将棋

先日小学生の子供と将棋を指していいところなく負かされ、このところいささか憂鬱でした。去年まで私の教室に通っていた彼は天才少年と謳われ、今プロの卵として東京で修行中ですから負けても当然といえば当然なのですが、まだ負けるとは思っていなかっただけに「強くなったね。おめでとう」とその成長を祝福しながらも、わが身のふがいなさ、というより「老い」とその先にある果てしない虚無を直視せざるを得なかったからです。

ところが今日はその屈辱がばねになって若いころのファイトがつかの間復活して完勝、気分は一転春爛漫となりました。そうなると今度は年寄りに負けてしょんぼりしている彼に扇子をあげたりして慰めているのだからわれながらいい気なものです。

同時にこれからぐっと右にカーブしそうな安倍政権の動きを阻止しなければ、という意欲がわいてきたのは収穫でした。

「護憲＋ＢＢＳ」「どんぺりを飲みながら」
宮天狗