羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

大つごもり

2012年12月31日 07時36分54秒 | Weblog
 一年を振りかえってみる。
 善きこと悪しきこと、記憶のなかを探っていく。
 いくつもの事象がフェードインし、そしてフェードアウトしてゆく。

 今朝、NHKの番組で、久しぶりに吉田秀和さんの声と姿に接した。
 話のバックにグールドが弾くバッハのノン・レガートのピアノが響びいている。 
 ほかにも、おそらく指揮はトスカニーニだろうか。ワーグナーの「トリスタンとイゾルデの前奏曲」が、吉田が愛した音楽の陶酔と甘美さ、相反する冷徹な批評の言語を、精神のうちに昇華させ二つを合体させた一生を暗示しているかのようだった。
 昨日つくった野菜の煮物の味見をしながら、話を聞くのも大つごもりならではの味わい。

 時が溶けてゆく。
 今日だけは時がゆっくり溶けてゆく。
 年内、残された時間は刻々と過ぎゆくが、まだまだ除夜の鐘がなるまでには、たっぷり残っている。

    *********

 さて、最後にお礼を。
 野口体操を伝えることを通して、人に出逢い、人に助けられ、人に支えられ、共に一歩前進の一年を無事に終えることができました。
 ありがとうございました。
 ブログを読んでくださったお一人おひとりにお礼です。
 来年がよい年になりますよう、いや、少しでもよい年にしていきましょう。
 感謝をこめて。
 
 
 
 
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