羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

昨日まで そして 今日から

2020年07月01日 09時03分37秒 | Weblog

自粛生活の3ヶ月は、昨日で終了した、といえるかもしれない。

この間、数十名の方々におおいに助けられた。

そのつながりは、デジタル。

3月中旬過ぎには、いち早く新井英夫さんが「野口体操ch」開設の話をもってきてくださった。

その方法は、なんとZoom であった。

彼曰く「のこす・つたえる・つながる」がテーマだという。

なるほど、私なりに解釈した。

「のこす」は、野口体操のアーカイブ。

「つたえる」は、コロナ禍も含めて、誰しもがいきずらさを感じ、心が折れそうになる不安感に襲われ、いろいろな層で格差が拡大していく現代社会。その問題に目を向けて、野口体操でできることを探る。インクルーシブな社会への発信ができないものか。

「つながる」は、外出自粛で人と自由に会えない今は、デジタルでつながるしかない。孤立せず、ゆるやかなつながりを求めてみよう。

いい言葉じゃない!

 

ほとんど全ての活動が停止している「野口体操の会」の次なる世代への橋渡しとして中心におきたい、と思った。

できることをやる。

できることはなんでもやってみる。

やってだめなら修正し続ければいい。

おかげさまで、心もとなかった当初から、だんだんに慣れてきて、6月27日には会員向け「オンライン野口体操レッスン」を無事に終えることができた。

 

多くの方が「野口体操ch」を見てくださっている。

オンライン野口体操レッスンでは、野口三千三没後23年目にして、野口体操の真髄をディスカッションを通して、言葉にすることができた、というオマケまでついている。(これは別の機会に書きます)

つきあいが長年にわたっている数十名の方々と、デジタル空間であっても、しっかりつながった満足感を、私は得ている。

 

特筆すべきことがある。とりわけZoomホスト役を引き受けてくださった新井英夫さん。何から何までお教えいただいた。野口先生とは一味違った味わいのある良き教育者としての新井さんの資質に触れることができた私は果報者だと思っている。協働作業というものが、どういう実態であるのか、一生徒として教えていただいた3ヶ月だった、と振り返っている。月並みな言い方だが、いくつなっても学ぶのは楽しい!

 

さて、本日から7月である。

いくつもの困難に、遭遇すると思う。

でも、こうした豊かな3ヶ月が、きっと支えてくれると思う。

 

最後に、裏方でしっかり支えてくださった方々に、見守ってくださった方々に、直接デジタル活動に参加してくださった方々に、丸ごと全身からお礼を言いたい。

これまでに感謝 そして これからもよろしく

そう言えば、野口三千三先生の最期の言葉も「よろしくね!」だった。

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