日曜日の朝カルレッスンに、6個の卵の中にゆで卵を交えた中から、目で見るだけで、どれが“ゆで卵か”を当ててもらいました。
ほとんどのかたが正確に、生とゆで卵を見分けられました。
そこから自然の形と人が卵形に作り上げたものとの比較をしてもらいます。
自然の卵の形も、一個ずつよく見ると微妙に違うことは、誰でも知っています。
ただし、その気になって、見比べると形の違いに驚きます。
そして、人の手になるものは、どんなに似せようとして作り出しても、カーブ・曲線が微妙に自然とは違うことに気づかされます。
木製、陶器製、自然石、堆朱、江戸独楽福島さんの轆轤で作られたもの。
彩色されているもの、無垢・無彩色もの、作られた国も多様。
同じ大きさに作られている木の卵でも、木の種類によって、手に持った時の重さ
や、木目を見てみるとその密度の違いにも気付かされます。
素直に、嬉しい声があがります。
それぞれが自分の手にしっくりくる玉子を見つけます。
愛着が湧くとは、このこと!
国もヨーロッパ、アフリカ、日本、それそれの色使い。紋様の特徴など、見比べる楽しさも参加された方々を魅了します。
手にとってよく眺め、それから独楽として回します。
やめられなくなります。
一つ一つその時その時に、微妙な反応を独楽が見せてくれることが楽しい。
ただ、回すだけなのに、思うようにいかないかったり、びっくりするほど綺麗な逆立ち独楽として回ってくれたり。
そのそばで生卵を立てることに集中する人も出てきました。
遊びの本質!
単純であるほど、人を熱中させることが実証されました。
最初からすぐできてしまうのでは面白くない。
繰り返すたびに思いがけない関係が生まれることもおもちゃの魅力。
ゆで卵も回してみます。綺麗に、回ります。
生卵を回す人まで現れて、皆さん息をのむ。
これが体操?
これも体操!
新規の若い女性数名、標高1200メートルに暮らしながら木こりをしている長野県在住の男性もいらして、活気あふれる時間でした。
この男性は、新宿駅の別れ際に「日曜クラスに入会します」と言葉を残してくれました!
蔵開き、鏡開き、寒稽古ならぬ玉子独楽まわしで遊んだ、正月15日朝カルレッスンのご報告でした。
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