スメクタイトの水分散液は、揺変性を見事に見せてくれた。
ゲル状では、千億の昼と百億の夜、そっとそこにい続ける「静けさ」を保つ。
それが、一度、揺すられ振られると、一気にゾル状に変化して流れだす。
今日は、緑と青のビーズを、スメクタイト水分散液に入れてみた。
ここまでたくさん入れてみると「蛙の卵」には見えなくなる。
「もしかしてオパールのような感じになるかもしれない」
思い立って、ライトをかざしてみた。
まったく違う雰囲気。
思わず、ため息がこぼれる。
オパールの遊色の美しさは、この世のものではない。
「比較するほうが間違っている」
人がつけた色の名称は、オパールの色に当てはまるものはない。
炎のように揺らめく遊色たち。
なんとなくあきらめきれずに、ビーズとオパールを何度も見比べてしまう。
「かなり細かいビーズなのに」
大きさの違いは、天と地のほどに違うからだろうか?
そういえば、走査型電子顕微鏡で撮られたオパールの結晶構造は、同じ形のシリカの粒が、整然と並んでいた。
なんでもシリカの粒同士の間隔は、0・2ミクロン。そのためにシリカは0・2ミクロンに近い可視光線を繰り返し反射して強めるのだという。
光がそれぞれの色ごとに異なった方向にはね返されている。
冷たい炎が水の中で、消えることなく燃え盛っている。
オパール効果は、普通の結晶体でも見られるという。ただし、こちらは原子レベルのことなので、間隔も0・2ミクロンの1000倍も小さくて、X線に対して反応するらしい。
成分に水をたたえているオパールは、水が枯れるとひび割れてぼろぼろに崩れてしまうそうだ。
原石のオパールが水の中で美しく燃えるのを見ながら、このブログを書いている幸せ。
水のなかで生まれた鉱物だから、とものの本には書かれている。
「そうか、水なのか……」
再び、ため息。
でもこのため息は、さっきのため息とは違う。
人の命も、また、水に生まれ、水に生かされ、水にただよい、水の中でゆらめく炎なのだ。
人のオパール効果は、愛という光に照らされたときに、輝きを増すものかも……(なんちゃって!)
ゲル状では、千億の昼と百億の夜、そっとそこにい続ける「静けさ」を保つ。
それが、一度、揺すられ振られると、一気にゾル状に変化して流れだす。
今日は、緑と青のビーズを、スメクタイト水分散液に入れてみた。
ここまでたくさん入れてみると「蛙の卵」には見えなくなる。
「もしかしてオパールのような感じになるかもしれない」
思い立って、ライトをかざしてみた。
まったく違う雰囲気。
思わず、ため息がこぼれる。
オパールの遊色の美しさは、この世のものではない。
「比較するほうが間違っている」
人がつけた色の名称は、オパールの色に当てはまるものはない。
炎のように揺らめく遊色たち。
なんとなくあきらめきれずに、ビーズとオパールを何度も見比べてしまう。
「かなり細かいビーズなのに」
大きさの違いは、天と地のほどに違うからだろうか?
そういえば、走査型電子顕微鏡で撮られたオパールの結晶構造は、同じ形のシリカの粒が、整然と並んでいた。
なんでもシリカの粒同士の間隔は、0・2ミクロン。そのためにシリカは0・2ミクロンに近い可視光線を繰り返し反射して強めるのだという。
光がそれぞれの色ごとに異なった方向にはね返されている。
冷たい炎が水の中で、消えることなく燃え盛っている。
オパール効果は、普通の結晶体でも見られるという。ただし、こちらは原子レベルのことなので、間隔も0・2ミクロンの1000倍も小さくて、X線に対して反応するらしい。
成分に水をたたえているオパールは、水が枯れるとひび割れてぼろぼろに崩れてしまうそうだ。
原石のオパールが水の中で美しく燃えるのを見ながら、このブログを書いている幸せ。
水のなかで生まれた鉱物だから、とものの本には書かれている。
「そうか、水なのか……」
再び、ため息。
でもこのため息は、さっきのため息とは違う。
人の命も、また、水に生まれ、水に生かされ、水にただよい、水の中でゆらめく炎なのだ。
人のオパール効果は、愛という光に照らされたときに、輝きを増すものかも……(なんちゃって!)
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