月並みな言い方だが「光陰矢のごとし」、年末が近づくと、更に時間の流れのテンポがはやくなる。
11月の四週目も、とうとう本日までとなった。
さて、今週、月曜日の出来事。
私は、大学の授業のために朝9時台のJR中央線に乗っていた。
すると新宿駅で警察官が三名乗り込んできた。
彼らの制服の下に隠されている体躯には、相当に筋肉がつき、訓練されているのがわかる。全員、背も高くがっしりとした体格である。顔の表情は、さすがに民主国家の警官らしく、体ほどの厳つさはない。
8時台のラッシュを抜けたこの時間帯になると、四ッ谷駅まででほとんどの乗客は降りてしまい、つり革につかまっている人も少なくなる。
そんなこともあって乗り合わせている客の様子が、つぶさに見えるようになるのだ。
そうなるとはっきりとは見えなかった三名の警察官の腰のものが、‘そこにあること’が、顕れてくる。毎週、ほぼ同じ時間に乗っている朝の通勤電車中、日常の風景のなかに、こうして警官を見ることは稀でなのである。
その日は、彼らが携帯している拳銃が、‘非日常’をもたらしているように見えたのだ。交番や町の巡回に、目にするのとは全く違っていた。これが異国の兵士だったら、とても恐ろしいだろうなぁ~と思った。
「いや、待てよ、もっと怖いのは、隠し持っている銃器や刃物かもしれない」
そんな言葉を頭の中で積み重ねつつ、御茶ノ水駅で私は降車した。
思わず目を凝らして、ドアが閉まりかかった車中をみると、彼らはまだ乗っている。
よく考えれば、武器を携帯した職業の人が、朝の電車に乗っていることが珍しく映る日本の治安は、よいことの証明だ。
その後、隣国に起こったニュース映像を見るにつけ、いちばん大事なことを多くの人が改めて感じたことだろうことを私も思った。
次第に量も増えていく映像に見たものは、民間人が‘自分の身は自分で守る’、守れる範囲の閾は超えてしまうことへの恐怖だ。
‘月並み’であることの大事さを痛感している週末である。
11月の四週目も、とうとう本日までとなった。
さて、今週、月曜日の出来事。
私は、大学の授業のために朝9時台のJR中央線に乗っていた。
すると新宿駅で警察官が三名乗り込んできた。
彼らの制服の下に隠されている体躯には、相当に筋肉がつき、訓練されているのがわかる。全員、背も高くがっしりとした体格である。顔の表情は、さすがに民主国家の警官らしく、体ほどの厳つさはない。
8時台のラッシュを抜けたこの時間帯になると、四ッ谷駅まででほとんどの乗客は降りてしまい、つり革につかまっている人も少なくなる。
そんなこともあって乗り合わせている客の様子が、つぶさに見えるようになるのだ。
そうなるとはっきりとは見えなかった三名の警察官の腰のものが、‘そこにあること’が、顕れてくる。毎週、ほぼ同じ時間に乗っている朝の通勤電車中、日常の風景のなかに、こうして警官を見ることは稀でなのである。
その日は、彼らが携帯している拳銃が、‘非日常’をもたらしているように見えたのだ。交番や町の巡回に、目にするのとは全く違っていた。これが異国の兵士だったら、とても恐ろしいだろうなぁ~と思った。
「いや、待てよ、もっと怖いのは、隠し持っている銃器や刃物かもしれない」
そんな言葉を頭の中で積み重ねつつ、御茶ノ水駅で私は降車した。
思わず目を凝らして、ドアが閉まりかかった車中をみると、彼らはまだ乗っている。
よく考えれば、武器を携帯した職業の人が、朝の電車に乗っていることが珍しく映る日本の治安は、よいことの証明だ。
その後、隣国に起こったニュース映像を見るにつけ、いちばん大事なことを多くの人が改めて感じたことだろうことを私も思った。
次第に量も増えていく映像に見たものは、民間人が‘自分の身は自分で守る’、守れる範囲の閾は超えてしまうことへの恐怖だ。
‘月並み’であることの大事さを痛感している週末である。
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