羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

思い出の連鎖

2008年11月29日 08時10分30秒 | Weblog
 昨日のブログに書いた‘手首強化道具’は、「ジャイロ・エクササイザー」だ、とメールで知らされた。
 いわれてみて思い出した。
 さらにこの製品はヒット商品らしい。
 ネットで買える。

 その時のことを思い出してみると、野口先生は‘ジャイロ’という名称に、とりわけこだわっておられた。
 当時、地球に対する方向性に興味がおありの頃だった。
 
 それからもう一つの興味は、‘球体’‘卵型’、‘円を描く動き’から‘波の動き’、‘螺旋の動き’へつながる道筋。

 実は最近になって所在がわかったものがある。
 それは、昭和20年代後半に、サーカスの玉乗り名人に作ってもらった‘玉乗り用の玉’である。
 野口先生は、それに挑戦されたが、なかなか上手く乗れなかった、と生前語っておられた。

 とにかく重さで‘るくる回るもの’のもつ動きの滑らかさに執着されたようだ。
 「弾み」と「回転」は、野口体操の中で、活かされている

 「回転」で思い出したもう一つ。
『アーカイブス野口体操 野口三千三+養老孟司』の51ページに書いた「フープ」も、くるくる回る道具だ。
 戦時中はパイロットの訓練用であったが、野口先生はそれはそれとして、‘フープ’を使って体験できる身体感覚の楽しさを語ってくれたことがあった。

 かくして‘ソフト・ギムニク’から、くるくる回転して‘思い出の連鎖’がつながる一週間だった。
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