会場:「フリースペース 朔」(JR水道橋駅から徒歩2分)
■会費:500円(飲み物、軽食付き)

====
☆「サロン・ド・朔」とは、「護憲+」メンバーを主軸に運営するフリーな集まり(@東京)で、原則毎月テーマを決めてそれに相応しい講師をお招きし、勉強会・親睦会を行っています。皆さんの参加を歓迎します。

2017年以降に取り上げたテーマは以下のとおりです。

(2017年)
 1月: 「AIはトランプを選ぶのか~民主主義と憲法の未来像~」(他グループ主催シンポジウムに参加)
 2月: 「パレスチナ・シリア情勢と子どもたち」
 4月: DVD「いのちの森 高江」視聴/「教育勅語と戦前・戦中教育」
 5月: 「森友問題の幕引きを許さない」
 7月: 「民進党は民意の受け皿になれるのか」
 9月: 「9条問題の本質を「護憲」の立場で考える」
10月: 「信念を貫いた人―劉暁波氏と1980年代以降の中国社会」
(2018年)
 1月: 「一歩先んじた韓国の民主主義~宇都宮健児さんと行った韓国ソウル視察旅行」
 2月: 映画「NO」鑑賞会
 4月: 「戦前戦中の女性の研究の目を通して、今の政治・社会を見て思うこと」

「護憲+BBS」「イベントの紹介」より
笹井明子
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米朝シンガポール会談中止!

2018-05-25 16:07:19 | 安全・外交
深夜にトランプ大統領が米朝会談中止を北朝鮮に通告したとのニュースが報じられた。核廃棄プロセスの実務上の問題が詰め切れず、両国の部下間の口論にトランプ大統領の瞬間湯沸かしがスイッチオンしたようだが、しかし真相は不明。最大の課題は、会談場所のシンガポールまでの金氏の身の安全が保障されていないことが北朝鮮の不安をかき立てたのではあるまいか?

最近まで米側の斬首作戦がマスコミでは吹聴されていただけに、それを実行されないようにするにはシンガポールは遠すぎる。板門店(韓国案)で仕切り直しではあるまいか。一呼吸おいて頭を冷やすがよい。

「護憲+BBS」「マスコミ報道を批評する」より
厚顔
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若者の謝罪の美しさ!権力者の言い訳の醜さ!

2018-05-23 11:47:34 | 社会問題
昨日、危険タックルで批判を浴びた日大DL(ディフェンス・ライン)の選手が、謝罪会見をした。名前も公表し、顔もさらしての謝罪だった。

弁護士の付き添いがあったとはいえ、20歳前後の若者にとって、それこそ清水の舞台を飛び降りるような決断だったろう。多数の報道陣の前に立つのは、針の山を登るような気分だったに違いない。

それでも、彼は「誠心誠意」自らの行為を詫びた。同時に、日大アメフト部の監督・コーチの悪口は言わなかった。たとえ監督・コーチの指示であっても、それを断らなかった自分が悪い、と言い切った。安倍晋三が口癖のようにいう「真摯で丁寧な説明」とは、こういう謝罪会見を指す。

そして、アメリカンフットボールを辞めると言い切った。彼は、日本代表に選出されている優秀な選手。高校からやり続けてきた生き甲斐でもあったと思われる選手生活を断念したのである。自分には、アメフトの選手を続ける権利はない(資格がない)という意味の事を語っていた。

会見を見ていたわたしは、久しぶりに真摯で懸命で心のこもった言葉を聞いたような気がした。おそらく、会見を見たり聞いたりした人の大半は、彼の反則行為それ自体は許せないが、人間としての彼を心の中で許したのではないか、と想像する。

謝罪とは本来そういうものだろう。彼の犯した行為は許されるものではないが、それを心の底から悔い改めた彼の姿は潔く、本当に美しかった。人間、様々な迷いや悩みや苦しみを断ち切った生身の自分の裸の姿を正直にさらけ出した姿は美しい。

それに引き換え、日大の内田監督の姿は、醜い。彼は、日大のNO2の実力者だそうだが、権力意識丸出しの姿を見せた。

昔、日大闘争というものがあった。当時の理事長はたしか古田といったはずだが、彼も誰もが認める絶対的な権力者だった。日大闘争の大きな原因の一つに古田氏の強権的大学運営があった。

どうやら、現在も同様なようだ。現在の理事長田中氏は相撲部の監督。NO2の内田氏もアメフトの監督。彼らのかっての大学体育会的陰湿で、強権的な運営方針には、多くの不満がたまっているようである。日大闘争から50年有余。いまだ日大の体質は変わっていないのかも知れない。

今回の問題だけではない。ここ数年、数多くの企業の不祥事、官僚の不祥事、政治の不祥事があった。その度に、彼らの謝罪会見を何度も見た。しかし、今回の日大宮川選手ほどの真摯さ、正直さ、心からの謝罪の言葉は聞いたことがない。特に、財務省の佐川氏、経産省の柳瀬氏。彼らの嘘と詭弁だらけの謝罪を聞いていると、人間に絶望する。人間、才能と道徳性(倫理観)は一致しないという典型である。

昔は「亀の甲より年の功」と言って、年輪を重ねた人間にはそれなりの重みがあり、知恵があり、人間としての深みと味わいがあった。しかし、謝罪や言い訳や屁理屈や詭弁を弄する彼らを見ていると、文字通り【馬齢を重ねた】という表現しか思い浮かばない。長年、権力の座に胡坐をかいていると、人間として腐敗し、退化するという証明のようなものである。ここでも【権力は腐敗する。絶対権力は絶対腐敗する】という法則が生きている。

まして、安倍晋三をはじめとする政治家ども。【信なくば 立たず】だって。「よく言うよ」としか言いようがない。安倍政権になって顕著な傾向だが、全ての言葉が表面をなぞるだけのただの言葉になった。平家物語ではないが、彼らの言葉は「ただ風に舞い散る」羽のように軽い。

謝罪の言葉のように、心の底から絞り出し、身を削るような思いが相手に伝わらなければならない言葉ですら、謝罪の言葉を言えば済みだ、という心根が透けて見える。否、これで誤魔化せた、という卑しい心情が透けて見える。

もはや日本国民の大半は、彼らの言葉を信じていない。国民の大半が白け切って彼らの言葉を聞いているのに、平然と馬鹿丁寧に「真摯に丁寧に説明する」と繰り返す。彼らに良心があるのか、という話である。

それに比べて、若い日大選手の真摯な事。文字通り、「泥沼に蓮」である。汚れ切った大人や政治家どもは、彼を見習った方が良い。

良心も何もかも売り払って、ただ「権力」にしがみつく。「権力維持」だけが自己目的になっている。この情けない姿が日本の政治家の姿であり、安倍政権の正体である。

ファッショ政治・独裁政治は、必ず腐敗する。なぜなら、そういう政権は、必ず【権力維持】が自己目的になる。「権力維持」が自己目的になった政権は、政治に対する理念(志)を喪失する。志(理念の)ない政権は、全ての言葉が政権維持の道具にならざるを得ない。こうなると、当然の事だが、彼らの行う政治は自らの延命のための権力行使になり、品格・品性を欠く。要するに政治が「野郎自大」になる。これはやくざやマフィアの統治と何ら変わらない。

若い日大選手の謝罪の言葉を聞きながら、道徳教育を受けなければならないのは、内田監督をはじめとする指導者であり、安倍首相を始めとする政治家・官僚どもだとつくづく思った。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
流水
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自民党は三権分立も理解できていないのか?

2018-05-23 09:50:40 | 自民党政治
国会が国政調査権で愛媛県に対して提出要求して、出てきた新文書に関し、
 A.県は公文書に「H27.2.25に安倍と加計が会った」と言い
 B.安倍は「同日に加計と会った事実はない」と明言し
 C.二階自民党幹事長は「自民党は自党総理の意見を信頼し支持するのは当たり前のこと」として国会でのAの証人喚問を拒否
としていることに驚きを禁じ得ない。

AとBは真向対立しており、CはBの言うことに何の疑問もなくBを信じるという構図である。

これでは国会は何のために多くの議員を国民が雇っているのか?最大与党といえども行政をチェックするのが議会の存在理由ではないのか?少なくとも政府とは離れた立場で行政の是非を検証するのが議会の存在根拠ではないのか?

安倍独裁も酷いが、ハナから政権与党として政府をチェックしないのでは国会の存在理由はないと考える。 

Cのような発言を公に堂々と述べ、いけしゃあしゃあと放送しているNHKに、日本という国の酷さを痛感する。せめて、国会はA、Bの白黒をつける議論をすべきではないか?

今朝(5/22)の某ラジオ放送(アベよいしょの民放コメンテータ)では「よしんば新文書の内容が事実であったとしても、安倍が<初めて加計学園獣医学部が今治市の国家戦略特区に申請していた>ことを知ったのがH28.1.20と矛盾するものではなく。問題にはならない」としていたが、詭弁でしょう。

「護憲+BBS」「政権ウォッチング」より
tetsujinn
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安倍首相の反論も聞き飽きた

2018-05-22 22:31:05 | 安倍内閣
加計問題でもまたしても「重要な証拠」が愛媛県のメモから出てきた。今度は加計と安倍が実際に会って、獣医学部を巡っての問答である。安倍は加計の獣医学部新設の説明に「それはいいね」と答えている。この日付は2015年である。

それに対して予想通りに「そういう話はなかった」と答えている安倍首相。最初の答弁(これが虚言の始まりだった)と整合性をつけるには嘘をつき通すしかないからだ。

こうした分かりきった内容のニュースを、予定通りに垂れ流すのが日本のマスコミである。首相の答弁なので、さも重要なニュースであるかのように言いたいのであろう。

でもよく考えてみればニュースの重要性は前者の記事、つまり加計と安倍の獣医学部新設を巡る会談のはずである。

裁判を想定すれば、安倍の言い訳は「当事者」の弁明にすぎず、なんらの証拠価値もないものである。

いい加減にしろよ、日本のマスコミ。

「護憲+BBS」「マスコミ報道を批評する」より
名無しの探偵
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国外の状況を批評する前に…

2018-05-21 10:50:40 | 民主主義・人権
昨年九月、女性による車の運転が世界で唯一禁止されていたサウジアラビアで、国王が今年六月までに女性の運転を解禁する決定を出した。
https://www.nytimes.com/2017/09/26/world/middleeast/saudi-arabia-women-drive.html

先週には女性向けのモーターショーも開催され、この決定に対してサウジアラビアの女性たちも歓喜し熱狂する様子がわかる。
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/20180516_20/
https://www3.nhk.or.jp/news/easy/k10011439931000/k10011439931000.html?utm_int=detail_contents_news-link_002

日本語で書かれた雑誌や新聞でも、女性の運転が解禁されるという報道以後、サウジアラビアにおける女性の権利について紹介する記事が散見されるようになった。車の運転やスタジアムへの入場を認めることは、さらなる権利拡大へむけてのあくまでも第一歩であり、サウジ国内には多くの課題が残されていることも事実である。

しかし、日本国内で読まれることを想定した記事を見る限り、サウジアラビアは日本と比較して女性の人権後進国であるとみなし、日本よりも女性が「できない」ことがたくさんあるという視点で書かれているようにも見える。
https://toyokeizai.net/articles/-/191027

日本国内で生活する人間が、本当に直視しないといけない問題から逃げているのではないか―日本で生きる女性にとって、日本の社会は生きやすいと思えるだろうか。

伊藤詩織さんがレイプ被害を受けたことを告発してから、ちょうど一年になる。この一年間で、世界中でセクハラ告発をSNS上で行う#MeToo運動ならびに、次のステップへと向かうための”Time’s Up”のムーブメントが起こり、セクシャルハラスメントを黙殺していた時代を終わらせるための国際的な取り組みが始まった。
https://www.timesupnow.com/

こうした気運が国や地域を超えて高まっているにもかかわらず、日本では被害を告発するために記者会見を開いた詩織さんに対し、外見が被害者らしくないなどと実に些末なことを取り上げ、性犯罪の被害者―特に女性は表に出て訴えるべきではないという意見が通用するのが現状である。

詩織さんの訴えに呼応するように、日本の国内でもWeb上で#MeTooタグを用いるなどの方法でセクハラ被害を訴える人が顕在化してきた。今年に入ってから、テレビ朝日の記者が前財務事務次官からセクハラを受けたことを告発した。

前財務事務次官の件では、副総理が「セクハラ罪という罪はない」と記者会見で堂々と言ってしまい、市民からの抗議行動を引き起こしている。また、勇気を出して被害を告発する人に向けて、善意で言っているのだろうが「被害に遭った人はもっと声をあげてほしい」と、これまで自分がセクハラなどのハラスメント告発に無自覚であったことを理解していない発言も存在する。

セクハラの被害者は女性であるというのがステレオタイプであり、女性が被害を公に訴えれば「そんなの我慢しろ」「黙れ」と容赦ないバッシングを受ける。あるいは、これまでにもハラスメントを告発していたことに自分が気付いていなかっただけなのに「もっと言ってほしい」と被害を受けた側にさらなる要求をしてしまう。こんな状況で、はたして女性が生きやすい社会、権利を持っている社会だということはできるのだろうか。

先月、荒木経惟氏との日々を「年功序列、義理人情、男尊女卑」の体質に飲み込まれてしまったと回顧する女性ダンサーの方によるブログ投稿を受け、ドイツを拠点に活躍する女優の原サチコさんは次のように話している。

「このような告白読む前から、その作品を見ればそんな女性蔑視観は明らかで、多くの人が自分の中にそういう憧憬があったから売れていたわけだから、その写真家じゃなく、自分の中を見つめ直す機会なんだと思う」
https://twitter.com/SachikoHaraDE/status/982504881536884736

「護憲+コラム」より
見習い期間
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新潟女児殺害事件について

2018-05-21 10:41:25 | 社会問題
名無しの探偵さんの「日本の報道のおかしさ」について。

新聞、テレビ、週刊誌、それにインターネットが加わり、一つの事件に多様・多面的な情報が流れる昨今です。最初の報道は表の顔、次にウラの顔・・・実はそれこそ表の顔?おっしゃる通り、瞬間的に切り取ってニュースを見ると何が何だかわからなくなりますね。

>「日本の報道のおかしさ~報道自体に日本的な歪みが表れていないか。~教育評論家の尾木さんが「この男は以前から小児を狙って通報され逮捕されていた過去がある~大半は「挨拶をきちんとできる人、会社でもよく働くいい子~裏の顔があることを正確に報道しないので、およそ公正な報道~

情報番組で最新情報についてコメントを求められる出演者(コメンテーター)も様々です。「わるい奴だ!」と激高する人もいますが、「まだ事件の全容がわからない」「断片的な情報だけでは」「警察が発表していない事実があるかも」と前置きしてコメントする人は良心的でしょう。

今回の容疑者が「クルマでぶつかってしまい、パニックになって殺した」と供述したようで、「それもありうるか」「衝動的な性格か」と受け取る人もいるでしょう。

しかし、探偵さんがおっしゃる通り、他の少女への前科があるならば、まったく違った解釈も成り立ちます。チンピラや性犯罪者の中には、わざとクルマを接触させ、低姿勢で「病院へ連れて行きます」と謝罪し、だまして暴行に及ぶ輩が昔からいました。

罪の重さを計画性で判断するならば、容疑者の言い訳を許さず総合的に処罰してほしいものです。少女のご遺族のためにも・・・。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
猫家五六助
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「含羞を知るジャーナリスト」岸井成格氏死去

2018-05-20 13:05:09 | マスコミ報道
今日のサンデーモーニングは、コメンテーターだった岸井成格氏の追悼番組だった。

わたしは、かってのTBSを代表するキャスターは、筑紫哲也で、その衣鉢を継いでいるのが、「報道特集」の金平茂紀だと考えている。彼らは明らかにリベラル的思想傾向の強いキャスターである。

岸井成格氏は、彼らと多少違う。彼の立ち位置は、明らかに【保守】だった。しかし、彼の保守は、非常に柔軟な思考のできる日本の正統派保守だったと思う。岸井の友人だった佐高信が「岸井は自分を保守本流だと語っていた」と言っていたが、たしかにそうだったと思える。

同時に岸井は、同業者や部下のジャーナリストの信頼がきわめて厚かった。性格的に親分肌のところがあったそうだ。わたしは、彼が相撲部に在籍していた事が大きな影響を与えていると思う。

岸井は慶応大学だから、相撲部というのは明らかに異色の存在だったのだろう。想像だが、周囲を慶応ボーイが闊歩する中で、相撲部を選択するのはそれなりの覚悟がいるだろうと思う。だから、同じ道を選択した仲間は大切にする気風が自然に育成されたと想像している。

評論家姜尚中氏は、今日のサンデーモーニングで、岸井氏を評して【含羞の人】だと語った。一言で言うと、【恥】を知っている人だという意味。

同じ番組で姜尚中氏は、ルースベネディクトの【菊と刀】を引用して、彼女は「恥を知るのが日本人」だと書いたが、現在の日本人は【恥を知らない】人が多すぎると嘆いた。それに比べて岸井氏は、常に「自分は間違っているかもしれない」という謙虚さを持っていた。だからこそ、人の主張や批判に謙虚に耳を傾ける姿勢を貫いた。

現在の日本は「自分を肯定する人】ばかりがもてはやされている。それはおかしい、という意味の事を述べていた。

わたしも以前、この掲示板で、【無恥と無知】について書いたので、姜尚中氏の主張に激しく同意する。

政治的主張は十人十色。極左から極右まであるだろう。しかし、常に「自分は間違っているかも知れない」という怖れを心の中に抱いていない人間は、必ず独断的(独裁的)傾向に陥りやすい。そういう意味で、岸井成格氏はジャーナリストとしてきわめて優れた資質の持ち主だった。

彼の衣鉢を継ぐジャーナリストが、次々と現れる事を願ってやまない。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
流水
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