老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

巴投げ、&父との思い出

2024-08-21 20:58:55 | オリンピック
パリ五輪と選手の躍動や大活躍を私たちは楽しんだ。関心、着眼点は、とりどりだったとしても。

柔道、体操、レスリング、フェンシング、など、国内も大童…。水泳などでも、男女混合何たらと種目を増やし、我らも大いに喜こんだ。日本の金メダル、銀メダル、銅メダル新記録などにも、大きく貢献したのではないか。
 
唯、地球の一半を排除した一面の貢献もあろう。排除の論理。軍事ブロック化…これは残念。為政者の責任!?

大会最終日頃の、日本伝統のマラソンのこと。コースが平坦でなく、登り坂、下り坂、坂が急で難コースと言われていた。メンバーにも、大迫以外はなじみが薄く(私には)、余り期待がなく、パリ市街が見られれば良いか程度で、見ていた。暑い暑い毎日に感け…。

普段、記録の出やすい、平坦なコースに慣れていたので、見通しは明るくなかった筈。いざ始まってみると、ご案内の通り、市街、街並みは期待に違わず、次々と名所ばかり、上から俯瞰できて、観光客では手に入らないシーンばかり。

唯、選手にすれば、長い長い上り坂、ゴール前の急な上り坂、有難くない!? 例外、アフリカなど除けば。日本人など、自己新記録更新6位入賞!当局の、平地の記録の出やすいコース執着が良かったのかどうか。

しかし、赤崎暁選手も、鈴木優花選手も、その見方を裏切った、見事に。 ゴール直前、坂を登り切ったゴール前では、ひょっとしたらメダルも期待した…本人からすれば、出来映えは良かったのではないか。

体操も、レスリングも、フェンシングも、卓球も、やり投げも、ドラマティックだったが、個人的には、元木咲良の反り投げ!&角田夏美の堂々たる流れるような『巴投げに腕ひしぎ十字固め』…。

これには、父の思い出も重なる、と言っても、彼の尋常小学校時代のこと。聞いただけのお話。当時、柔道をやっていたそうで、他校の悪ガキにも一目置かれていた。巴投げも得意だった。背丈はそうでもないが、腕、手の平は大きかった。僕のそれなど、半分程度。因みに、面相は、私とそっくり。

御陰で、私の為に生きた父を思い出すことが出来た。大学卒業前、グスグズしていた私を一押ししてくれた。それが役立ち、卒業後程なく、父が脳内出血を患い(54歳)、前非を悔いた私は、大部屋に入院した父の側で、簡便ベッドで一年間、寝食を共にした。その後、リハビリに精を出し、右麻痺特有の障害は残したものの、随分長生きしてくれた。

実は、発症時、3,4日眠った侭、救急病院の担当医は、症状から、脳梗塞と決めつけ、CTも取っていなかった。父が急に口を開き、「俺はこの病院が嫌だ」と言った。会話だけは、出来る状態だった。びっくりしたのが事の始まり…慌ててCTのある病院に連れて行き、更に手術の出来る福岡大学病院に回り、手術、治療を受け、件の民間医院に入院した。
 
軍事ブロック化は、避けたいもの。覇権国家は、どう御すれば良いものか。市民の課題は大きいが、裁かなければ。心を共にする仲間、人々と共に。いざ!

「護憲+コラム」より
蔵龍隠士
コメント
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