年末の慌ただしい中、総選挙が行われます。
今の時期に何故、と思われる方も多いと思いますが、
いったい何のための総選挙なのか、ピンとこない人が
多いのではないでしょうか。
執行部の体制固めの為という思惑以外に、いったい
我々庶民にどれだけの恩恵が有るか疑問です。
消費税引き上げを数年先に伸ばすと言う発表に
手放しで喜ぶ人は少ないでしょう。
それよりも、大切な公務を放り出して、選挙に熱を入れる
多くの政治家に明るい日本の未来は感じられません。
マニュフェストの公約が功を奏し、日本の社会は上向いている
と言うのは、生活が潤っている政治家たちと、ほんの一部の
大企業の関連しかないのです。
殆どの中小企業は、今だ青色吐息と言う現状をどれだけ
今の執行部は理解しているか、はなはだ疑問と言えます。
総選挙と言えば、投票率の問題や誰が当選したかを
マスコミは一日中取り上げますが、選挙は当落に関わらず
沢山の費用が掛かるものです。
さぞや議員さんは大変だろうと、優しい日本国民は思うかも
知れませんが、一回の選挙で私達の血税が数百億使用されて
その後使われた資金が私達のために返って来ることは無いのです。
当選のあかつきにはその何倍ものお金が庶民に還元されるという
甘い話は全くなく、様々な利益は、政治家と多くの支援団体企業の
間を行き来するだけなのです。
そんな事は在ってはならないと私達はいつも思うのですが、
何時までも無くならない汚職、企業癒着、国民無視の政治は
マスコミに途切れることなく話題を提供し続けているのです。
今回の選挙は、私達の思いを実現してくれる国の代表を選ぶ選挙です。
今の執行部の地盤固めの為では有りません。
国民誰もが平等で豊かな生活が出来る社会を作れとは言いません。
少なくとも、様々な環境で生きている人たちが、未来に不安を感じないで
笑顔を忘れない国民でいられる事を願っているのです。