羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

便利さの向こうに……

2008年03月14日 19時09分46秒 | Weblog
 来週の水曜日に世田谷区保健センターに出かける。
 世田谷区では「元気体操リーダー」を養成しているらしい。
 どのようなリーダーかというと、高齢者の健康体操グループへピュアリーダーとして派遣されると、依頼書には書かれていた。
 その「スキルアップ研修会」の講師なのだ。
 しかし、わからない言葉は‘ピュアリーダー’だ。行って見ればわかるだろうから、今日はそのままにしておく。
 で、これはNPO法人が担っている活動らしい。

 そこで、今日は世田谷区保健センターの運動指導員の方から、最後の打ち合わせの電話をいただいた。
「資料は、何かございますか」
「そうですね。いくつかあります」
「紙ですか」
「いえいえPDFでもありますね。添付ファイルでお送りしましょう」

 夕方になって無事に印刷が出来たとメールが入ってきた。
 便利になった。
 PDFは文字や写真、もちろん図版等々も、印刷されたそのままの形で、著者にメール添付ファイルされてきている。それをまた先方にメールで送ることになる。
 以前だったら、いやいやついこの間まで、コピーしたものを封筒に入れて郵便局に持って行き、重さと大きさを測って出てきた料金分を支払って、送るというのが通常だった。

 この便利さに慣れてしまうと、もう戻れない。
 先日も3月末に掲載される記事を入稿前チェックということで、PDFが送られた。
 『毎日が発見』4月号である。
 この取材の日は、雪がちらつく寒い日だったにもかかわらず、4月号にあわせて薄手の桜色の上着を着ていった。オーバーはしっかり暖かいものを選んだ。このくらいの季節の差は大したことはないが3ヶ月前に取材を受けるから、雑誌がでるとき季節は完全に変わっている。

 そんなこんなで現代に生きているって実感を、連日、感じている。
 しかし、インターネットはどこまで、浸透するのだろう。
 便利さと引き換えに、なんだか一番大切なことを失っているような気がする。
 それは同じ部屋にいて同じ空気を吸いながらコミュニケーションをとる、という人間関係の持ち方の基本が置き去りになっていくような……。
 お~怖ッ!
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