羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

思う、想う、憶うことごと

2011年12月31日 16時08分27秒 | Weblog
 あり得ない、未曾有、想定外、そういった言葉が現実のこととして起こった今年。
 そうした出来事に遭遇して、人間の奢りへの警鐘を誰もが理屈でなく受け止めた今年。
 個人の力では何も出来ない、しかし個人が集まれば何かが動くことを知った今年。

 大切な人々を鬼籍におくった今年。
 そのなかで失うことばかりではなく、得ることも多かった今年。
 皆様のお蔭で、野口体操の灯火を消さずに生き延びた今年。
 
 来る年は、少しの勇気とがむしゃらにならない程度の気概をもって、与えられたミッションを続けられたらよいと思う。
 来る年は、喩えれば繭から糸を紡ぎ出し、これから色を染める行程にはいるのだと想う。
 来る年に、からだが潜めている可能性を、体操を通して一つずつ顕わしていく経糸と緯糸の模様を憶う。
 
 来る年が、よき年になりますように、幸多かれと祈る大晦日も八時間をきりました。
 
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