めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

恵方巻きは楽しく食べたい!

2016-02-03 18:44:09 | 家族

今日は、節分です。
雑節の一つであり、春夏秋冬の各季節が始まる前の日の事で
江戸時代以降は、立春の前日を指す事が多いそうです。
季節の変わり目には邪気が現れると言われ、豆を撒く事により
邪気を払ったといわれますが、現代においては、単に、年間行事の
1つのイベントとして、自然に受け入れられています。

様々な会場で豆まきが行われ、今日明日のニュースは、豆を撒く
各界の著名人が映し出され、ようやく寒い冬の峠が超えた事を
暦の上から感じる事が出来ます。

しかしながら、現実のこの時期は、冬の真っただ中であり、
明日は立春だからと言って、急に暖かくなる訳でもなく、
三月になって、桜の蕾が膨らみ始めるまでは、まだまだ
厚手の防寒具が離せません。

所で、今晩、帰宅すると、我が家には、この日の為に準備した
私の苦手な物が待っています。
節分の豆まきでは有りません。私が帰って来たと時を狙って
家人が待ち構えているのでは有りません。

毎年の事とは言え、テーブルの上には、何本かの黒い筒?が
並んでいます。
何かって? そう、もちろん、恵方巻きです。
それがどうしたかって?
もちろん、食べるのです。南南東を向きながら。

しかしながら、この恵方巻き、ちょっと手ごわいのです。
毎年妻が作ってくれるのですが、太巻きの中に一杯具を入れ
更にたっぷりの酢飯が輪をかけて、その姿は、ちょっとした
茶筒の太さです。
片手で持っても、指が回りません。

困った事に、妻は極めて行事に煩く、いつもの様に、3つの
約束を守らされます。
1つは、食べる方向であり、今年は南南東。
2つ目は、口を付けたら、巻き寿司から口を離せません。
3つ目は、食べ終わるまで無言で、その間、水もお茶も摂れません。

コンビニでちょっと買ってくる位のものなら大丈夫ですが、
何故か、太さも長さも一回り以上の大きさです。

今朝も、今年から食べやすい大きさにするか切って食べるかにしようと
何気なく話を持ちかけたのですが、瞬殺されました。

節分として食べる豆の量は、年齢の数であり、今ではかなりの量です。
そして、メインイベントは、この巨大な大筒?を口から離さず、
全て食べきるまで監視されます。

聞くところによると、節分の豆まきは、日本中で行われていたのですが、
恵方巻きがポピュラーになったのは、1998年に、セブンイレブンが
売り出してからとの事です。

そういえば、20年ほど前には、我が家には、こんな行事は無かったのに、
妻の実家では昔からあった様で、東京でも広まって来た事から
我が家でも行う様になったみたいです。

私はお寿司は大好きなのですが、もっと楽しく、口に入る大きさで食べたいのです。
妻の影響か、子供達も、この行事を楽しみにしていて、私が帰って来ると、
全員食べたからと言って、私が四苦八苦して食べるのを面白がって見ています。

いつも最後の恵方巻きを食べるのは私ですから、本当に全員が食べたのか
今まで見たことが無いので疑心暗鬼です。
節分で鬼は去ったとはいえ、妻がこの巨大恵方巻きを食べたとは思えません。
何しろ、妻の口は、本当に小さく、私と対照的で、普段食べる食事の量も
一口で食べる食べ物の大きさも半分以下なのですから。



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