羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

暇な時間

2013年02月13日 09時08分35秒 | Weblog
 昨日、遅めの昼食をとった後、こたつに入ってお茶を飲んでいた。
 何となくつけっぱなしのNHKテレビを見ていると、衆院予算委員会で石原慎太郎氏が質問に立った。
「浦島太郎のように戻った暴走老人」と切り出して、「質問は遺言だ」とおっしゃる。
 次第に内容はきわどい領域に踏み込んでいく。
 いったい、どんな答弁をするのか。
 質問者側の後ろでは、テレビ画面にしっかり映る席に陣取っている辻本議員の表情が映し出される。
 
 質問は、周到な準備と、緻密に計算された言葉遣いに支えられたものだということが次第に伝わって来る。
 まさに独演会の装い。
 一時間半をたっぷり超える時間内に、安倍総理は慎重に短い答弁を繰り返していた。

「おい、挑発に乗せられないように、気をつけようぜ!」
 麻生氏との間で、お友達同士の無言のやり取りが、阿吽の呼吸で交わされているのが、時間の経過とともに二人の肩の距離が近づく様にあらわれていった。
 一方、辻本議員は目を見開いて“一言一句も聞き逃すまい”。そうした姿勢をみとられように、と配慮しながらも身構えている。

「あれは何だろう。気にかかるわね」
 通常、パネルが立てかけられる位置に、表面の色が異なる四角いプラスティックとおぼしき物が数個ほどのっていた。
 それは横田基地の軍民共用化の質問になったとき、基地の管制圏を示す模型であることがわかったその瞬間、後ろの席の議員たちが立ちあがったざわざわ感が伝わった。

 主張の賛成・不賛成は別にして、興味深い内容だった。石原流の引用とロジックのたてかたが勉強になりましたね。
 その時、ふと、思ったこと。
「China China」 と強引に連発しなければ、向こう側の総理答弁席に座る方だったかもしれない。
「でも、あの鼻っぱしが、よくも悪くも石原氏を石原氏にしているんだよなぁ~」と、吾が胸の内側でつぶやいたのである。

 で、今朝、FBをひらくと、またまたTさんが、昨年の12月以降に気にかかっていたことについてかかれた記事をシェアしていた。
 ロイターニュースメール『世界経済展望』ーーコラム『円安を容認する米国の地政学的事情ーー武者陵司』である。
“アベノミクス”、これだけが円安・株高の要因ではない、と素人だって思う。
 おりしも隣国からの不穏なニュースが速報として流れたこともあり、一つの考え方として「なるほど」と思いつつ読ませてもらった。
 オバマ氏が最初に大統領に就任して初来日したとき「ドル安を容認する」と発言した東京演説を記憶していただけに、このところの極端な円安に対して米国が容認する姿勢が見られることが、Tさんもおっしゃるように不思議だった。ここにリンクします。お読みになる方は、ぜひ最後まで読んでください。

 というわけで、暇な時間があるということは、日頃、気にかかっていても素通りしてしまうことをじっくり確かめることができるので、いいと思った次第。つい、ブログに書きたくなりました。
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