めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

十数年ぶりのディズニーランド

2016-01-13 16:46:43 | 家族

昨日は、仕事がお休みという事も有って、久し振りに
と言うより、十数年振りに、ディズニーランドに、妻と一緒に
出かけました。
この日、前日までは、仕事が入っていたのですが、予定が
変更と成り、完全にオフの日と成りました。

更に、私の誕生日とあって、この空いた日をどうするか

前日寝るまで考えていたのですが、突然、頭に、遠いあの日の
家族で過ごした楽しい時間が思い浮かび、急きょ、翌日は
ディズニーランドに行く事と成りました。

子供達も、今では、社会人と成り、それぞれが自分の生活を持ち

滅多に一緒に行動することが無く、かつての様に、家族全員で
遊園地に出かける事も無くなりました。

久し振りの事で、早朝から目が覚め、まるで子供の様に、ウキウキと

準備をすると、妻も、久し振りの御出掛けとあって、いつもより、朝から
活発に支度を始めました。
かつて、長男が幼い頃は、年間、30回を超える程出かけたものですが、
大人に成ると、ディズニーランドの話題すら家族から消えてしまいます。

我が家から現地までは、勝手知ったる道のりであり、幾つか電車やバスを

乗り換えるも、流れる様なコース取りで、気が付けばあっという間に
入場門の前です。
平日とは言え、ここは、本当に人が多いのに驚かされます。
日本中の遊園地が、経営に四苦八苦している中、ここは、いつ来ても
まるでバブルの時の様に賑わっています。

数十年前には、毎週の様に来ていた事も有って、まるで我家の庭の様に

殆どの施設が頭に入っています。
家族で出かけるだけでなく、地方から遊びに来る親戚や友達を案内したり
個人的にすべての施設を知ろうと、シラミ潰しで調査したりと、気が付くと
まるでディズニーランドのスタッフの様に精通していました。

しかし、10年以上も遠ざかると、園内の施設も随分変わっていて

見た事もないアトラクションが出来ていたり、さらには、当然有ったはずの
思い出の施設が消えていたり、内様が変わっていたりと、時の流れを
深く感じる事と成りました。

とは言え、やはり、大人にとっても、夢の国であり、かつてディズニーフリークで

有った事も有り、すぐに、楽しい世界に浸る事と成りました。
オープンした当初は、上京して間もない事も有って、二人共、若くて
まるで恋人同士の様にはしゃいでいたのを覚えていますが、
今、この年になって訪れると、周りの若者たちは全て年下という事も有り、
やや、達観視する、はしゃぎきれない自分にもどかしさを感じました。
二人で一緒に訪れているから良いものの、一人で来たとなれば、恐らく
楽しさと言うより、一抹の寂しさを感じるのではと、思われました。

でも、そんな気持ちと裏腹に、妻はとても楽しそう。

若者と同じように足取りは軽く、昔と同じく、様々なアトラクションに乗り、
私の前でにこやかにポーズを決めます。
何十枚と写真を撮り、入れるだけのアトラクションを体験し、園内を殆ど
くまなく動き回ると、アッと言う間に、夜の帳が辺りを包みます。

しかしながら、正月初めからの温暖な日々は、この日は終り、朝から

手袋が必要なほどの寒さです。
やはり、帰る前には、恒例のエレクトリカルパレードを観なければなりません。
海が近いとあって、寒さは一段とつのり、待っているだけで、身体中が冷え
まるで冷凍庫に入っている様です。

それでも、パレードの沿道には、多くの人が重なるように並んで待ち構え

今や遅しと暗闇の方向を見つめています。
突然、遠くから賑やかな音楽と、煌びやかな電飾の山車がやって来ると、
そこは、眩いばかりのオトギの国です。
何度もシャッターを切りながら、二人の顔は、遠い過去の笑顔です。
パレードが終わると、遅くならない様、足早に駅に向かいます。
遠ざかる光の国を後にして、二人の肩が触れ合いながら、歩を進めます。

午後7時過ぎに家に帰ると、もう体はぐったりとして、楽しかった事よりも

疲れで、一刻も早く風呂に入ることで頭がいっぱいです。
妻が気を利かせ、直ぐにお風呂の準備をしてくれました。
すぐにでも、と思ったのですが、昼から何も食べていなかった事も有り、
帰りに温めれば食べられると思い、東京駅で買ったお弁当を
食べる事になりました。

沢山の種類から二人が選んだ一品は、見るからに美味しそうで、
あっと言う間にお腹に収まりました。

ようやく落ち着いた所で、いよいよゆっくりと疲れを癒すために

入浴となりました。
脱衣場に入り、衣類を取ると、この日の寒さが更に肌を刺激して
全身が凍えるような寒さです。
直ぐに、風呂に飛び込み、ゆっくりと温まる至福の時が待っています。

しかし、風呂場の扉を開けると、何やら様子がおかしいのです。

全裸で寒さをこらえながら、二度見をすると、
何と、何と、湯船には、お湯が全く入っていません。
良く見ると、少し栓が開いています。

当然、大声で叫びました。 お湯が、入っていな~い!!

妻が飛び込んで来て、思わず、しまった!と言う顔をしますが、
直ぐに満面の笑み、反省の色は全く有りません。

私は、急いで、それまで着ていた物をもう一度身にまとい、

思わず、一体、なんて日だ!!と叫ぶと、
妻は、誕生日だ!と笑って返しました。

もう一度、沸し直し、機嫌を直し、ゆっくりと温まっていると、

息子が帰って来ました。
風呂から上がると、なにやら、四角い箱を取りだし、フタを開けると
そこには、私の名前と、誕生日のお祝いメッセージが書かれた
チョコレートのプレートが乗っています。

その後、息子からの誕生祝のプレゼントをもらい、ローソクの火を消し、

ささやかな誕生会となりました。
朝から予定していなかった事の連続でしたが、とても楽しい記念となった
誕生日に、改めて家族への感謝の気持ちが沸き上がって来ました。



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