羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

『週刊NY生活』 NY生活プレス社 フリー紙

2009年08月23日 18時36分14秒 | Weblog
 なになに!?
「えっ、なんで虫入り琥珀の写真が、化粧水の宣伝に……」
 バルティック琥珀にナノ化した24金を配合した「琥珀化粧水」の宣伝に思わず目が奪われた。
 琥珀に閉じ込められた虫たちが原型を留めている理由として、琥珀には強い酸化防止力があると考えられる。そこから発想された化粧水だそうだ。
 ちなみに120ml $90.00
 
「まず、はじめにこの宣伝に引きつけられてしまったの、Sさん! ゴメン、ゴメン。あなたが私に紹介してくださった記事もしっかり読んでます」

『若き 創造者たち』と題された人物紹介欄である。
 かいつまんでおこう。
 2009年(平成21年)7月25日(土)23面 [総合]
 ニューヨークで才能を開花させている「若き創造者たち」の一人として片岡昌子さんの仕事振りが短くまとめられている。
 Sさんは、過日、SMAPが出演しているソフトバンクCMについて書いた私のブログを読んでこの記事をくださったという経緯がある。

 片岡さん曰く
「今はデジタルの時代でデジタルの恩恵を受けています。雑音の無いクリアな音はデジタルならではですが、将来必ずアナログのあの温かみのある音を出せる人がこれからの音響を支えると思います」
(そうだ! そうだ! と、共感する私。)
 そのように語る片岡さんは、単身ニューヨークに渡って、現在はフリーランスで音響エンジニアとして活躍しているらしい。

 今や日本女性の海外での活躍は珍しくないのかもしれない。
 とはいえ外国の地で、仕事に恵まれ、自分の居場所を見つけられるまでには相当な苦労をなさったのだろう、と推察できる。
「一番良い音を出す努力」の大文字が紙面に踊っている。
 日本人であるが故に克服しなければならない幾つも関門を通り抜けて、自信をもっておっしゃる言葉に違いない。
 かくして、34歳の若き才能に、エールを贈りながら記事を読み終えた。

 で、他にも‘ところ変われば品かわる’とか、‘ニューヨークでもそうなのか’と頷けることまで、多様な記事を面白く読んだ。
 日本人芸術家の寄稿記事も載っている。
 
 ご紹介しよう。
『週刊NY生活』無料紙 NY生活プレス社 ニューヨークで発行されている日本語で書かれているフリー紙である。
「日本経済新聞」と共にニューヨーク地区3州とオハイオ、ワシントンDCで配達され、NJ州とウエストチェスター郡では「朝日新聞」にも折り込まれている、とある。

 では、日本では手にはいらないのか、というとそうではないことに驚いた。
 紀伊國屋書店(新宿本店、大手町ビル、渋谷、玉川高島屋、国分寺、大阪本町、福岡、札幌)で無料配布し、六本木ヒルズ内NY市観光局東京事務所、東大図書館でも閲覧できる、とある。

 広告で支えられているフリー紙だ。
 その広告も面白い。
 もちろん記事は子供からお年寄り向きまで網羅されていて、海外に暮らす日本人の暮らしの息遣いが伝わってくる。

 デジタル版は世界のどこでもPDF印刷だそうだ。(実はHPはまだ見ていません)。興味のある方は以下のアドレスでのぞいてみてください。

  『週刊NY生活』 URL:http://www.nyseikatsu.com
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