めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

総選挙の後は温もりのある政治を!

2014-11-21 15:05:59 | 選挙

秋も深まって来ると、街を歩く人々のファッションは
暖色系になって、肩を寄せ合うカップルも目立ってきました。
暑い真夏の頃は、眩しい歩道の乱反射と熱気で、
思わず日陰を求めたり、涼しいお店に入ったりしていましたが、
今では、カサカサと音を立てて風に舞う落ち葉の中を
凛とした空気を感じながら、年末の慌ただしい街を楽しんでいます。

それにしても、寒くなるにつれて人肌が恋しくなるものです。

暖房器具で温めても、沢山暖かい洋服を着こんでも、
肌から伝わる心の温もりには敵いません。
若い頃は、愛しい人と手を繋ぎ、街を歩くときでも
片時もその温もりを失うまいと身体を寄せ合っていたものです。

それにしても、今の日本は、肌の温もりを感じさせない社会となりました。

国民に豊かな安心できる日常を提供しなければならない人たちが、
自分たちの欲望のみに奔走しているのを見ると、悲しくなります。

立派なマニュフェストを掲げても、実際の行動と結果を見る限り、
国民が納得できるような成果を上げていないのが現状でしょう。
とは言うものの、そんな人々に頼っているだけでは、何時まで経っても
私達の生活は豊かにならないものです。

ややもすると、所得が増え、多くのものが手に入れば、

豊かな生活が得られると考えがちですが、バブルの頃を見ても解るように
経済が豊かになっても、人々の心は決して豊かにはなっていないのです。
でも、これ程景気が悪い状態が続けば、とりあえずお金が手に入れば
生活が豊かになって、苦労しないで済むと思いがちです。
しかし、莫大な所得を失ったバブルの後の人々の多くは、
抜け殻の様になり、人としての豊かな心は残っていなかったのです。

私達は、一刻も早くこの不況の苦しみから逃れたいのはやまやまです。

しかし、お金による豊かさだけでは、人の心は満足しないのです。
寒さを感じても、人の温もりが感じられるような世の中になる事を
心から願いたいものです。