羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

明珍・火箸風鈴のこと

2008年11月14日 16時47分01秒 | Weblog
 建替前の家の玄関に「火箸風鈴」が吊るしてあった。
 仮住まいに際して、取り外しタオルにくるんでしまってあった。
 その時すでに錆付いていた。

 先日の話で思い出し、昨晩、ほぼ四年ぶりに開いてみたら、錆がより一層増していた。
 そこで3種類の紙やすりで錆落としを始めた。
 落とすうちに文字が浮かび上がった。

「五十一代」という文字が二本。
「明珍宗之」という文字が二本。

 角ばった火箸と丸みを帯びた火箸の二種類だ。
 そのうち角ばった方は書体も角ばっている「五十一代」と「宗之」。
 丸みを帯びている方は右上がりですこし崩している「五十一代」と「宗之」
 まったく異なった書体だ。
 火箸として使う場合は二本で一膳ということだから、文字も二本で一組でよいわけだ。

 ところで四十八代のあとには、同じ名前を襲名したのだろうか。
 そして五十二代目の現当主が‘宗理’を名乗ったのだろうか。

 そうするとこの火箸風鈴は、一代前の作品を五十二代目が‘風鈴’として使用したのか。
 もう一つの疑問は、そうだとするとこの火箸は‘玉鋼(たまはがね)’が使われてはいないことになりそうだ。

 なんとも不可思議な‘火箸風鈴’が出てきたものである。
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2 コメント

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明珍は黒錆に (どす恋)
2009-09-06 23:32:26
紙ヤスリで錆取りしたのは残念です。黒錆が明珍火箸の地なので、黒錆つけをするといいですよ。
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紙ヤスリ (羽鳥)
2009-09-12 12:20:42
ありがとうございます。
キーワードは黒錆ですか。
その方法はいかにするのでしょう。
返信する

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