僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

 天賦の才・浅田真央

2008年03月22日 | スポーツの話題

今、最も旬のスポーツ選手といえばフィギアスケートの浅田真央ちゃんだろう。
いや、今が旬の選手、という狭い枠にとどまらない。
あらゆる女子のスポーツを通じて、10年に一人、出るか出ないかの逸材である。
これほど多くの魅力を備えている選手というのもめずらしい。

荒川静香さんや安藤美姫さんと比較しても、そのセンスは遥かに上である。
モノが違う、という感じすらする。
あれだけ可愛いのに、人気倒れにならないところがまた大したところだ。
今スウェーデンで行われている世界選手権で、転倒しながらの金メダルが、何よりも彼女の卓越した実力を示している。

こういっては何だけど、4位になった中野友加里選手は、技術的には非の打ち所がなかったけれど、一挙手一投足がすべて真央ちゃんの華麗でしなやかな動きには及ばなかったことは、素人目にもわかる。豊かな表情といい、滑らかなスタイルといい、流れるような身のこなしといい、これはもう、真央ちゃんだけが見せることのできる、天才と努力で編み出された超一級の芸術品であり、その演技をテレビで見られるだけで幸せな気分になる。

彼女を見ていると、1976年のモントリオール五輪で「白い妖精」と呼ばれたナディア・コマネチを思い出す。五輪史上、体操競技で初めて10点満点を出した選手だが、当時14歳だった彼女の華麗な演技と、可憐な容姿が、今の真央ちゃんとダブって見える。
あのときのコマネチ選手も、冷静な表情の中にあどけなさと美しさが同居していて、とても可愛かったなぁ。

ずっと応援したマラソンの高橋尚子選手が第一線から姿を消そうとしている。
とても寂しい気がするが、次には真央ちゃんがいる。
次回冬季五輪は2010年のカナダのバンクーバで開かれる。
そのとき19歳になる彼女の胸に、金色のメダルが輝くことを今から祈っている。

そんなことで、昨日は今一番好きなスポーツ選手が金メダルを獲得した。

一方で、今一番嫌いなスポーツ選手である大相撲の朝青龍が2連敗した。

昨日はなかなか、めでたい良い日であった。

しかし、残念なこともひとつ書いておかなければならない。
一昨日、プロ野球パ・リーグ開幕戦で、楽天が、9回裏まで2点のリードを奪いながら、土壇場で逆転サヨナラ3ランを浴びてしまったのは、ファンにとっては悪夢のような悔しい結果だったろう。仙台の人々の嘆きの声が、大阪にまで聞こえてきそうであった。

楽天の先発岩隈投手は、以前は僕らの地元・近鉄バファローズの若きエースであったが、楽天へ行ってからは故障で真価が発揮できないままだった。それが、今期は見事に復帰し、開幕投手となり、期待通り7回まで1点に抑えていたのだ。どう考えても勝ちパターンであったのに…勝負の世界は何が起きるかわからないことを、改めて痛感させられた。

野村監督と開幕戦といえば、以前この人がヤクルトの監督をしていたときに、忘れられないエピソードがある。かなり昔のことだけど、セ・リーグの開幕戦で、対戦相手の広島カープの打者小早川が放った大飛球がライトスタンドに入った。それはテレビの角度ではファールのように見えた。しかし判定はホームラン。しかも、試合を決するような貴重なホームランだった。野村監督は激怒して執拗な抗議を繰り返したが、認められなかった。ヤクルトは敗れて、開幕ダッシュに失敗、結局そのシーズンは、優勝を逃してしまった。

シーズンを終えて、各球団の監督談話が新聞に載っていた。
監督たちはそれぞれ今シーズンの成果と課題を挙げ、来期への決意を新たにしていたが、ただ一人、野村監督だけは違った。
「あぁ~。あの開幕戦の小早川の本塁打の判定がなぁ…。すべてやったなぁ」
と、愚痴をこぼしたのだ。
あの「疑惑の本塁打」が、ペナントレースに影を落とした、というわけだ。
野村監督は、わりに物事を引きずるタイプなんだなぁ、とその時に思った。

今期は、岩隈、田中の両エースを擁して期待されている楽天である。
ぜひともパ・リーグに旋風を巻き起こして欲しいと期待するファンも多い。
今日はマー君こと田中が先発だ。頑張れ、楽天。

まあ、とにかく、今シーズンが終わったあと、
「あぁ~。あの開幕戦のサヨナラ本塁打がなぁ…。すべてやったなぁ」
と野村監督が言わないような展開になることを、心から期待します。

さて、今日はフィギア男子の高橋は金を取れるのかどうか。
真央ちゃん同様、世界の頂点を目指してほしい。

ついでに大相撲の朝青龍はどうか。
今日は魁皇と対戦する。
この高慢ちきな横綱は、普段から稽古をサボる癖があり、それが後半のスタミナ不足につながると言われている。今場所はまさにその典型であり、ざまぁみろ、という感じである。今日も負けろ。負けて、早く引退して、相撲界から消えてくれ。モンゴルへ帰って商売でも事業でも何でもしてくれ。場所中、毎日テレビに出てくるので、目障りで目障りで仕方ない。

今日はおまけとして、もう一人、大嫌いなスポーツ選手の試合がある。
夕方にあの亀田興毅が8ヶ月ぶりにリングへ上がるのだ。
相手は例によってフィリピンから連れてきたわけのわからない選手だ。
弱い相手を見つくろってパフォーマンスを繰り返すのは相変わらずだが、ひとつ進歩したのは、亀田を陰であやつるTBSのテレビ中継の時間帯が、午後4時から5時までの1時間になったことだ。

これまでは「亀田まつり」などと称して夕方6時半頃からテレビ中継を始め、「間もなくゴングです」と何度も繰り返しながら、ゴールデンタイムに延々と亀田兄弟の過去の試合やアホ親父との練習風景を繰り返し、ゴングまで長時間ひっぱるというさもしい手法は、いかに破廉恥なTBSでもさすがに気が引けたのだろう。

朝青龍とともに、亀田もコテンコテンに負けて、どこかへ消えてくれ。
恥さらしな大阪人の姿を、これ以上見たくない。

…ということで、今日から高校野球も開幕し、スポーツ花盛りの土曜日である。

でも、楽天の田中投手を見たいのに、大阪ではテレビ中継がない。
あるのは衛星放送での西武・オリックス戦だけである。
バラエティ番組(しかも再放送まで)ばっかりではつまらんではないか。

せっかくの開幕シリーズなんだから、もうちょっとテレビ局も考えてほしい。
今は、プロ野球は、パ・リーグが話題豊富で面白いのだからね。

 

 

 

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