今年は、春から「きのこ観察」を始めてしている。
10年以上も、秋の収穫がメインで、春や夏には、真剣に観察はしなかった。
まあ、盆の折、北軽井沢に行き、ちょっと寄る程度だったが、夏を観察したいと、初めての試みなのだ。
で、例の方たちが、同行となった。
37度の地から、ここは21度。木陰を歩くだけで気持ちのよい場所だね~
さて、観察の成果!
まず、毒や食毒不明の皆さんに、登場していただこう。
「サマツモドキ(毒)」「キアミアシイグチ(食毒不明)」
両者・見事に美味そうだが、残念!キアミアシなど、何処から見ても「ボルチニー風だが、食べた人は居ないらしい。
「ツチカブリ(食??)」「シロハツ(食??)又はシロハツモドキ(毒)」
水晒しで辛味を抜いて食べるとか・・・面倒且つそれで美味いわけではないキノコである。そしてシロハツなどは、猛毒のシロハツモドキとの混同などあって、まず手を出さないキノコだ。
畳2畳ほどの群生をあちこちに見かけた。
秋にも出るが、真夏が最盛期らしい。
群生は見事だった。これが食べられれば、その周りで踊ったに違いない!
「キツネノエフデ(食毒不明)」「クロハツ(食)又はニセクロハツ(猛毒)」
エフデはキャワイイきのこだ!
黒ハツとニセの見分けは、切った断面が黒く変色すれば黒ハツ、しなければニセだが、死亡例のあるキノコだ。
「ウチワタケ(不食)」「ウスタケ(毒)」
姿がかわいい!
「ドクツルタケ(猛毒)」「フクロツルタケ(猛毒)」
白い悪魔と呼ばれる、ドクツルタケです。
1本で致死量!フクロツルタケも同様。肝臓、腎臓の細胞が破壊されて死に至るそうです。未体験につき、「そうです」としか書けません。
そのほか、「オキナクサハツ」「クサハツ」「オオホウライタケ」などの毒キノコもかなり見かけましたが、僕にとっては、いつも見かけるやつなので、写真は撮りませんでした。
フシグロセンノウ・10年以上前は、この地の林で普通に見かける花でしたが、乱獲で激減しています。
野の花は、野で見て、美しい!
さて、いよいよ「美味いキノコ」の登場です。
これは「チチタケ」。栃木では好んで食べます。蕎麦屋さんやうどん屋さんに「チタケ汁あります」なんて品書きがあります。
キノコそのものはぼそぼそですが、見事な上品な出汁が出ます。
天日で乾燥・その後出汁に使用が、良い出汁のでる方法です。
今我が家で、乾燥させています。
今回の最大の目的のブツ。
「アカヤマドリタケ」です。
写真は、青年期を過ぎ、壮年から初老の姿・もう食べられません。
しかし、側で「幼菌」をしっかりGETしました。
ボルチニーの仲間です。典型的な夏キノコです。
これにパン粉をつけて、フライは、絶品です。
もうお腹の中です。
見つけたときは、踊りました!
「ハナビラタケ」です。小ぶりですが3つありました。
すばり!野菜炒めで食べると、信じられない美味さです。
典型的な、夏きのこです。
マスタケと言います。天ぷら・フライで、鳥のササミの食感です。
高い木の上なので、写真のみ。
この時期珍しい、「キシメジ」です。
秋のキノコ・しかも絶品なのですが、狂い咲き?2つだけでした。
さて、本日のメイン!
見て、すぐ、「これはもしかしたら、あの図鑑のキノコ?」
と思い当たる物がありました。
「アメリカウラベニイロガワリ」と言います。
食べたこと無いキノコですが、僕の基準では100%OKのキノコ・100なら食べてみる!が僕の原則です。
そうして、食べられるキノコを増やして来ました。
そのほか「モリノカレバタケ」「アマタケ」などあちこちに見かけました。
まあ、食べられるきのこですが、それほど美味しくありません。
で、写真も撮りませんでした。
乾燥を待つ・チチタケ。
料理を待つ・ハナビラタケ、キシメジ、アカヤマドリタケ、アメリカウラベニイロガワリ。
キシメジ、アカヤマドリタケ、アメリカウラベニイロガワリはフライにしました。
そして、ハナビラタケは定番の「野菜炒め」です!
ZERO氏・ロバ君・アバウトと僕で食べました。
皆、まだ、元気です。
21度の高原を散歩・目に付いたキノコを観察。
あっという間の時間が過ぎて、やっぱり、楽しいね~~
ちゃんとした違いがあるのでしょうか?
図鑑片手でも分かりませんね。
皆、まだ元気です...が面白過ぎです。(笑)
でも、天然きのこの美味さに、魅せられて、ここまできました。
もう20年にはなります。
まだ元気!..ってことは命張ってる?(笑)
いろいろ調べて(結構科学的に)、100%の確信で食べる。