僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

 北京は五輪開催を返上せよ

2008年03月18日 | ニュース・時事


北京の大気汚染がひどいので、五輪のマラソンが危うい…というニュースが報じられている。マラソン男子の世界記録を持つエチオピアのゲブレシラシエが、出場を回避することを表明したそうである。その理由は、
「中国の大気汚染は私の健康にとって脅威であり、現状では42キロを走るのは厳しい」というもの。
彼はぜんそくと花粉症の持病を抱えているということだ。

一方、女子の世界記録を持つ英のラドクリフもぜんそくを持っているらしい。
2人は男女マラソンの世界記録(それも驚異的な記録)の保持者であり、かつ、ぜんそくの保持者でもあったということにびっくり仰天である。
持病も努力次第でここまで克服できるのか…と思うと、僕らみたいな凡人はグの音も出ない。大したものである。
ラドクリフは「特殊マスク」をつけて出場する、とテレビが伝えていた。

しかし、北京の大気汚染が、マラソンレースにそこまで大きな害を及ぼすとは、恥ずかしいことだが、僕は全く知らなかった。それどころか、北京のマラソンと言えば、僕はとてもいいイメージを持っていた。

僕にとっての北京マラソンといえば、80年代に日本選手が大活躍した当時のイメージがしっかりと記憶に残っている。宗兄弟(旭化成)がゴール地点までデッドヒートを繰り広げ、わずかに「胸の差」で兄の茂が弟をおさえて優勝した大会を、テレビで観戦したときは興奮した(生中継されたのは日曜日の午前だった。僕はその時間帯からチューハイを飲んで、翌朝、痛風の発作が出て仕事を休んだ。トホホ)。

翌年の北京マラソンは、もっと鮮明に覚えている。
同じく旭化成の児玉泰介が、日本人初となる2時間7分台の日本最高記録を出したレースである。当時の7分台は、驚くべき快挙であった。
今度はチューハイを呑まず、固唾を呑んでテレビの前で応援した。

さらに1~2年後、谷口浩美(これも旭化成)がまた2時間7分台で優勝した。
北京マラソンは好記録の出る大会、というイメージが強かった。

そんな古い話ばかりではない。
4~5年前の北京マラソンでも、中国の女子選手が、2時間19分台で走った。
これだけいい記録が出る北京のコースなのになぁ…
どうも、わからないところが多い。
道路にしても、硬くて走りにくい、と報道されているが、北京の道路の硬さはこれまでも同じではなかったのか? とにかく北京マラソンは、世界のマラソン大会の中でも屈指の好記録が生み出される大会であったのになぁ~。不思議だ。

大気汚染ということだが、94年の9月に、僕は北京へ1週間滞在したことがあるが、空はあくまでも青く澄んでいたように思う。
それはもう、遠い昔の話になってしまったのだろうか。

現実には今の北京の大気汚染は、相当にひどいようだ。
都合の悪いことはすぐ誤魔化そうとする中国当局も、これだけは認めている。
僕の頭も、昔は昔、今は今、と切り替えて考えなければならない。

そんなに空気の汚れているところであれば、つまり、選手がマスクをして走らなければなければならないような場所でマラソンを開催するのは、根本的に間違っている。…誰だってそう思うよね。

じゃぁ、別の場所でやればいいんだ。
そうそう。マラソン競技だけ、わが街大阪で開催したらどうだろう。
そうしたら、ゲブレシラシエ選手も出場するだろうし、ラドクリフ選手もマスクをしなくて済む。しかも、去年、大阪は世界陸上選手権を開催した土地であり、マラソン運営の確かなことも、世界にアピールしているしね。

思い起こしてみれば、2001年の夏。
2008年の五輪開催地を、大阪と北京が争ったのだ。
「大阪オリンピック」を夢見ていた僕は、開催地が北京に決まったとたん、ガクンと力が抜けた。あの時の悔しさが忘れられない。

あれから7年。
今こそ一矢を報いる最後のチャンスである。
マラソンを、ぜひ、日本の大阪で開催してほしい。
いや、何だったらマラソンだけでなく、オリンピックの開催をそのままそっくり大阪へ移す、というのもいいではないか。
いま報道されているチベットに対する仕打ちを見ていても、中国は人権を踏みにじっている現実がある。そんなところで平和の祭典でもある五輪開催とは、おこがましいではないか。

今からでも間に合う。まだ5ヶ月もある。何かと問題の多い北京五輪の開催そのものを、思い切って大阪に移すべきである。

橋下徹知事殿
どうか、今から大阪へ五輪の大逆転誘致に全力を挙げてください。

あなたなら、きっと出来ます。 

橋下はん。頼りにしてまっせ~!

聞いてる…?

 

 


 

コメント
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