羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

近況

2017年01月27日 08時17分51秒 | Weblog
 しばらくブログへの書き込みが疎かになっていました。
 いくつかご報告もかねて近況をお知らせします。

 秋学期の授業もテストもすませ、2016年度の成績を出し終えました。
 ホームページ上で発表したい素晴らしいリポートがいくつも提出されました。
 とりわけなかなか難しかったクラスは、今までのなかでいちばんいいクラスに成長し、結果として素敵な関係を築くことができました。秋学期になってからは気合いをいれて準備し、一人ひとりに向き合った甲斐がありました。
 
 いづれにしてもWeb成績入稿といういうのは、慣れてしまうとなんとも便利というか仕事が楽であることを、最近は実感するようになってきましたが、不安感はまったくないわけではありませんが。

 そして先週の木曜日は立教大学の最後の授業のあと、感謝会を開いていただきました。
 本数こそラッキーセブンでしたが誕生日のように蝋燭が立ったケーキやサンドイッチや飲み物が用意されて、2004年から2016年まで、授業を持たせていただいた労をねぎらっていただきました。
 体育担当の先生方の心のこもったメッセージが書かれた寄せ書きや、可憐なブリザードフラワーの記念品を戴きました。
 私の人生のなかで立教で過ごした時間は、かけがいのない宝ものの時間となっています。
 定年を2年延長してつとめさせていただきましたが、ここで無事に卒業できましたこと感謝しています。
 この間、応援し支えてくださった先生方や、授業履修を希望して抽選に応募してくれた学生の皆さんのお蔭で、野口体操が立教に根付いてくれました。
 2017年度4月からは、推薦した新井英夫さんが、後任として授業を引き継いでくれることになったことをご報告できてホッとしているところです。

 さて、このたび1998年の野口三千三先生没後、佐治嘉隆さんのご尽力を得て続けて来た「野口体操の会」の間口を少しだけ拡げて、これまで同様に杉浦康平氏から贈られたロゴマークのもとに「新・野口体操の会」を発足させる準備を整え、会員を募るところまでようやく辿りつきました.
 まずは戴いている年賀状をたよりにして、野口体操にご縁のある方にお声をかけています。
 
 4月からは朝日カルチャーセンター「野口体操講座」も40年目に入ります。
 土曜日と日曜日のクラスは、それぞれに異なった個性で、こちらも和気藹々とした雰囲気で続けることができています。
 
 また、2016年度から始まった中央大学法学部の体育授業(野口体操)も、二年目を迎えることができそうです。

 遅々として進まない亀の歩みですが、いずれにしても次の世代に手渡す準備を本格化させる2017年度の新学期にむけて、準備を始めたいと思っています。
 立春も間近になりました。
 野口先生の祥月命日も近づきました。

 こうして来し方を振りかえると、皆さまの思いに支えられて野口体操の灯火が消えずにいることを、身にしみて感じるこの頃です。
 4月1日には、寛永寺の墓所で泉下の先生に、ご報告をしたいと思っています。
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