めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

全く発電をしていない日本の原子力発電所

2014-11-25 14:55:24 | 原子力発電所

今日は、朝から冷たい雨が降っています。
連休が良いお天気だった事も有り、余計に寒く感じます。
今年も様々な事件が起こり、我が家の中でも、話題に
事欠きませんでした。

それにしても、最大のニュースは、父が倒れて入院した事です。

90にならんとする高齢であり、最近の体調から、何が在っても
不思議ではないのですが、いざその事態になると、思っても見ない
様々な問題が噴出し、テレビの中のドラマの様な事が起こるものだと
振り返ってみて感じました。
まだ一か月ある事もあって、まだまだ予断を許しませんが、
何事も無く新年が迎えられることを願っています。

ところで、我が国は昨年の9月から、国内の原子力発電所の

全てが活動していない状態です。
電力事情がひっ迫する夏の時期でさえ、原子力発電に頼らず
一年に渡って日本経済は動いてきています。
この事は、いったい何を意味するのでしょうか。
莫大なる費用を使って作られた全国17か所の発電所は
全く電気を生まない無用の長物となっているのです。

つい数日前、長野の北部で地震がありました。

かなり大きな地震で、多くのけが人と建物の被害が出ました。
日本全国には、大地震の原因と成り得る活断層が至る所に有ります。
地震が起こっても、戦争で砲撃されてもビクともしないと言う原子炉が
その上に在る可能性があります。

地震では耐えうる原子炉が津波で大きな被害を受け、いまだに

復興のめどはついていません。
絶対安全安心と思われていた様々な人工物が、いともたやすく
破壊され、未曾有の被害を与えても、単なる想定外と言う言葉で逃げる、
そんな日本に未来の子供達を安心して住まわせる事が出来るのでしょうか。

確かに、原子力発電所の誘致には莫大なお金が動き、ただでさえ

貧窮している地方自治体には、喉から手が出る程魅力的かも知れません。
福島の被災地も、周囲の街や市町村がどれだけ多くの恩恵を受けたか
廃墟となった後に残る、田舎に相応しくない様な施設を見れば解ります。

とは言え、膨大なる電力を生み出す原子力発電所は、私達の生活に

豊かな未来を創るかもしれません。
しかし、その反面、その負の部分が出れば、どれだけ多くの人々を
何代にもわたって傷つけ苦しませるかという事を理解しなければなりません。

原発が日本国内で稼働していない現状から、次々に稼働し始めて行けば

沢山のお金が動き、日本経済は潤うかも知れません。
でも、原発推進を進める人達が大好きな想定外と言う言葉はもう沢山です。
今こそ、未来の日本の為にも、英断が出来るリーダーが欲しいものです。



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