めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

見えない物が見える世界

2016-02-04 11:31:33 | 家族

テレビ番組も、視聴率が落ちてきたり、ネタが尽きてくると
視聴者が驚いたり、怖がったり、不思議に思ったりする
定番の衝撃ネタに頼るものです。

特に、私達は、科学で解明できない事や、思いがけない

事件事故、更には、体験した事のないことについては
思わず飛びついてしまうものです。

私の家族も、御多分に漏れず、この手のネタにはすぐに

興味をしめし、ビデオに録画したり、時間を取ったりと
その真偽に興味を示します。

しかしながら、ちょっと普通の家庭とは違うのは、

これ等の不可思議な出来事に、肯定的な部分が有る事です。
つまり、人の目には見えない物や感じられない事が
我が家のメンバーには理解できるのです。

とは言え、全員ではないので、いつも、この手の番組を見ると

意見が真っ二つに分かれ、時には喧嘩になる事も有ります。
私と娘は、よく不思議な現象や見えない物が見えたり
感じたりしていて、特に妻を混乱させます。

妻は全くその手のものには否定的で、現実に見えるもの

聞こえるものにしか関心が有りません。
しかし、娘は私以上に敏感で、学生の頃は、バイトから帰ると
誰かしら連れてきて、来てほしくないのに勝手に付いて来ると
ぼやきます。
私も、普通に、そいつを早く帰して来る様に娘に言っていると、
妻は、いつもの様に頭を抱えたものでした。
もちろん、妻には全く見えていません。

私も、若い頃は、様々な物が見えていて、周囲から変な目で

見られたものですが、今では、気配は有っても実態は見えません。
そんな事から、例えテレビ番組でも、私達が納得してうなずき
妻が否定する状況が生まれています。

ところが、最近、妻も、この目に見えない世界を信じる出来事が

有りました。
私の田舎に帰省しているとき、ローカル電車に揺られながら
何気なく故郷の山を眺めていると、空に光る丸い物が浮かんでいます。
私が何気なく、UFOが居るよと言って指を指すと、妻の目が止まりました。
見てはならない物を観たような顔で、食い入るように見つめます。
それは、1分程、電車が進んで行っても変わらず北の空に白く浮かび
誰が見ても不自然な姿でした。

昔から何度も見たと言っても信じてもらえなかったのですが、

ようやく妻にも信じてもらえるようになりました。
しかし、時たま見える人の姿や気配は、妻には感じて欲しくありません。
姿かたちもはっきりと見える娘は、外出先から帰って来たとき
家にしばらく居つくその不思議な存在にストレスを感じ、体調を
崩したり、心が不安定になることもあるからです。

何しろ、妻は根っからの怖がりであり、話をするだけで怯えてしまいます。

そういう存在が有ると言うのを日常的に理解している者にとっては
何の怖さも無く、むしろ、人工的に作られたお化け屋敷や映画の方が
ずっと怖いのです。

私達の住む世界の事は何でも解っている様で、まだまだ知らない事が

一杯です。
不気味な事はいいとして、人間も自然も様々な事を知って理解して
全てがこの地球で平等に生かされている事を感じたいものです。



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