僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

英語夏期集中講座なのだ

2009年07月27日 | 日常のいろいろなこと

夏も盛りである。しかし…
東京ではとっくに梅雨が明けたと聞いているのだけれども…
大阪ではまだ梅雨が明けない。連日、天候が不順である。

昨日の日曜日も、朝から太陽がカンカンに照っていたかと思うと、昼から急に暴風雨となった。妻があわてて、びしょぬれになりながら洗濯物を取り入れたら、そのとたんにカラッと上がる…。
そんなけったいな天気が、最近は続いている。

で…
先週後半の3日間。
カバンの中に筆記用具と折りたたみ傘を入れ、夕方から電車に乗って、天王寺のECCへ通い、英語の「夏期集中講座」というのを受けた。

内容は、「英文法強化」ということで、現在形・過去形・未来形の時制の変化や、現在完了形の使い方、そして、5文型の徹底理解…というような感じで、内容は中学で習うごく基本的な文法の勉強であった。

講座は1日、2時間だ。
3日間で合計6時間…。
それで、お代金は2万円(それはいいのですが…)。

受講したのは、大阪の各地から来た中学生や高校生、会社員の兄さん・おじさんや看護師の姉さん、中国人の姉さん、僕と同年輩の主婦のおばさんたちの合計10人であった。ほとんどが、初対面のメンバーである。

講師は女性の方。
かなり年季が入ったと思われる方で、話し方がとても上手である。

「は~い、皆さん、今日から3日間、がんばりましょうね~」
とテンションの高いはつらつとした講師先生のご挨拶に対して…
「は、よろしくぅ…」
と、蚊の鳴くような声で、ばらばらにあいさつする僕たち生徒。
みんな、何となく不安そうな表情である。

自己紹介をするその女性講師先生。
お顔が、ちょっと特徴的であった。
可愛い顔立ちをしておられるのだが、誰かに似ている。

……?? 

う~ん、誰やろ? 似てるなぁ…誰かに。
うぅぅ~。思い出せん。気持ち悪~い。

ああぁぁ~。もう、そのことで頭がいっぱいの僕である。

おっ。わかった! わかったぞ~。

その講師先生のお顔は、ミッキー・マウスに似ていたのだった。
(ほんと、頬っぺたのあたりが特にそっくりなのだ)。

ちょうどそのとき、講師先生は、ご自分の名前を黒板に書かれた。

「私の名前は、○○で~す」
と、本名を名乗ったあと、
「そして、私のニックネームは…」
と言いながら、黒板に英語で、Mから始まる字を書き始め…、

「私のニックネームは、……ミッキーで~す」と言ったのである。

が~~~~~~~~ん。

ミッキー…??

ほんまかいな。

あ~、いきなり疲れる展開である。
この先、どうなることやら…。

 

       



さて、まじめな話に戻りますが…

講座はかなりスパルタ的に進められたが、これで英文法が強化されるのか? というと、それだけでは顕著な効果は期待できないだろう。中身は濃かったけれども、3日間だけの詰め込みではすぐに忘れてしまう。

でも、僕は約1月前から、通常の週2日のECCの予習・復習以外に、この3日間に備えて、中学英文法の解説書を買い、本がよれよれになるほど読んで、大事なところは暗記する、という作業を繰り返した。

おかげで、今回の3日間の濃密な講義も、かなりやさしく感じたし、ほぼ全面消化することができた。

当初は「はずみ」で申し込んだものの、「面倒くさいなぁ」と、気が進まず、「申し込まなければよかった」などと、何となく重荷に感じていたこの「夏期集中講座」だったけれども、結果は、おかげで自分の基礎的文法力はかなりアップしたのでは、と思える成果につながった。

(…といっても、これを機に自分の英会話力のアップが期待できるかどうかは、今後の勉強にかかっているわけだけど…)。

英会話では、文法にこだわり過ぎるとよくない…と言われるのは事実である。日本人は、外国人を相手にしても、話す前に文法を意識してしまい、つい口ごもってしまう。それよりも、間違ってもいいからどんどん話せ…ということが要諦とされている。まったくその通りだと思う。

しかし、文法を理解しなければ、その場その場では、カタコトを継ぎ合わせた英語で通じても、それ以上の英会話力は身につかない…というのも真実である。文法知識がなければ、壁にぶつかってしまうのだ。
僕がECCに通い始めてまず痛感したのは、そのことであった。

中学の英文法をきちんとマスターすれば、それを応用して柔軟な会話ができるし、基本がわかっていると、会話力も勉強時間に比例して上達するようである。一般論ですけどね。

「自分流英語」に自信を持っていた人たちも、ECCへ来て、その「自分流」をいったん捨てないことには上達しない…ことに気がつき、文法の勉強を1からやりなおしている…というケースも多いみたいだ。

そんなことで、「基礎英文法の大切さ」に目覚めさせてくれたことは、ECCへ通った価値だったなぁ…と考える僕なのである。

でもまあ、英語の時制とか、現在完了形とかを勉強するって…。

まるごと中学校時代に戻った気持だ。

僕の中学校時代といえば、もう45年以上も前のこと。

東京オリンピックが開かれた1964(昭和39)年が、僕が中学から高校へ進んだ年なのだから。

このブログを読んでいただいている方の中にも、その頃はまだ生まれておられない方がたくさんいらっしゃると思う。

ほんと~に大昔のことである。

仕事を定年退職した自分が、まさか中学英語の参考書で勉強することになろうとは…。

「少年老い易く学成り難し 一寸の光陰軽んずべからず」

朱熹の句が、ひときわ身に沁みるこの夏である。

 

 

   
 講座の出席カード。 「ミッキー先生」 から 「NON」 へのメッセージ付きです。

 

 

 

 

 


 

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする