詩人の吉野弘さんが、15日に亡くなった。
記事を書こうと思って、写真などアップしたが、その後、ピートさんの訃報など届いて、今に至ってしまった。
彼の詩に感銘を受けた方々も多いだろう。
そうそうたるメンバーが同人の、この同人詩集が彼の詩をはぐくんだのだろう・・・
僕は、この詩人が大好きだった・・・・・
昔、この人の「夕焼け」という詩を載せたら、女性の方々にはなぜか不評であった・・・・しかしありゃ、良い詩だ。
で、この詩なんぞは、どうであろうか?
「生命は」
生命は
自分自身だけでは完結できないように
つくられているらしい
花も
めしべとおしべが揃っているだけでは
不充分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする
生命は
その中に欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ
世界は多分
他者の総和
しかし
互いに
欠如を満たすなどとは
知りもせず
知らされもせず
ばらまかれている者同士
無関心でいられる間柄
ときに
うとましく思うことさえも許されている間柄
そのように
世界がゆるやかに構成されているのは
なぜ?
花が咲いている
すぐ近くまで
虻の姿をした他者が
光をまとって飛んできている
私もあるとき
誰かのための虻だったろう
あなたもあるとき
私のための風だったかもしれない
(虻・・アブ)
「生命は その中に欠如を抱き それを他者から満たしてもらうのだ」
この確かな事実に・・・・・宇宙の中の、人間が、思いが致せれば、もすこし、ましなことが、出来る気がするのだ。
やっぱり、さっぱりわからないす。
、そこが、悲しい・・・
僕は1つの見解に至った・・
「夕焼け」はどうして、女子に不評か?
そのうち、書く。
お子様は教科書で読んでるとおもう。